はじめに
小さな体ながら、人間の生命をも脅かす危険性を兼ね備えた害虫「蜂」。
自然豊かな環境はもちろん、市街地にも適応することで、蜂は私たちにとって良くも悪くも身近な存在になっており、自宅に巣を造られた経験のある方は意外にも少なくないのではないでしょうか?
中には今現在も、一刻も早く蜂を退治したい!とお考えの方もいるかもしれません。
そんな方のために、本記事では蜂の種類とその危険性、安全な除去方法、刺された場合の応急処置、再発防止策などを詳しく説明し、蜂による害虫被害から身を守るための完全対策マニュアルを提供したいと思います。
ぜひ最後までご覧ください!
最近家の周辺でやたらと蜂を見かけるな…って思ってたら、エアコンの室外機の裏に蜂の巣を造られてたのよ!
多分スズメバチの巣なんだけど、気づいた時にはかなり大きくなっててビックリしたわ。
うちには子供がいるから、刺されてしまわないか心配よ。
蜂の種類とそれぞれの危険性
蜂は膜翅目に属するアリ以外の昆虫の総称で、世界中に約20万種類も存在する巨大な生物群を構成しています。
そのため、蜂と一口に言ってもその種類や性質は実に多種多様で、当然種類に応じて私たちが取るべき対応も異なってきます。
そこで、まずは接する機会が多い代表的な蜂についての理解を深め、安全な蜂退治への第一歩を踏み出しましょう。
スズメバチ
形態
スズメバチは、大型で威圧感のある外見を持つ蜂の一種です。
体長は2〜3センチメートル程度で、オオスズメバチともなれば4センチメートルを超えることもあります。
体色は一般的に黒と黄色の縞模様が特徴で、腹部にかけて鮮やかな黄色が目立ちます。
頭部は大きく、強力な顎を持ち、これを使って獲物を捕食します。
生態
スズメバチは高度に組織化された社会性昆虫で、巣を中心にコロニーを形成します。
女王蜂が春に巣作りを始め、夏には数百匹の働き蜂が生まれます。
肉食性を有しており、他の昆虫を捕食してはその肉を幼虫に与えます。
木の枝や建物の軒下などに作られる巣は、マダラ模様の外皮に覆われた特徴的な外観をしており、巣を守るために集団で敵を積極的に攻撃する獰猛な性格をしています。
危険性
スズメバチは非常に強力な毒を有しており、刺し傷は強い痛みが伴います。
刺された部分は腫れ上がり、アナフィラキシーショックを引き起こす危険性があります。
また、スズメバチは一匹の個体が繰り返し刺すことができるため、複数回の刺し傷が命に関わる危険性を持ちます。特にオオスズメバチの毒は強力で、人間にとって致命的になることもあります。
アシナガバチ
形態
アシナガバチは、名前の通り細長い体と長い脚を持つ蜂です。
体長は1.5〜2.5センチメートル程度で、スズメバチによく似た外見をしていますが、比較的細身の体型をしています。
体色は一般的に黒と黄色の縞模様ですが、種によっては赤みを帯びたものもあり、透明な翅と大きな複眼を持ちます。
生態
アシナガバチもまた社会性昆虫であり、春に女王蜂が巣を作り始めます。
巣は樹木の枝や建物の軒下などに作られ、シャワーヘッドに例えられる独特な形をしています。
スズメバチに比べると比較的おとなしい性格ですが、巣が危険にさらされると攻撃的になります。
働き蜂は花の蜜や他の昆虫を採取して幼虫に与えます。
危険性
アシナガバチによる刺し傷は痛みを伴い、腫れやかゆみを引き起こします。
例によってアナフィラキシーショックを引き起こす可能性がありますが、スズメバチに比べてその頻度は低いです。ただし、アシナガバチも複数回刺すことができるため、刺された場合は注意が必要です。
ミツバチ
形態
ミツバチは比較的小型で、体長は約1.2〜1.5センチメートルです。
体色は黒と黄色の縞模様で、ふさふさした毛が体全体を覆っているほか、翅は透明で、短い脚を持ちます。
また、花粉を運ぶための「花粉バスケット」と呼ばれる特徴的な構造を後脚に持っています。
生態
ミツバチは蜂の中でもとりわけ高度な社会性を有し、大規模なコロニーを形成します。
女王蜂、働き蜂、雄蜂からなる構造を持ち、働き蜂は花の蜜と花粉を集め、それを巣に持ち帰って蜂蜜やローヤルゼリーを作ります。
巣は六角形の蜂蜜房が外部に露出した状態であるため、外敵の侵入を阻める閉鎖された空間に設営されます。
捕食行為はせず、もっぱら蜜のみをエサとするミツバチは、農業や生態系にとって不可欠な重要な花粉媒介者です。
危険性
ミツバチの刺し傷も痛みを伴い、腫れやかゆみを引き起こしますが、一度刺すと毒針が抜けて死んでしまうため、繰り返し刺すことはありません。
