ネズミは夜行性!家から追い出す方法や昼間どこにいるかまで解説

害獣・害虫別

「昼間は見かけないのに、夜にネズミの鳴き声や足音がして不安」とお悩みではありませんか。
ネズミは夜行性で、家に棲み着くと夜に活発になることが多いです。
しかし、昼間に見かけないからといってネズミが何もしていないわけではありません。
昼間もこっそりと家屋に被害をもたらしている場合があるため、夜にネズミの存在が疑われるのであれば注意が必要です。
当記事では、ネズミの活動する時間帯や昼間の滞在場所、もたらされる被害などについて解説します。
ネズミの習性を知ったうえで効果的な対策を施し、ネズミ被害からいち早く脱却しましょう。

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1. ネズミは夜行性?昼間は活動しない?

家でネズミを見かけた人の多くは、夜になってから目撃したことでしょう。
また、実際に見たことはなくても、夜間にネズミらしき鳴き声や物音を聞いた経験のある方もいらっしゃるかもしれません。
夜に活発化するイメージがあるネズミですが、実際に活動する時間帯はいつなのでしょうか。

1-1. ネズミは基本的に夜行性

基本的にネズミは夜行性の動物で、特に日没後と夜明け前に活発になります。
ネズミが夜行性なのは、外敵から身を守るためと人目につきにくい時間にエサを見つけるためと言われています。
嗅覚と聴覚が発達していることで、暗闇の中でも難なく行動が可能です。
一方で視覚機能が弱く、明るい場所では視界が制限されるとともに、人間やネコなどの天敵に見つかりやすくなるのを防ぐため、昼間は隠れ場所に身を潜めています。

明るい場所が苦手な習性を利用し、LEDライトでネズミを忌避する方法があります。
LEDライトによるネズミ対策については、以下の記事をご参照ください。

1-2. 昼間でも活動することがある

基本的に昼間は眠っているネズミですが、状況によっては活発に動き回ることがあります。
ネズミが昼間に活動するのは、次の3つの理由が考えられます。

  • 繁殖期である
  • エサが不足している
  • 体内に脂肪を溜め込めない

春や秋といった繁殖期には、巣作りや子育てのために昼間にも姿を現すことがあります。
特に出産したてのメスは、子ネズミを育てられるだけの母乳が必要です。
充分なエサを摂取して母乳を与えられるようにするため、昼間でもエサを求めて活動します

また、ネズミは繁殖力が高く集団行動をするため、個体数が多ければその分必要なエサの量も増加します。
他のネズミの集団と競合をしていれば、相手を出し抜くように昼間にエサを得ようとするでしょう。
加えて、体が小さいネズミは蓄えられる脂肪が少なく、食事の間隔が空くとすぐにエネルギー切れを起こします。
頻繁に食事をしなくてはならない体質である点も、エサを求めて昼間に出現する理由の1つです。

ネズミに食料を取られない工夫をしたうえでネズミを放置していれば餓死するかというと、そうでもありません。
以下の記事では、ネズミを餓死させることは意外に難しい理由を解説しています。
仮に餓死させてもリスクを伴う場合があるため、ネズミがいたら放置をせずに早急に対処しましょう。

2. ネズミは昼間どこに潜んでいる?

夜行性のネズミは、多くの場合で昼間は姿を隠しています。
昼間にネズミが潜んでいる代表的な場所は、次の3つのような特徴のある場所です。

  • キッチンやゴミ箱周辺など食料が豊富な場所
  • 湿気が溜まりやすい浴室や洗面所周辺
  • 押し入れや屋根裏など隠れやすい場所

それぞれの隠れ場所が選ばれる理由について、詳しく説明します。

2-1. キッチンやゴミ箱周辺など食料が豊富な場所

先述したように、ネズミは生きるために頻繁にエサを食べる必要があります。
したがって、昼間は食料品や食べかす、食べ残しなどが豊富にある場所に訪れる可能性が高いです。
ネズミは穀物やタンパク質を好むため、エサとなり得る食料品やゴミの保管には注意しましょう。
ネズミの好物については、以下の記事で詳しくご紹介しています。

