【コウモリに有効!?】対策グッズでコウモリを近寄らせないコツ

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 皆さんはコウモリの被害を受けた事はありますか?

既に被害に遭っていると言う方もいれば「そもそもコウモリの被害がある事を初めて知った」という方もいらっしゃるかもしれません。コウモリの対策の為に色々グッズを買おうと思っても、そもそもどんなグッズが良いのか分からなかったり現状どういう対策グッズがお勧めなのか分からない…といったお悩みも多いかと思います。

 今回はそんなコウモリによる主な被害と、状況に合わせたお勧めグッズを解説していきます。

コウモリってどんな生き物?私達の身近に住む小さな害獣

 そもそも日本で被害を巻き起こすコウモリは何種類いるのでしょうか?実はコウモリの生態自体をよく知らない…といった方も多いのではないかと思います。

ここでは復習もかねて、日本に住むコウモリの生態についてお話していきます。

 さて日本に生息するコウモリは実際何種類いるのでしょうか?実は日本に生息し、私達の生活に悪影響を及ぼすコウモリは一種類だけなのです。その名もアブラコウモリ。

 アブラコウモリは日本に生息するコウモリの一種で別名家コウモリと呼ばれる程、私達の生活圏に侵入し暮らすコウモリです。体長は約4cn~6cmと非常に小さく焦げ茶色や黒褐色の身体が特徴的です。

 夜行性であり、昆虫などを主食としています。

 橋の下や大型倉庫などにも生息していますが、天井裏や換気口を住みかにする事も多いようです。

コウモリが引き起こす被害事例とは?

 さて、アブラコウモリの生態を把握した所で次はアブラコウモリによる被害について解説していきましょう。

被害の実情を知る事で、コウモリ対策の中身もより正確に組み立てられます。

騒音被害

 コウモリが住み着く事によって起こる最大の被害が騒音です。

コウモリは夜行性なので基本私達が寝静まる深夜に活動をします。また空を飛ぶ為バサバサと羽ばたく音が非常にうるさいのです。それだけでも厄介なのにコウモリは住み着いてしまうと集団で生活をする為、万が一放置してしまうと、とんでもない数のコウモリが深夜に羽ばたき余計うるさくなってしまいます。

 この羽ばたく音によって睡眠が阻害され、睡眠不足や睡眠障害を引き起こしたり酷い場合ノイローゼを発症するケースもあります。また、睡眠不足や睡眠障害によって招かれるストレスや免疫の低下が更なる病気の発症に繋がる事もあるので、コウモリが住み着いてる可能性がある場合速やかに対策する事をお勧めします。

健康被害

 コウモリが住み着く事によって被害は騒音だけではありません。コウモリは身体や糞尿に様々な病原菌やウイルスを保有しており、中には未知のウイルスも存在する可能性があると言われています。中には命に関わる病気もある為対策は必須と言えるでしょう。

 ここではコウモリが主にどんな菌やウイルスを保有しているのかを三つに絞って解説していきます。

SARS

 この記事を読んでる皆さんの中には耳にした事がある方も多いのではないでしょうか。急速に悪化させる肺炎を引き起こすというSARSは2003年に世界規模で流行した病気です。

 症状としては主に発熱や悪寒などインフルエンザに近い症状が現れます。その後、肺炎へと症状が変化します。

八割は症状が改善すると言われていますが、場合によっては急性呼吸窮迫症候群に陥り死亡するケースもある大変恐ろしい病気です。

このSARSも、コウモリが保有している可能性があると言われています。もし、コウモリを見つけても素手で触るという事は絶対にしないでくださいね。

エボラ出血熱

 あのエボラ出血熱を引き起こすエボラウイルスもコウモリが保有している可能性があると言われているウイルスのひとつです。

症状としては、強い倦怠感や発熱、頭痛などが現れ全身の発疹や嘔吐などに繋がる事も多く、重症化すると多臓器への悪影響も引き起こします。エボラ熱はアフリカに生息する野生動物から人間に感染したと言われていますが、日本に住むコウモリが必ずしも持っていないというわけではないので注意が必要になります。

