コウモリが嫌がるものはなに?駆除に使えるアイテムと使用方法を解説!

害獣・害虫別

コウモリが嫌がるものをお探しですか?

コウモリが嫌がるものを使うことで、一時的にコウモリを追い出すことができるでしょう。一方で、根本的な解決にはなりません。

この記事では、コウモリが嫌がるアイテムと使用手順、コウモリ被害を根本的に解決するための方法について解説します。コウモリ被害を解決したい方は、ぜひ最後までご覧ください。

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コウモリが嫌がるものは?各アイテムについて解説

コウモリが嫌がるものは?各アイテムについて解説

コウモリが嫌がるアイテムとして、以下の4つが挙げられます。

・ハッカやナフタレンのニオイ
・忌避剤
・【一時的】LEDライト
・【一時的】超音波

それぞれ見ていきましょう。

ハッカやナフタレンのニオイ

コウモリが嫌がるものの1つが、ハッカやナフタレンのニオイです。

ハッカは、爽やかなニオイが特徴の植物で、英語ではミントと呼ばれます。またナフタレンは、防虫剤としてご存じの方も多いでしょう。特有のニオイをもっており、タンスやロッカー内に入れることで衣類が虫に食われるのを防げます。

嗅覚の鋭いコウモリは、ハッカやナフタレンの特徴的なニオイを嫌うため、コウモリ対策に一定の効果が得られるでしょう。

強いニオイを嫌うコウモリに対しては、木酢液も一定の効果があります。コウモリ対策への木酢液の効果については、以下の記事をご覧ください。

参考:北海道ホームページ「ハッカ(薄荷)」
参考:環境省「[14]ナフタレン」

忌避剤

「忌避剤」は、人にとって不快感や健康被害をあたえるコウモリやゴキブリなどの害獣・害虫を寄せ付けないために用いる薬剤です。

忌避剤はホームセンターやドラッグストアで購入できます。種類も豊富で、スプレータイプを侵入経路に噴射したり、ジェルタイプをコウモリがよく集る軒下などにかけたりすることで対策が可能です。また固形タイプのものは、忌避効果が長続きしやすいでしょう。

参考:大阪府ホームページ「殺虫剤・忌避剤」

【一時的】LEDライト

LEDライトも、コウモリが嫌がるものの1つです。

コウモリは夜行性の生物であり、光を好みません。LEDライトの光を、コウモリが集まる場所に照射することで、一時的なコウモリ対策になります。

なお、日本でよく見る「アブラコウモリ」は、光への耐性があると言われているため、普通のライトでは効果が限定的です。光が強いLEDライトを選ぶと良いでしょう。

【一時的】超音波

超音波を発生させることでも、コウモリ対策に一定の効果が得られます。

夜行性のコウモリは、超音波を発して障害物との距離を測ったり、エサを捕まえたりすることが可能です。コウモリの発する周波数に近い超音波を出すことで、コウモリが活動しにくい環境を作り出せます。

コウモリ対策への超音波の効果について詳しく知りたい方は、以下の記事もご覧ください。

コウモリの嫌がるものを使った駆除の手順

コウモリの嫌がるものを使った駆除の手順

コウモリが嫌がるものを使った、具体的な駆除の手順を解説します。

ハッカやナフタレンを使ってコウモリを追い出す手順

ニオイの強いハッカやナフタレンを使ってコウモリを追い出す手順は、以下の通りです。

手順1.コウモリの侵入経路を特定する
手順2.ハッカやナフタレンを使う
手順3.状況に応じて追加で対応する

まず、コウモリの侵入経路を特定します。屋根や外壁の隙間、室外機の配管など、コウモリが入れる隙間を重点的に確認してください。次に、特定した侵入経路をもとに、ハッカやナフタレンを効果的な場所に使ってコウモリを追い出しましょう。状況に応じて、ハッカやナフタレンを追加で使うのもポイントです。

コウモリの活動の変化を確認しながら、ハッカやナフタレンを効果的に用いましょう。

【タイプ別】忌避剤の使用手順

忌避剤はスプレータイプや固形タイプなど、種類が豊富です。基本的には、コウモリの侵入経路や集まりやすい場所を特定し、対象箇所に重点的に使いましょう。

特にスプレータイプは、小さい壁の隙間や屋根裏などに噴射すると効果的です。固形タイプは、対象箇所にニオイが流れるよう、風上に置くことを意識すると良いでしょう。

LEDライトの効果的な使用手順

LEDライトは、以下の手順で使用すると効果的です。

手順1.コウモリの侵入経路や集まる場所を特定する
手順2.暗くなる前から、対象箇所にできるだけ近くから照射する

すでに壁の隙間などにコウモリが巣を作っている場合には、隙間の奥に光が当たるように照射します。その際には、驚いて外に出てくるコウモリに注意しましょう。

超音波装置を使用する際の手順

超音波装置を使用する際の手順は以下の通りです。

手順1.コウモリの侵入経路や集まる場所を特定する
手順2.コウモリの種類によって、周波数を決める
手順3.障害物に当たらないよう、超音波を発生させる

コウモリは種類によって、出している超音波の周波数が異なります。例えば、日本に多く生息しているアブラコウモリが発するのは、周波数が20kHz〜100kHzの超音波です。