毒性や痛みは先述した二種よりも弱いですが、やはりアナフィラキシーショックを引き起こす可能性があり、アレルギーを持つ人にとっては非常に危険です。
刺された場合は速やかに針を取り除き、医師の診断を受けることが推奨されます。
蜂の巣ができる場所とその確認方法
典型的な蜂の巣の場所
一般的に蜂は安全で静かで外敵から守られた場所に好んで巣を造るため、人家に巣があっても居住者がその存在に気付かないケースが多々あります。
知らず知らずのうちに巣に近づいてしまわないよう、あらかじめ巣の位置を確認しておく必要があります。
以下は、蜂が巣を作りやすい典型的な場所です。
- 軒下
- 屋根裏
- 木の枝
- ガレージや倉庫の中
- 壁の隙間
- 庭の低木や茂み
- 室外機の裏
また、蜂の種類によって巣が作られる場所には一定の傾向があります。
ミツバチ
- 樹木の空洞: 樹木の中の空洞や裂け目に巣を作ります。
- 建物の隙間: 建物の壁や屋根裏の隙間など、人間の構造物の中にも巣を作ることがあります。
スズメバチ
- 樹木の枝: 高い樹木の枝に大きな紙状の巣を作ります。
- 屋根裏や軒下: 人間の住居の屋根裏や軒下にも巣を作ることが多いです。
- 地中: 地中に巣を作る種類もあり、例えば土の中や草むらの中などに巣を作ります。
アシナガバチ
- 樹木の枝や葉の裏: 枝や葉の裏に小さな巣を作ります。
- 建物の外壁や軒下: 建物の外壁や軒下、ベランダの隅などに巣を作ります。
蜂の巣の早期発見方法
蜂の巣を早期に発見することは、不意に蜂に襲われるリスクを低減するために非常に重要です。
以下に、蜂の巣を早期に発見するための方法をいくつか紹介しますので、参考にして早期発見に努めてください。
- 視覚的なサイン:蜂が頻繁に出入りする場所を観察します。蜂の往来が激しい、特定の場所に蜂が集まっている場合はその近くに巣が存在する可能性があります。
- 蜂の行動パターン:蜂は通常、朝や夕方にかけて活動が活発になります。この時間帯に蜂の動きを観察し、蜂を追跡すると巣の位置を特定しやすくなります。
- 音:巣が大きくなると、中から羽音が聞こえることがあります。特に屋根裏や壁の隙間などから不自然な羽音が聞こえないか、注意を払って確認してください。
蜂の巣の駆除方法
蜂の巣は発見し次第、事態を甘く見て放置することなく早急に駆除することが求められます。
しかし、安全に蜂の巣を除去するには、いくつかの注意点を押さえねばなりません。
ここでは、大きく分けて駆除を自分で行う方法とプロフェッショナルに依頼する方法をついて、それぞれ詳しく解説致します。
自分で行う方法
自力で蜂の巣を除去するには、十分な準備と慎重な手順が必要です。
以下のステップに従って、安全に蜂の巣を除去しましょう。
手順1:蜂の種類と巣の確認
まずは、駆除対象となる蜂の種類を特定することから始めましょう。
蜂の種類によって適切な駆除方法が異なります。
蜂の種類の特定
- ミツバチ: ミツバチは比較的おとなしく、蜂蜜を生産します。体色は黒と黄色の縞模様で、小さめです。
- スズメバチ: スズメバチは攻撃的で、刺された際の痛みが強いです。体色は黒と黄色がはっきりしており、体も大きいです。
- アシナガバチ: アシナガバチは細長い体型を持ち、足が長く見えます。色は茶色や黄色です。
巣の位置と規模の確認
- 巣が木の枝にあるのか、建物の隙間にあるのか、地中にあるのかを確認します。
- 巣の大きさや蜂の数を観察し、大規模な場合は専門業者へ駆除を依頼するのが吉でしょう。
手順2:安全対策の準備
蜂駆除は非常に危険な作業ですので、適切な安全対策を講じることが不可欠です。
防護服の着用
- 防護服、手袋、長袖シャツ、長ズボン、帽子、顔全体を覆うネットを着用します。
- 服装は肌を完全に覆う厚手のもので、蜂の刺しに対する防御を確保します。
その他必要品
- 殺虫剤: 蜂専用の殺虫剤を準備します。噴射距離が長い製品を選ぶと安全です。
- 懐中電灯: 蜂の活動が少ない暗い時間帯に作業するなら、懐中電灯を用意してください。
- ゴミ袋: 取り除いた巣を処分するための大きなゴミ袋が必要です。
手順3:駆除のタイミングの選定
蜂退治には、安全かつ効果的な駆除できる適切なタイミングであります。
- 時間:夕方から夜間にかけては蜂の活動が少なく、かつ多くの働き蜂が巣に戻っている時間帯です。この時間帯に駆除を行うとコロニーを一網打尽にできます。