狂犬病ウイルス

 狂犬病ウイルスもコウモリが保有している可能性があると考えられています。致死率がほぼ100%という大変恐ろしい病気であり、症状として発熱や頭痛、悪寒といった風邪に似た症状からおよそ一週間経つと狂犬病特有の症状が現れると言われています。最終的に不整脈などの臓器障害を経て死に至ると言われています。

 現在日本での感染は確認されていませんが、コウモリが保有している可能性がある以上コウモリを見つけても決して素手では触らず、適切な対処を行ってくださいね。

建物の汚損被害

 コウモリの被害は健康への影響だけに留まりません。コウモリが屋根裏などで排泄をする事によって木製素材などの腐敗に繋がったり、老朽化を進めてしまう原因にもなりかねません。またコウモリを放置する事によって想定外の修繕費が掛かってしまったという報告も挙がっていますので、コウモリが住み着いている可能性を疑ったらすぐに専門の業者に依頼する事をお勧めします。

コウモリに効果的!?有効な対策グッズを紹介

 さて、ここまでコウモリが引き起こす私達の生活圏への悪影響について解説してきました。続いてはいよいよコウモリの対策グッズの紹介に移っていきます。

 現在は様々な対策グッズが売られていますが物によってその効果は様々であり、長く使いすぎてしまうとコウモリ側が対策グッズに慣れてしまい効果がなくなった…という事にもなりかねません。状況やコウモリの反応に応じて手段を細かく変えていくのも対策グッズを上手く使いこなす方法のひとつです。

目の細かい防虫ネットや金網

コウモリの侵入経路が明らかになっている場合、目の細かい防虫ネットや金網で侵入口を塞いでしまうのも効果的です。コウモリの侵入経路は換気扇や屋根の隙間、エアコンの配管導入口などですので経路を完璧に塞いでしまえば、コウモリの侵入は難しくなるでしょう。

 いずれもお近くのホームセンターや通販などでお買い求めいただけるので、是非一度検討してみてください。ただし集合住宅にお住まいの方は場合によってネット禁止になっているかもしれないので事前に管理人さんとよく相談してくださいね。

 また、コウモリは1~2cmの隙間があれば簡単に侵入できてしまうので、1cmから2cmの隙間は隙間パテやシーリング剤などで埋めるといいでしょう。こちらもお近くのホームセンターなどでお求めが可能です。

LED証明

 本来コウモリは夜行性であり、光は苦手とされています。LEDライトをコウモリが出入りしている可能性がある箇所に設置する事でコウモリの活動を減らす事が可能になります。

 しかし日本に住むアブラコウモリは光に対する耐性があり、通常の光では効果が無いと言われているので対策にはLEDライトを利用しましょう。

 完全なる解決法とまではいきませんが、応急処置には役に立ちます。

忌避剤

 此方もホームセンターなどでお求めいただけます。現在は様々な種類のものがあり、利用箇所や状況に応じてタイプも変わってきますので是非一度自分の状況に合わせた忌避剤を探してみてください。現在コウモリは法律で保護されている絶滅危惧種であり、無断での殺傷や捕獲は刑事罰にあたります。なので毒餌等の使用が不可能に近い分、様々な忌避剤を駆使してコウモリを追い出す事が大切になります。

 ですが無理は禁物です。下手に手を出した人間がコウモリに咬まれるという被害事例もありますので、グッズだけではなく是非専門業者への依頼も検討してみてくださいね。

まとめ

 コウモリの対策グッズ紹介、いかがだったでしょうか?今回紹介したグッズはいずれも根本的な解決には向きませんが、コウモリを遠ざけることは可能です。自分のライフスタイルに合わせたグッズを使い、コウモリの対策を行っていきましょう。コウモリのグッズ以外での対策は別の記事にて紹介しておりますので是非そちらも併せてご一読くださいね。

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