害獣たちのオアシス!?屋根裏に野生動物が棲みついたらどうしたらいいの?

その他

はじめに

近年、何かと話題になる機会が多い害獣被害
過疎化が進む地方、都市部に適応する外来種の増加などによって、今や誰もがその被害に遭う可能性を秘めています。
害獣はさまざまな場所に棲みついて種々の被害をもたらしますが、今回は特に人家の”屋根裏“における害獣被害に焦点を当てて、被害の内容や対策法などについて深掘りしていきたいと思います!

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私は実家暮らしをしているんだけど、最近は夜な夜な実家の屋根裏から変な物音がするようになったの…。
それなりに田舎で野生動物もよく見かける地域だから、害獣が住み着いたんじゃないかって心配してるのよ。
屋根裏に棲みつかれたら、一体どうしたらいいの…?

害獣が屋根裏を好む理由

屋根裏は、害獣にとって理想的な環境の整った謂わばオアシスのような場所です。
実際、屋根裏での害獣被害が報告されるケースは非常に多く、その原因として考えられるのは主に以下のような要因であるとされています。

1. 安全で静かな環境:屋根裏は通常、人間の活動が少なく、静かで安全な場所です。害獣は外敵や人間から身を守るため、目立たない場所に巣を作りたがりますが、屋根裏はこの条件にぴったり当てはまる環境です。

2. 温暖な環境:屋根裏は家全体の熱が集まりやすいため、冬場でも比較的温暖な環境が保たれます。特に寒さを嫌うネズミやハクビシンなどの害獣にとって、屋根裏は暖かい寝床となります。

3. 巣作りに適した材料:屋根裏には断熱材や古い荷物など、害獣が巣作りに利用できる材料が豊富にあります。害獣たちはこうした材料をかじって細かくし、快適な巣を作り上げます。

4. 食料の隠し場所:屋根裏は、害獣にとって食料を隠して保存するのに最適な場所でもあります。近隣のゴミ箱や庭から食料を持ち込み、屋根裏に隠すことで、外敵から食料を守ることができます。

以上のような理由から、屋根裏は害獣たちの格好のターゲットとなるのです。

屋根裏を好む害獣一覧

害獣と一口に言っても、その種類は多種多様です。
この章では、その中でも特に屋根裏に住み着きやすい主要な害獣であるネズミ、イタチ、タヌキ、ハクビシン、アライグマ、コウモリについて、その形態と生態を詳しく解説します。

ネズミ

形態

ネズミは体長が10~20cm程度で、尻尾は頭胴長とほぼ同じ長さです。一般的に灰色から茶色の毛を持ち、耳と目が大きく、細長い鼻が特徴。日本でよく見られるのは、ドブネズミ、クマネズミ、ハツカネズミの3種ですが、特にハツカネズミが屋根裏に住み着きやすいとされています。

生態

ネズミは雑食性で、食べ物が豊富な場所を好みます。屋根裏では、断熱材を巣材として利用し、暖かい場所に巣を作ります。繁殖力が非常に強く、年に数回の繁殖を行って一度に多くの子ネズミを産むため早期発見と対策が求められます。しかし、夜行性のネズミは人間が寝静まる時間帯に活動するため、昼間には見つけにくい場合が多いです。

イタチ

形態

オスのニホンイタチの体長は27~37cm、メスは16〜25cm程度。体は細長く、毛は茶色から黄褐色で、個体差が大きいものの顔には鼻の周辺が白いのが特徴です。イタチの体は非常にスリムかつ柔軟で、小さな隙間からでも容易に屋根裏へ侵入できます。

生態

イタチは主に小型哺乳類や鳥類を捕食する肉食性ですが、果物や昆虫も食べることがあり、夜行性のため、日中は隠れ家で休むことが多いです。屋根裏に侵入すると、巣作りのために断熱材を荒らし、糞尿による汚染や臭いが問題となります。また、イタチは非常に警戒心が強く、一度住み着くと追い出すのが難しいため、適切な対策が必要になります。

タヌキ

形態

タヌキは体長50~68cm、尻尾の長さは約12cm〜25cmで、丸みを帯びた体形をしています。毛色は灰色がかった茶色で、顔には特徴的な黒い模様があり、目の周りが黒くなっています。

