「まさか自分が害獣被害に遭うなんて…」右も左も分からない方へ、害獣駆除業者の選び方をご紹介【口コミ】

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前書き

害獣駆除。
もちろん聞いたことのある言葉だけど、まさか自分が被害に遭うなんて考えもしなかった…。
害獣被害に遭われた方は、多くの場合そのように思われるはずです。
たしかに、害獣に棲みつかれた!なんて経験する可能性は決して高いとは言えませんが、自分には関係ないと高を括っていられるほど稀な出来事ではありません。
今回は、突然の害獣被害に遭って、「すぐになんとかしたいけど、何をしたらいいのか分からない!」とお悩みの方に向けて、被害を最小限に抑えるためのアドバイスをさせて頂きたいと思います。

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ちょっと前から、天井裏から変な音がするな…って思ってたの。
まさか。気のせいだろう。って自分に言い聞かせてたけど、つい昨日、ネズミが家の外壁の隙間から出入りする瞬間を見てしまったわ…。

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それは大変お気の毒でしたね…。
実際に家の内部を行き来するネズミを見たのなら、ほぼ100%棲みつかれているでしょう。
確認のためにも、すぐに業者に調査してもらう事をオススメします!

害獣被害とは?

害獣被害とは、野生動物(害獣とも呼ばれる)が引き起こす問題とその被害のことを言います
害獣被害=田舎の話、というイメージを持たれがちですが、野生動物とは無縁の生活を送っている人の身にも突然起こりうる問題です。
まず、この害獣被害がどういうものなのか、具体的に見てまいりましょう。

害獣被害の具体例

農業被害

鳥獣が農作物を食べたり、田畑を荒らしたり、ビニールハウスを破壊するなどの行為があります。
例えば、平成27年度のシカによる農業被害額は59億6100万円にも上り、野生動物による食害全体の実に33.77%を占めています。

家屋被害

動物が家屋に侵入することで起こる被害です。
フンや尿による悪臭柱や外壁が齧られるといった建物の構造そのものへの被害が挙げられ、経済的な損害が非常に大きいです。

生態系への被害

これは特に森林において顕著で、シカやカモシカ等の動物が生育途中の若い木を食べてしまったり、樹皮を剥いでしまうことで生態系ピラミッドへ深刻な影響を与えることがあります。
また、樹木の枯れたはげ山は土砂崩れなどの原因にもなります。

人的被害

これは、獣が人を咬んだり引っ掻いたりすることで発生する直接的な被害と、獣を媒介にして感染症が広まるような間接的な被害があります。

そもそも害獣って?

害獣とは野生動物のうち、上に示したような人間への被害・人間の資産への被害などを引き起こす動物達のことを指します。
具体的に害獣とされる動物の基準は曖昧で、国や地域によっても異なりますが、日本では主に以下のような生物が害獣であるとされています。

ネズミ

ネズミは多くの病原菌を持っているため、住み着かれると家は不衛生な環境になり、さまざまな健康被害をもたらします。
また、ネズミは成長する歯を削るために様々なものをかじる習性があり、これにより住宅や家財への影響が出てきます。
ネズミが住宅に住み着くと、ネズミを捕食しようと蛇やイタチまでもが家屋に浸入するという二次被害が発生します。

コウモリ

コウモリは、民家の屋根裏や倉庫、ビルの中などに住みつくことが多く、人に被害を与えることがあります。
コウモリは外が明るいうちは住みかでじっとしていることが多く、同じ場所に糞をし続けるため、天井から糞が染み出してきたり、乾燥した糞が空気中に飛散して感染症を引き起こすというような事故が引き起こします。
また、コウモリ自体にノミやダニなどが寄生していることが多く、布団などに侵入し二次被害を与える事例も多くあります。

ハクビシン

ハクビシンは、農作物への被害や住宅への侵入によるものが典型的な被害として挙げられます。
屋根の隙間や通気口から内部へ侵入し、ねぐらとする可能性もあります。

イタチ

イタチによる害獣被害としては、畑の野菜や農作物が食べられる被害、屋根裏の断熱材を荒らされる被害、天井裏を駆け回る騒音被害、フンや尿による悪臭被害、ノミやダニ、菌による病気や感染症による被害など、様々なものがあります。
また、イタチは「鳥獣保護管理法」という法律で保護されているため、勝手に駆除・退治および捕獲することはできません。