- 時期:一般的に蜂は、新しい女王蜂が羽化する9月から10月にかけて最も凶暴化します。巣の発見が遅れ、やむなくこの時期に駆除を試みる場合は注意が必要です。
- 天候:高所からの転落を避けるため、風が強い日や雨の日ではなく、穏やかな天候の日に駆除を行います。
手順4:駆除方法の実施
いよいよ実際に駆除を行います。手順をしっかり守って進めましょう。
駆除スプレーの使用方法
- 駆除スプレーを蜂の巣に向けて直接噴射します。特に巣の入り口を重点的に狙い、数十秒間にわたって十分い殺虫成分を噴射してください。
- スプレーは蜂が飛び出すのを防ぐために、巣全体をしっかりと覆うようにします。
巣の物理的な除去方法
- 蜂が全て死んだことを確認した後、巣を物理的に取り除きます。
- ビニール袋を構えながら、長い棒や専用の道具を使って巣を落とし入れます。密封して処分しますが、袋越しに刺されないよう注意してください。
手順5:駆除後の確認と清掃
駆除が完了した後も、いくつかの重要な作業が残っています。
巣の残骸の処理
- 巣の残骸が残っていれば、完全に取り除きます。放置すると再び蜂が巣を作る原因になります。
再発防止のための対策
- 巣があった場所に再発防止用の殺虫剤を散布し、周囲の清掃を行います。
- 周囲に蜂が好むような隙間や空洞がないか確認し、必要に応じて塞ぎます。
周囲の清掃と点検
- 駆除後のエリア全体を清掃し、巣の痕跡が残らないようにします。
- 定期的に点検を行い、新たな巣が作られていないか確認します。
以上のように、適切な手順に沿うことで、安全を確保して蜂の被害を最小限に抑えることができます。
もし不安がある場合は、専門の駆除業者に依頼することをおすすめします。
プロフェッショナルに依頼する方法
専門業者に依頼する…と言っても、依頼の経験がない方はどのように業者を選ぶべきか、悩まれるかもしれません。
駆除を依頼する過程でトラブルに巻き込まれないためにも、以下のような手順で最適な業者を探してください。
専門業者の選び方と依頼手順
- リサーチと口コミ確認: インターネットで地元の蜂駆除専門業者を検索し、口コミや評判を確認します。信頼できる業者を見つけるために、複数の業者を比較検討しましょう。
- 資格と経験の確認: 業者が適切な資格を持っているか確認します。代表的な資格としては「ペストコントロール技術者」などが挙げられます。また、事業の継続年数からも信頼性を伺うことができます。
- 見積もりを取る: 複数の業者から見積もりを取ります。価格だけでなく、サービス内容や保証などの契約内容についても詳しく確認しましょう。
- 契約とスケジュールの確認: 契約を結ぶ前に、作業のスケジュールや具体的な手順を確認します。業者がどのように蜂の巣を除去するか、どのような安全対策を講じるかを把握しておきましょう。
駆除可能かどうかの判断基準
蜂の巣を自力で駆除したい、とお考えの方は、まず自力駆除が可能かどうかを判断するための適切なポイントを理解しておくべきでしょう。
一般的な判断基準は以下の通りになりますので、参考にしてください。
蜂の種類
- アシナガバチ、スズメバチ:スズメバチやアシナガバチのように攻撃性の高い蜂の場合、専門の駆除業者に依頼することが推奨されます。
- ミツバチ:攻撃性の低いミツバチも過度な刺激を受ければ人間を攻撃しますが、最大限の注意を払えば安全に巣を撤去することができます。
巣の場所
- 狭い空間:蜂が人家に巣を造営する場合、天井裏や屋根裏がその具体的なターゲットとなるケースが非常に多いです。こうした狭い閉鎖空間での作業は困難を極め、取りこぼしのない完璧な駆除には高い技術が必要になります。
- 高所:巣が軒先や樹上などの高所にある場合、駆除作業には落下の危険が伴います。作業中は殺虫スプレーや虫とし網などの持つことで手が塞がるだけでなく、蜂の集団攻撃によりパニックに陥ることで、他の高所作業とは比べ物にならないほどの落下リスクが発生します。
巣の大きさ
巣が小さければ駆除が比較的簡単かもしれませんが、大きな巣であれば働き蜂の個体数も多くなるため専門業者に頼むのが無難になります。
スズメバチの巣が外皮に覆われていないトックリ型の状態であれば、造巣の初期段階だと判断できます。
季節
蜂の活動が活発になる夏から秋にかけては、蜂の巣駆除が特に重要です。
冬には蜂の活動が減少するため、この時期に駆除を行うと比較的安全です。
蜂アレルギーの有無
アレルギーのリスクがある人は自分で駆除を試みるべきではありません。