生態

雑食性のタヌキは、果物や野菜、小動物や昆虫といった様々なものを食べるほか、残飯を求めて人家に接近することがあります。また、夜行性で非常に環境適応力が高く、都市部にも生息しており、屋根裏に住み着くと糞尿や巣作りのために建物を損傷することがあります。エキノコックス症などの病原菌を持ち込む可能性があるため、注意が必要です。

ハクビシン

形態

ハクビシンは体長51~76cm、尻尾の長さは40~60cmで、全体的にスリムな体形をしています。毛色は灰色がかった茶色から黒褐色で、顔には特徴的な白い筋が鼻から額にかけて縦に走っています

生態

ハクビシンは果物や昆虫、小動物を食べる雑食性ですが、とりわけ果物を好みます。夜行性で、木登りが得意なため、木の枝などを伝って屋根裏に容易に侵入でき、一度屋根裏に住み着くと、断熱材や建材を巣材として利用し、糞尿による衛生問題が発生します。

アライグマ

形態

アライグマは体長40~60cm、尻尾の長さは20~40cmで、ずんぐりとした体形をしています。全体的にタヌキに似た灰色がかった茶色の体色をしていますが、目の周りの黒いマスクのような模様、尻尾のしま模様が特徴的です。かかとを地面につける蹠行性と呼ばれる歩き方をするため、人間の手のような長い5本の指がくっきりと足跡に現れます

生態

アライグマは非常に適応力の高い雑食性動物で、果物、野菜、昆虫、小動物、さらには人間のゴミまで幅広く食べ、都市部の住宅地にも容易に適応します。また、前足が器用なため、用意に屋根裏に侵入することができ、屋根裏では巣作りを行う過程で断熱材を荒らすことがあります。

アブラコウモリ

形態

アブラコウモリは、人家を棲み家とする日本で唯一のコウモリです。体長4~6cm、体重5~11g程度、翼を広げた際の翼開長も18~24cmと非常に小型のコウモリです。体毛は一般的に茶褐色から黒褐色で、耳は比較的小さく、丸みを帯びた形状をしています。

生態

アブラコウモリはその小さな体を利用して住宅の屋根裏、天井裏、戸袋、外壁の隙間などに容易に住み着くことができます。春から夏にかけて繁殖し、100匹を越す群れを形成する一方、野生下でも寿命が3~5年程度と、小型の哺乳類としてはかなり長寿です。夜行性のため、基本的に夕方から夜間にかけて活発に活動を開始し、主に蚊や蛾、ハエなどの小型の飛翔昆虫をエサとします。

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屋根裏に住み着く動物って、こんなに沢山いるの!?
実家の屋根裏から物音がするようになって結構経つから、もしかしたら害獣の糞が溜まってるかもしれないわね…。

起こりうる害獣被害

屋根裏に害獣が棲みつくことで発生する被害は多岐にわたります。
建物の損傷や健康リスク始まり、そこから発生する様々な二次被害は実に深刻なものです。
以下では、害獣被害の具体的な内容を詳しく解説します。

1. 建物への物理的損傷

断熱材の破損: 害獣には巣を作るために断熱材を引き裂き、持ち去る習性が頻繁に見られます。断熱材が破損すると家全体の断熱性能が低下し、冬場は特に寒さを感じやすくなるほか、冷暖房効率の悪化は結果的にエネルギーコストの増加にもつながります。

配線のかじり: ネズミやイタチなどの害獣は、配線をかじる習性があります。電気配線が損傷を受けると、短絡や火災の原因となり、非常に危険です。また、通信ケーブルやネットワークケーブルが損傷すると、インターネットや電話の使用ができなくなることがあります。

屋根材や壁材の損傷: 害獣は侵入のために屋根材や壁材をかじったり、引き剥がしたりすることがあります。これにより、雨漏りが発生し、建物の内部に水が浸入してカビや腐食の原因となります。特に、木造建築の場合は構造的なダメージが大きくなる可能性があり、特にネズミは生涯にわたって伸び続ける歯を削るために、あらゆる建材に対して加害します。