周波数は数値が高いほど高音域を表します。人が聴き取れる高さは20kHz程度までです。ピアノの最高音でも4186Hzのため、コウモリがいかに高い音を出しているかがわかります。

コウモリが発する周波数に近い超音波を発生させることで、忌避効果を高めることが可能です。なお、コウモリはしだいに超音波に慣れてくるため、複数の周波数帯の超音波を発生させることもポイントに挙げられます。

参考:YAMAHA「ピアノのマメ知識 ピアノの鍵盤数が88鍵から増えないわけは?」

コウモリを追い出した後にやるべきこと

コウモリを追い出した後にやるべきこと

コウモリを追い出した後には、以下の2点を忘れずに行いましょう。

・糞尿の清掃・消毒
・再侵入を防ぐ侵入経路の封鎖

それぞれ詳しく解説します。

糞尿の清掃・消毒

コウモリがいた場所に堆積している糞尿の清掃・消毒を行います。糞尿をそのままにしておくと、コウモリが戻ってきてしまうだけでなく、健康被害のリスクが高まるためです。

マスクや手袋、ゴーグルなどの保護具を着用して、清掃・消毒を行いましょう。乾いている糞尿は、一度湿らせることで飛散させずに清掃できます。清掃した箇所には、アルコールや次亜塩素酸ナトリウムなどの消毒液を使って消毒を行いましょう。

なお、コウモリの糞の危険性については、以下の記事で詳しく解説しています。こちらもあわせてご覧ください。

再侵入を防ぐ侵入経路の封鎖

コウモリを追い出したタイミングで忘れてはならないのが、侵入経路の封鎖です。封鎖を怠ると、コウモリの再侵入を許してしまい、根本的な解決につながりません。

ただし、侵入箇所が高所や外壁にある場合、封鎖には危険がともないます。また、侵入経路が小さいため、特定できない場合もあるでしょう。コウモリ被害を根本から解決するには、専門的な知識を持つ業者に依頼するのもおすすめです。

個人で完全なコウモリ駆除が難しい理由

個人で完全なコウモリ駆除が難しい理由

コウモリが嫌がるものを使えば、対策として一定の効果は得られます。しかし、完全にコウモリを駆除するのは難しいでしょう。

主な理由は、以下の2つです。

・一時的な対策だけでは根本的な解決にならない
・侵入経路封鎖は専門知識や技術が必要

それぞれ解説します。

一時的な対策だけでは根本的な解決にならない

個人で、コウモリが嫌がるものを使って一時的な対策をとることは可能です。しかし、効果は限定的なため、根本的な解決は難しいでしょう。

例えば、ハッカやナフタレンを使って対策しても、ニオイが消えればコウモリ被害は再び発生します。効果を保つには、定期的な対策が必要となるうえ、コウモリが慣れてしまう可能性もゼロではないでしょう。

侵入経路封鎖は専門知識や技術が必要

コウモリ被害を根本的に解決するには、侵入経路を封鎖することが不可欠です。しかし、侵入経路は高所や狭い場所にある場合が多く、特定して封鎖するには専門的な知識や技術が求められます。

「コウモリ被害でもう悩みたくない」という方は、コウモリ駆除のプロに依頼するのがおすすめです。

コウモリ被害にお悩みなら協会の無料相談窓口へ

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コウモリ被害にお悩みなら、「日本有害鳥獣駆除・防除管理協会」の無料相談窓口をご活用ください。

「日本有害鳥獣駆除・防除管理協会」では、コウモリ被害を解決するための薬剤を開発したり、害獣対策に取り組んだりしています。

「コウモリ被害への対策について教えてほしい」「プロに依頼したいが、どこが良いかわからない」といったお悩みにもお答えすることが可能です。ぜひ一度、ご相談ください。

まとめ

まとめ

この記事では、コウモリが嫌がるアイテムや使用手順、被害を根本的に解決するための方法について解説しました。

ハッカやナフタレン、LEDライトや超音波発生装置などは、うまく使うことでコウモリ被害に対して一時的な効果を得られます。

一方で、根本的な解決のためには侵入経路を封鎖しなければならず、封鎖には専門知識やスキルが不可欠です。コウモリ対策のプロに依頼することで、個人で継続的に対策をとる必要もなくなり、コウモリ被害による悩みから解放されるでしょう。

専門業者への駆除依頼を検討いただく中でのお困りごとについては、協会の無料相談窓口もぜひご活用ください。

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