過去に蜂に刺された経験のある方はアナフィラキシーショックのリスクが高いので、自力での駆除を避けるようにしてください。
防護装備の有無
駆除を行う場合、適切な防護装備(防護服、手袋、顔面シールドなど)を持っているかどうかが重要です。
防護装備無しの駆除はほとんど自殺行為になりますので、用意できない場合は自力での駆除を諦めましょう。
改めて見ると、蜂退治ってかなりの手間がかかるのね…。
スズメバチで、しかも巣が大きいとなると、やっぱり自力での駆除はやはり危ないのかしら?
私も旦那も昔蜂に刺されたことがあるから、余計に怖いわ。
蜂に刺された場合の応急処置
刺されたときの初期対応
蜂による刺傷は命に関わる危険なもので、最悪の事態を避けるためには適切な初期対応を迅速に行うことが重要になります。
以下に、蜂に刺されたときの具体的な対応方法を説明します。
- 冷やす:刺された部位を冷やすことで、痛みや腫れを軽減します。氷を布で包んで患部に当てると効果的です。
- 毒を取り除く:針が残っている場合は、ピンセットやカードを使って取り除きます。ただし、手で絞り出そうとすると、毒がさらに広がる可能性があるので注意が必要です。
- 痛みを和らげる:市販の抗ヒスタミン剤や痛み止めを使用して、症状を緩和します。
- 救急車を呼ぶ:かりにアナフィラキシーショックの兆候が現れた場合は、直ちに救急車を呼びましょう。救急車が到着するまで患者を安静にさせ、呼吸を助けるために楽な姿勢を取らせます。
- 自己注射する:アドレナリン注射器(自己注射薬)を持っている場合は、すぐに使用します。
アナフィラキシーショックの兆候
アナフィラキシーショックには、いくつかの兆候があります。
緊急事態には救急車を呼ぶかどうかの目安にしてください。
- 呼吸困難
- 顔や喉の腫れ
- 全身のかゆみや発疹
- めまいや意識喪失
駆除業者への依頼をオススメする理由
自宅敷地内にできてしまった蜂の巣を駆除したいとき、最も安全に駆除する方法はプロの駆除業者に依頼することです。
以下では、専門知識と経験、安全性の確保、保証とアフターサービス、そして時間と労力の節約といった観点から、駆除業者に依頼をオススメする理由について詳しく説明します。
専門知識と経験の重要性
蜂の種類や巣の位置によって、巣の適切な駆除方法は異なります。
その点、専門の駆除業者はミツバチ、スズメバチ、アシナガバチなど、それぞれの蜂の生態や行動パターンを熟知しているため、最適な駆除方法を選び、安全かつ効果的に巣を除去することが可能です。
また、蜂の巣駆除には特殊な工具や薬剤が必要となる場合があり、これらを適切に使用するための技術や知識も求められます。
高い専門性を持った駆除業者であれば、門外漢では難しいこれらの対応が可能です。
安全性の確保
蜂の巣を自己流で駆除しようとする行為には高いリスクが伴います。
特にス攻撃的なズメバチやアシナガバチは場合、作業中に集団で襲われる危険性がありますが、駆除業者は防護服や専用の道具を使い、安全に作業を行います。
また、作業中に周辺住民の人々やペットに危害が及ばないよう、配慮や安全対策を徹底することにより、依頼者を含む一切の人的損害を出すことなく蜂の巣を撤去できるのです。
保証とアフターサービス
「駆除に成功しても、再び巣を造られるのでは…」と心配される方もいらっしゃるかと存じます。
しかし、一部の駆除業者では、作業後の保証やアフターサービスを補償しており、もし駆除後に再び蜂の巣ができてしまった場合や駆除が不完全であった場合でも、再度対応してくれる可能性があります。
このような保証やアフターサービスがあることで、安心して駆除を依頼することができ、また、駆除後の蜂の巣再発防止のためのアドバイスや対策も提供してもらえます。
時間と労力の節約
蜂の巣の駆除には専門知識と技術を要するため、完璧な駆除を行おうとすると事前準備や情報収集に多大な時間と労力を費やすことになります。
一方、駆除業者に依頼すれば、そのような手間暇をかけずに迅速かつ効率的に作業が完了できます。
自分で駆除を試みて失敗するリスクや、何度も蜂に刺されるリスクを考えると、プロに任せて時間と労力を大幅に節約するのは賢い選択と言えるでしょう。
巣が小さければ、旦那に頼んで駆除してもらいたかったけど、危ないからやめた方が良さそうね。
いろいろと準備が大変だし、室外機は外壁の2階部分に備え付けられてるから、素人にはたぶん無理よ。
アフターサービスも受けられるし、大人しく業者に頼むことにするわ!