2. 健康被害

糞尿による汚染: 害獣が屋根裏に棲みつくと、糞尿が蓄積し、悪臭や衛生問題を引き起こします。糞尿にはさまざまな病原菌や寄生虫が含まれている可能性があり、これが空気中に飛散して室内に侵入すると、住人の健康に悪影響を及ぼします。具体的にはサルモネラ菌、ハンタウイルス、トキソプラズマといった病原菌と、エキノコックス属条虫、回虫などの寄生虫の存在が挙げられます。

アレルギーの原因: 害獣が持ち込むダニやノミ、さらには彼らの毛やフケがアレルギー反応を引き起こすことがあります。特に、コウモリの糞が大量に蓄積すると悪臭を放つほか、ヒストプラズマ症という呼吸器疾患の原因となることがあります。

騒音によるストレス: 害獣は夜行性であるため、夜間に活発に活動します。天井裏での足音やかじる音、鳴き声などが響き、住人にとって大きなストレスとなります。これにより、睡眠障害や不安感が生じ、精神的な健康にも影響を与える可能性があります。

3. 二次被害

死骸による悪臭と害虫: 屋根裏で害獣が死亡すると、その死骸が腐敗し、強烈な悪臭を放つことがあります。また、腐敗した死骸にハエやゴキブリなどの害虫が集まり、さらに衛生状態が悪化します。

精神的被害: 害獣による騒音や悪臭、衛生問題が続くと、住人に大きな精神的被害をもたらします。ストレスが長期間続くと恐怖症やノイローゼを発症し、睡眠の質が低下することも考えられます。

修繕費用の増加: 害獣が引き起こした損傷を修復するための費用は、しばしば高額になります。特に、電気配線の修理や断熱材の交換、壁や屋根の補修などは大きな出費となる可能性があります。また、害獣の駆除や予防策の費用も追加で発生します。

価値の低下: 害獣の被害を受けた家は、そのままでは資産価値が低下する可能性があります。特に、不動産を売却する際には、害獣被害の履歴があると買い手に悪い印象を与えるため、売却価格が下がることがあります。

害獣が屋根裏に棲みつくことで発生する被害は、放置すると深刻な事態に発展する可能性が高いため、早期発見と適切な対策が重要です。

屋根裏に棲みつかれたら…

屋根裏に害獣が棲みついていることが発覚した場合、まず何より迅速な対処が求められます。
しかし、自己流で駆除を試みることには大きな危険が伴います。
ここでは、屋根裏での害獣駆除の基本的な手順とその危険性を解説し、なぜ専門の駆除業者に依頼することが最も安全かつ効果的なのかをお伝えします。

屋根裏での害獣駆除の手順

1. 害獣の種類と侵入経路の特定

まず初めに、屋根裏に棲みついている害獣が何であるかを特定することが重要です。
足跡や糞、鳴き声などの痕跡からネズミ、イタチ、ハクビシン、コウモリなどの種類を判断、さらに侵入経路を特定することで、最適な駆除方法を選定できます。

2. 駆除方法の選定

害獣の種類に応じて、適切な駆除方法を選びます。
たとえば、ネズミにはトラップや毒餌を使用し、コウモリには超音波機器や燻煙剤を使用するなど、種類に応じた最適な方法を選択しましょう。

ネズミ(ドブネズミ・クマネズミ・ハツカネズミの3種)以外の動物に対して、毒餌を使用する行為は鳥獣保護管理法により禁止されています。
必ずネズミであることを確認した上で毒餌を使用してください。

3. 罠や駆除剤の設置

特定された侵入経路や巣の近くにトラップや駆除剤を設置します。
トラップには様々な種類がありますが、いずれも適切な場所に正しく設置しなければ効果は期待できません
また、駆除剤は適量と使用方法に注意が必要です。

4. 害獣の回収と処理

罠にかかった害獣を回収し、適切に処理します。
死骸を放置すると悪臭や害虫の発生源となるため、速やかに廃棄する必要があります。
また、駆除後に再度侵入されないように、侵入経路を完全に封鎖します。

5. 清掃と消毒

駆除が終わった後は、害獣の糞尿や巣材を完全に除去し、徹底的に清掃と消毒を行います。
これにより、残された病原菌や寄生虫による二次的な健康被害を防ぐことができます。