シカ

野生動物による森林被害面積は全国で年間約5〜7000haで推移しており、このうち約6割がシカによる枝葉や樹皮への食害による被害です。
また、農業に最も大きな被害を与えている動物もシカであり、シカによる農業被害額は59億6100万円にも上り、野生動物による食害全体の実に33.77%を占めています

イノシシ

イノシシは農作物を食べたり、農地を荒すことがあり、2019年の全国のイノシシによる農作物被害金額は約46億円にも達しました。
イノシシは70kg以上の体重があり、時速45kmで走ることも可能です。
そのため、イノシシが全力で突撃すると、成人男性でも大腿動脈を破られて失血死する可能性が考えられます。

カラス

カラスは生ゴミを狙い、エサが得られる場所の近くに巣を作ります。
そのため、生ゴミはカラスに非常に狙われやすく、カラスによって生ゴミが漁られた結果、ゴミが散らばってしまうことがあります。
街中に生息し残飯を主に狙うのはハシブトガラスと呼ばれるカラスです。
カラスが人を襲う可能性は高くはありませんが、非常に高い知能を持っているため、個人を特定して攻撃対象とする事例も見られます。

アライグマ

アライグマは果樹や野菜、飼料作物などを食べることで農業被害を引き起こします。
また、家屋侵入による建物の破損や糞尿による汚損等(特に天井裏)の被害が大きな問題となっています。
アライグマは多くの病原菌や害虫を持っており、これらが人間に感染すると、アレルギー症状やぜんそくなどの健康問題を引き起こす可能性があります。

害獣被害への対処法

事後処理

捕獲機を使う

捕獲機は、被害を引き起こす個体を効率よく捕獲することが可能です。
これにより、害獣の数を減らすだけでなく、特定の問題を引き起こす個体を特定して対処することができます。
一部の捕獲機はICTを活用して、イノシシなどが掛かったときにスマートフォンなどに画像や位置情報が届くようになっており、見回りの負担を劇的に減らすことができます。

忌避剤を使う

害獣を寄せつけないために、害獣が嫌がる臭いを放つ忌避剤があります。
主に木タールなどの天然素材を使用しており、人や土壌にも安全です。
ただし、ペットにも不快に感じられる可能性があります

予防策

ゴミの管理

入居者が生ゴミをベランダや敷地内に置きっぱなしにする事が害獣被害の原因となるケースも見られます。
エサが豊富な場所は、害獣にとって住処の候補になりやすいでしょう。

侵入経路を塞ぐ

害獣が家に侵入する経路を特定し、その経路を封鎖することが重要です。
侵入経路としては、外壁の劣化部分や穴が開いている場所、屋根が重なっている場所、通風口などが考えられます。
ハクビシンは体が非常に柔らかく、一辺が8cm以上の穴であれば成獣でも侵入してきます。

自分でやるか、専門業者に任せるか

害獣への対応を迫られた時、自分で何とかするのか、業者へ任せてしまうのか…悩んでしまいがちかもしれません。
自分で出来ることの範囲を見極めた上で判断する必要があります。

自分で出来ること

自分で害獣駆除を試みる場合、以下のステップを踏むことが考えられます:

  1. 侵入ルートの確認:まず最初に、どこから害獣が侵入しているのかを見つけ出します。足跡や被害のある場所をチェックすると良いでしょう。
  2. 捕獲器具の設置:自治体から許可を得た上で、捕獲器具を設置します。侵入ルートやその近くに設置すると効果的です。
  3. エサの用意:捕獲器具の中には、害獣が好むエサを用意します。
  4. 手袋の使用:エサを設置したり捕獲器具を扱う際には、感染症予防のために手袋を着用することが推奨されます。
  5. 忌避剤の利用:市販の忌避剤を使って、害獣を追い払うことも一つの選択肢です。

自分で害獣駆除を行う際には注意が必要です。野生動物は法律で保護されており、特定の種類以外は無許可での駆除や捕獲が禁じられています。違反した場合、罰金や懲役の刑が科せられる可能性があります。そのため、必ず自治体に申請して許可を得るか、専門業者に依頼することをおすすめします。

専門業者に依頼するべき理由

獣駆除をプロの業者に依頼する理由はいくつかあります:

  1. 専門知識と経験:プロの業者は、害獣の生態や行動、そして駆除方法についての深い理解と豊富な経験を持っています。これにより、効果的かつ安全に害獣を駆除することができます。
  2. 法規制の遵守:害獣駆除は法律で規定されており、許可が必要な場合もあります。プロの業者はこれらの法律を遵守し、適切な手続きを行います。
  3. 再発予防:プロの業者は、駆除だけでなく、再発予防策も提供します。これにより、同じ問題が再度起こることを防ぐことができます。
  4. 清掃と衛生管理:害獣駆除後には清掃や消毒が必要な場合があります。プロの業者はこれらの作業も行い、衛生的な状態を維持することができます。
  5. コストパフォーマンス:自社で施工が可能な専門業者は、余計な費用をかけずにリーズナブルな料金で作業を依頼することができます。

これらの理由から、害獣駆除は専門業者に依頼することが推奨されます。
ただし、業者を選ぶ際には信頼性やサービス内容を確認することが重要です。

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なんとか自分で駆除できないか考えてたけど、無理せず業者に任せた方が良さそうね。
でも、数ある業者の中から1つの業者を選ぶなんて難しいわ…。

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ご安心ください!
対応範囲、料金、口コミなど、様々な観点から駆除業者を選ぶことになりますが、気を付けるべきポイントは限られています。

害獣駆除業者を探す

害獣駆除業者を探す方法を3つに大別し、以下に詳しく解説します。

知り合いのつて

あなたの身の回りに実際に害獣駆除業者に依頼した経験のある方がいれば、その業者の施工品質や料金について聞いてみるのが良いでしょう。
たとえ広告や自社サイトで低価格や高品質を謳っていたとしても、それが信用に値する情報かどうかは分かりません。
その点、実際に施工を受けた経験がある方の場合、宣伝でもサクラの高評価レビューでもない生の評価を聞く事ができます。

チラシなどの広告

害獣駆除業者がチラシや新聞広告でサービスを宣伝しているケースもあります。
チラシ・新聞広告はともに配達地域を指定して配られるものなので、あなたの自宅のポストにチラシが入っていた場合、そのチラシに書かれた害獣駆除サービスの対象地域にあなたの自宅が含まれているという事です。
基本的にどの業者も対応範囲が限定されているので、チラシや新聞広告を見て業者を選択すれば、そうした心配は無用というわけです。

インターネット

はじめて害獣駆除を依頼する方の場合、費用の相場やサービスの範囲についてご存じでないケースがほとんどかと思います。
しかし、事前知識が無い状態でむやみに業者へ依頼すると、必要以上に高額な費用を吹っ掛けられたりする可能性もあります。
そのため、何かしらの施工を依頼する場合は、複数の業者のサービス・料金を比較することが大事になります。
そうした比較を行うのであれば、やはりインターネット上で様々な業者について調べるのが効果的でしょう。
最近では、様々なジャンルの業者のサービス・料金を簡単に検索できる、専用の「価格比較サイト」があり、検索エンジンで業者ごとにサイトを確認していくという従来の検索方法よりも、より手軽な比較が可能になっています。
また、このような価格比較サイトには「レビュー機能」が存在し、利用したユーザーの業者に対する口コミが公開されているので、高評価の数などから優良な業者の目安を付けることが出来るのです。

悪徳業者に注意!

たとえ慎重に業者選びしても、トラブルに巻き込まれる可能性は決して低くありません。
面倒事にならない為にも、トラブルの典型例をあらかじめ知っておくべきでしょう。

トラブルの具体例

施工に関するトラブル

不必要な改修

害獣による被害の修復としてリフォームが必要なケースがありますが、本来必要でない改修を提案する業者が一部に存在します
駆除料金が極端に安い業者は、付随するリフォームで法外な請求を行っている可能性があります。

アフターケアの不足

害獣駆除後に再び被害が発生する事例が報告されています。
これは、駆除後の消毒や予防措置などのアフターケアが適切に行われなかった結果です。

料金を巡るトラブル

過剰な見積もり

業者が無料で行った下見の結果を基に、高額な見積もりを提示し、すぐに契約を進めようとすることがあります。
依頼者が契約をためらうと、業者は家が崩壊する可能性を示唆して契約を迫ることがあります。

広告と異なる請求

「いまどき、あからさまな虚偽広告で集客するような業者なんて無いんじゃないの…?」
そうお考えの方もいらっしゃる事でしょう。
たしかに現在では、こうしたトラブルに対応する行政窓口が充実するなど、最低限の消費者保護が進んだりしていますが、これらの事実を知らない人を標的にした悪質な請求は依然として存在します。
広告を見る際には、目立たない場所に記載された但し書きなどに注目するよう意識しましょう。

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専門業者に依頼したいって考えてるけど、
こんなトラブルに巻き込まれるのはごめんよ。
なにかこう、悪徳業者を見極めるコツってないのかしら…?