再発を防止
残念ながら蜂の巣は、「一度撤去したらそれで終わり」というものではなく、適切な対策を取らなければ、毎年のように同じ場所に再び巣を造られてしまいます。
一度蜂の巣が造られたということは、その場所は蜂にとって居心地の良い場所ということであるためです。
蜂が再び巣を作らないようにするためには、こうした環境を変える以下のような整備が重要になります。
- 巣を作りにくい環境作り:軒下や壁の隙間など、蜂が巣を作りやすい場所には、防蜂ネットを設置したり、隙間を埋めることで巣作りを防ぎます。
- 設営候補となる場所を減らす:建物の隙間や屋根裏への侵入経路を断つほか、庭の木や植え込みを定期的に剪定し、蜂が隠れやすい場所を減らすなどして、蜂が巣を作りやすい場所を無くしましょう。
- 匂いで蜂を遠ざける:ミントやユーカリ、レモングラスなどの蜂が嫌う香りの植物を庭に植えます。また、市販の蜂忌避スプレーを使用するのも有効です。
- 蜂の巣ダミー:蜂には縄張り意識があるため、他の蜂の巣がある場所には巣を作らない習性があります。ダミーの蜂の巣を設置することで、巣作りを防ぐことができます。
蜂に関するよくある質問とその回答
Q1: 蜂の巣を見つけたらどうすればいいですか?
A: 蜂の巣を見つけた場合は、不用意に近づかないようにしましょう。
専門業者に連絡し、巣の場所や状況を説明して、安全な駆除を依頼することが最も安全な選択です。
Q2: 自分で蜂の巣を駆除する際に注意すべきことは何ですか?
A: 自分で駆除する場合には防護服をしっかりと着用し、蜂の活動が少ない時間帯に作業を行います。
駆除スプレーを使用する際は、風向きに注意し、しっかりと巣に向かって噴霧します。
Q3: 蜂に刺された場合の対処法は?
A: 刺された場合は、まず冷やして痛みと腫れを軽減します。
針が残っている場合は取り除き、市販の抗ヒスタミン剤や痛み止めを使用し、アレルギー反応が現れた場合は直ちに医療機関を受診します。
Q4: 蜂の巣が再発しないようにするにはどうすればいいですか?
A: 蜂の巣が再発しないようにするためには、環境整備が重要です。
食べ物やゴミをしっかりと管理し、巣を作りやすい場所には防蜂ネットを設置するなどの対策を行います。
Q5: 蜂を保護するために私たちにできることは何ですか?
A: 蜂は危険な存在でありつつ、花粉の媒介者として不可欠な役割を担っている存在でもあります。
特にミツバチの場合は、差し迫った危険がないと判断できるなら不要な駆除をせず、生息地の保護を通して共存を模索しましょう。
詳しい解説をありがとう!
ずっと悩んでたけど、思い切って駆除業者に相談してみることにしたわ。
分からない事があったら、またこのサイトにお世話になるわね!
まとめ
解説はこれで以上となります!
本記事では蜂の種類とその危険性、巣の確認方法、安全な除去方法、刺された場合の応急処置、再発防止策について詳しく説明させていただきました。
誰しも出費を抑えて蜂を退治したいと考えるものですが、付け焼き刃の知識による誤った駆除は、かえって命の危険を招きかねません。
ここで学んだ蜂の駆除や防除に関する情報を最大限活用し、安心して暮らせる環境を整えていきましょう。
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