自己駆除の危険性

1. 感染症のリスク

前の章でも説明し通り、害獣の糞尿や体には、さまざまな病原菌や寄生虫が含まれている可能性があります。
たとえば、ネズミの尿にはレプトスピラ症を引き起こす菌が含まれており、直接触れたり吸い込んだりすると感染のリスクがあります。
また、アライグマやハクビシンはカンピロバクター食中毒エキノコックス症などの深刻な感染症を媒介することが知られています。

2. 駆除作業中の怪我

暗く狭い屋根裏で行う作業には、高所から転落のリスクが付き纏います。
また、驚いた害獣が攻撃してくる可能性もあり、咬傷や引っかき傷を負う危険性があります。
特に、子供のいる野生動物は攻撃性が高いため、怪我が感染症につながるリスクも高いでしょう。

3. 駆除の失敗と再発

専門的知識を持たないまま行う駆除では、害獣を完全に駆除できないケースが多々見られます。
特に繁殖力の強いネズミやコウモリなどは、一部の個体が生き残っただけでも、再増殖する可能性があり、また、侵入経路の封鎖が不十分なせいで、害獣が再侵入してしまう可能性も考えられます。

専門の駆除業者への依頼を勧める理由

1. 経験と知識の豊富さ:専門の駆除業者は、害獣の種類や行動パターンを熟知しており、最も効果的な駆除方法を選択します。彼らは害獣の痕跡を正確に判断し、侵入経路の特定から駆除、清掃、再発防止策まで一貫して行います。

2. 安全で効果的な駆除:業者はプロフェッショナルな装備と技術を持っており、安全かつ効果的に駆除を行います。自己駆除では難しい高所作業や特殊な機材を使用することで、リスクを最小限に抑えた駆除が可能です。

3. 再発防止策の実施:駆除後に再度害獣が侵入しないよう、業者は侵入経路の封鎖や家屋の点検を行い、必要に応じて防護策を講じます。これにより、長期間にわたって害獣被害を防ぐことができます。

4. 時間とコストの節約:自力駆除を行うと、必要な道具や駆除剤の購入、作業にかかる時間と労力が発生します。一方で、専門業者に依頼することで駆除は迅速かつ確実に完了し、長期的に見れば時間とコストの節約につながります。

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実家にはまだまだ住み続ける予定だから、家がボロボロになるのは嫌だわ!
修繕費を工面するのも大変だし、害獣が住み着いてるなら一刻も早くなんとかしたいわね。
やっぱり業者に頼んだほうがいいのかしら?

兆候と予防法

ここまでの解説をご覧になって、屋根裏での害獣被害の深刻さをお分かりいただけたかと思います。
被害による損失を回避するために、何より重要になるのが兆候を見極め、適切な予防法を講じることですが、そのためにはいくつかのポイントを留意する必要があります。
以下では、害獣が屋根裏に棲みついている兆候と、それを見分けるための具体的なポイントを解説します。

兆候

1. 異音の発生

1.1 夜間の物音や足音:害獣は夜行性であることが多いため、夜間に屋根裏でガサガサとした物音や足音が聞こえる場合は、害獣が活動している可能性が高いです。特に、ネズミやイタチなどの小動物は、軽快な足音が頻繁に聞こえることがあります。

1.2 壁や天井をかじる音:前述したように、害獣には木材や配線をかじる習性があります。壁や天井からかじる音が聞こえる場合、それは害獣が屋根裏に巣を作ろうとしている兆候です。特にネズミやリスは、かじる音が非常に顕著です。

2. 異臭の発生

2.1 強いアンモニア臭:屋根裏から強いアンモニア臭がする場合、これは害獣の尿が原因であることが多いです。特に、タヌキは溜め糞と呼ばれる習性(糞を繰り返し同じ場所で行う習性)があるので、一部の場所から集中的に匂いがする場合は、犯人がタヌキである可能性が高いでしょう。

2.2 腐敗臭:害獣が屋根裏で死亡すると、その死骸が腐敗し、非常に強い悪臭を放つことがあります。この腐敗臭は、害獣が長期間屋根裏に棲みついている場合や、駆除後に死骸が放置された場合に発生することが多いです。

3. 視覚的な痕跡

3.1 糞の発見:屋根裏やその近くで、小さな糞を見つけた場合は、害獣が棲みついている可能性が高いです。害獣の糞にはそれぞれ、小さく黒っぽい粒のような形状で散らばっている、黒っぽい色をしており特定の場所に集中している…など、害獣ごとの特徴があります。