悪徳業者の特徴

トラブルに巻き込まれないためにも、悪徳業者かどうかを見抜くポイントが知りたいですよね。
以下に、いくつかのポイントを簡単にご紹介します。

極端に安い料金設定

業者に依頼する場合であっても、できるだけ出費を抑えたいと考えるのが人間の性です。
しかし、相場から大きくかけ離れた「安すぎる料金」には注意が必要です。
新規顧客を獲得するためにウソの料金を広告に掲載しているケースなどが考えられ、施工後に予想外な請求を受ける可能性があります。
ですので、インターネットで様々な業者の料金を比較して、大まかな相場を把握してから業者の選定を行うべきでしょう。
例えば、相場の半分の料金を謳う業者などには注意が必要です。

不安を煽る営業

見積もりや調査を依頼した際の営業トークに、悪徳業者ならではの特徴が出ることもあります。
例えば、依頼主様が害獣の生態について無知であることを利用して、「放置すればさらに深刻になる」など、必要以上に不安を煽るのが悪徳業者の常套手段です。
それが事実であれば問題ないのですが、害獣の生態上ありえないような危険性を示唆し契約を迫る、といったケースも散見されます。
また、「スケジュールがいっぱいなので、今が無理なら次は数か月後になる」とか「今この場での契約なら、特別にお値引きします!」といった言い回しで、依頼主様の冷静な判断を阻害するような手段をとる業者も存在します。

調査時間が短い

害獣駆除の過程では、害獣の特定や侵入ルートの調査など、時間を要する作業が含まれます。
家の大きさや構造によりますが、徹底的な調査を行うためには約1~2時間は見込むべきでしょう。
したがって、調査時間が極端に短い場合は、不正な業者である可能性が高いと警戒するべきです。
不正な業者によるトラブルの中には、調査時間が不足していたという事例も多く見受けられます。

気をつけるべきポイント

対応動物

依頼する前に、その業者がどのような害獣駆除に対応しているか確認しておきましょう。
例えば、依頼主様が自宅に棲みついているタヌキをアライグマだと勘違いして業者を呼んでしまった場合、タヌキ駆除の経験の無い業者がそのまま施工を行ってしまうかもしれません。
決して不可能ではないですが、再発防止などの観点からも、より専門的な業者に任せるのが賢明でしょう。

見積もりの詳細

信頼できる業者は、追加の作業が必要になった場合でも、その都度依頼者に報告します。
しかし、不正な業者は作業内容や費用を曖昧にすることで、本来必要でない作業を無断で追加し、高額な請求を行うことがあります。
そのため、業者に全てを任せるのではなく、作業内容や費用をしっかりと確認することが重要です。
依頼者が害獣駆除について詳しくない場合でも、作業内容や費用を丁寧に説明してくれるかどうかは、不正な業者を見抜く重要なポイントとなります。

保障の有無

業者が提供する保証の充実度は、その業者が自社の害獣駆除に自信を持っているかどうかを判断するための重要な指標となります。
害獣駆除が不十分であれば、無料の保証を提供している業者は大きな損失を被ることになります。
逆説的に言うと、無料の保証を提供する業者には、害獣被害が再発しないという自信があるという事になるのです。
悪質な業者では、再発時の費用を請求するために意図的に害獣駆除を不完全に行うこともあるため、不正な業者を避けるためにも、保証の有無は確認しておくべきです

最後に…

解説は以上になりますが、いかがだったでしょうか。
害獣駆除の必要がある場合は専門の業者に任せることをオススメしますが、業者選びには注意が必要です。
不運にも害獣被害に遭われてしまった方は、慌てて依頼先を探さず、慎重になって業者選びを行ってください。

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すっごく勉強になったわ!
無知なまま依頼するのは恐ろしいわね。
ここで学んだことを活かして、慎重に業者選びしてみるわ。

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お力になれて、とても光栄です!
当サイトでは他にも害獣駆除に関する様々な情報を発信しておりますので、お困りの際はぜひご活用ください!

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