3.2 巣材や断熱材の破損:害獣は屋根裏で巣を作るために、断熱材や段ボールなどをかじり、巣材として利用します。断熱材が引き裂かれたり、何かが持ち出された跡がある場合は、害獣が巣を作っている可能性があります。

3.3 配線の損傷:害獣が配線をかじることで電気配線やケーブルが損傷し、突然電気がつかなくなる、あるいはインターネットが接続できなくなるといった問題が発生することがあります。このような不具合が発生したら、害獣の存在を疑いましょう。

4. 外部からの兆候

4.1 屋根や外壁の隙間:屋根や外壁に小さな隙間や穴がある場合、害獣がそこから侵入している可能性があります。特に軒下や通気口の近くに侵入痕跡が見られる場合は、屋根裏を詳細に調査する必要があります。

4.2 屋根の下や軒先の擦れた跡:害獣が屋根裏に入る際、屋根材や軒先に擦れた跡が残ることがあります。これらの痕跡は、梯子を使用して屋根に登ることで確認できます。

5. ペットの反応

5.1 ペットの異常な行動:犬や猫などのペットが、特定の壁や天井に対して異常に反応する場合、それはその場所に害獣がいる可能性を示しています。ペットが頻繁に同じ場所を嗅いだり、吠えたりする場合は、その周辺を注意深く調べることが必要です。

予防法

1. 侵入経路の封鎖

害獣が屋根裏に侵入する主な経路は屋根の隙間や通気口、軒下の穴であり、これらの隙間を定期的に点検し、必要に応じて金網やコーキング剤で封鎖することが重要です。
特に、直径1.5cm以上の隙間があれば小型のネズミが通れるため、注意深くチェックしなければいけません。

2. 食料源の管理

警戒心の強い害獣が人家に接近するキッカケとして、食料を求めて人家の周囲を徘徊し始めることが挙げられます。
したがって、まず屋外にゴミを放置せず、ゴミ箱にはしっかりと蓋をすることが大切です。
また、ペットの餌や庭に植えた果実なども害獣の誘引源となり得るため、必要以上に放置しないようにしましょう。

3. 定期的な点検と清掃

屋根裏を定期的に点検し、異常がないか確認します。
もし糞や足跡などの痕跡が見つかった場合は早めに対策を講じ、屋根裏に不要な荷物や古い断熱材が溜まっている場合は、これらを処分し、清潔な状態を保つことが重要です。

4. 自然の忌避剤の使用

予防のために、害獣が嫌うにおいを発する忌避剤を屋根裏に設置することも効果的です。
たとえば、ハーブのミントやユーカリオイル、唐辛子などを含んだ製品を利用することで、害獣を寄せ付けにくくすることができます。

5. 音波や光を利用した防除機器の設置

害獣は基本的に超音波や強い光を嫌うので、こうした習性を利用した防除機器を屋根裏に設置することで、害獣が近寄りにくくなります。
ただし、害獣が慣れる場合もあるため、他の予防策と併用することが推奨されます。

6. 周囲の樹木の剪定

屋根に近接した樹木の枝は、害獣が屋根に登るための橋渡しとなります。
定期的に樹木の枝を剪定し、屋根との距離を確保することで、害獣が屋根裏に侵入するリスクを減らすことができます。

屋根裏は、害獣にとって快適な隠れ家となる場所ですが、家の点検や環境の整備を怠らず、定期的にチェックすることで、害獣被害を未然に防ぎ、家を安全に保つことができます。
それでも侵入が疑われる場合は、早めに専門の駆除業者に相談することをお勧めします。

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今回は色々教えてくれてありがとう!
とりあえず専門業者に調査だけでも依頼したほうが良さそうね。
業者選びの注意点とか…分からないことがいっぱいあるから、今後もこのサイトで情報収集させてもらうわ!

おわりに

記事はこれで以上となります!
初めて害獣被害に遭われた方にとって、害獣駆除の工程は分からない事だらけかと思います。
当サイトでは、駆除の詳しい手順やオススメの専門業者を紹介したコラムを多数ご用意しておりますので、ご不明点などがあれば是非参考にしてください。

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