2-2. 湿気が溜まりやすい浴室や洗面所周辺

家に侵入するネズミの中でも、ドブネズミは特に湿気のある空間を好みます。
例えば、浴室や洗面所、トイレなどの水回りが該当します。

浴室は昼間に利用する家庭が少ないため、湿気と見つかりにくさからネズミにとっては快適な環境です。
対して洗面所やトイレは時間帯を問わず人の出入りがある場所ですが、見つかりにくい収納の中やタンク、配管の裏などに隠れている可能性があります。
清潔が保たれていない場所はネズミにとってはより快適な環境ですので、こまめな清掃が必要です。

2-3. 押入れや屋根裏など隠れやすい場所

ネズミが昼間に身を隠すのは、外敵から身を守るためでもあります。
よって、隠れやすさもネズミが昼間に潜伏する場所として選ぶ重要な要素です。
隠れやすさから選ばれやすいのは、押入れ・天井裏・床下・壁の中などです。

中でも、暗くて狭いうえに高さもある押し入れの奥や天井裏は、外敵に見つかりにくく暖かい快適な環境が保たれています。
ネズミにとって棲み心地がよく、断熱材や布などといった巣材も豊富にあるため、ただの隠れ場所としてだけでなく巣も作られやすい傾向があります。

3. ネズミが棲みつくことで発生する被害

直接ネズミの姿を見たことがなくても、ネズミが棲み着いているだけで昼夜関係なくあらゆる被害が発生します。
ネズミによってもたらされる被害は、大きく分けて3つあります。

3-1. 健康面への被害

ネズミの体は小さいですが、その体表には膨大な量の病原菌や寄生虫が付着しています。
直に触れることはもちろん、糞尿やかじり跡、通過した跡などを経由して感染症・アレルギーなどの健康被害を被る可能性があります。
ネズミの姿はなくても、侵入した形跡(ラットサイン)があればすぐに殺菌・消毒・駆除を行いましょう。

ラットサインに関する詳細は、以下の記事で確認していただけます。

3-2. 家屋への被害

ネズミは生涯伸び続ける歯を削るために、ありとあらゆるものをかじります。
棲み着く場所柄、建材や家具、配線などがターゲットにされやすいです。
建材や家具がかじられると破損・強度の低下を招き、配線がかじられた場合にはショート・漏電・火災が発生するかもしれません。
最悪の場合、建て替えやリフォームが必要になるでしょう。

また、ネズミは尿をしながら移動する性質があるため、建材や家具を劣化・汚染させる恐れもあります。

3-3. 精神面への被害

夜行性のネズミは、人が寝静まった頃に活発になります。
そのため、ネズミが棲み着いていると鳴き声や足音、何かをかじる音などで睡眠を阻害される可能性が高いです。
睡眠不足が続くと睡眠障害やノイローゼに繋がりかねませんので、夜間の物音には注意しましょう。

4. ネズミを家から追い出すならプロに任せるのがおすすめ

ネズミを家に棲み着かせたままにしておくと、甚大な被害を招きます。
繁殖力も高い動物であるため、侵入が分かれば一刻も早い対処が必要です。

ネズミを家から追い出してしまえば、その時点までの被害は抑止できるでしょう。
しかし、ネズミは自分たちにとって好ましい環境に戻るべく再度侵入しようとします。
追い出すだけではなく、侵入経路を封鎖して二度と侵入して来られないようにする施策がマストです。

ただ、侵入経路は考えられる全ての場所を封鎖する必要があります。
ネズミは適応力にも長けており、かつての侵入経路が塞がれたところで別の侵入経路を見つけ出します。
2.5cmほどの隙間さえあれば侵入できてしまうため、自力で全ての侵入経路を確認・封鎖するのは大変困難です。
ネズミの被害を根絶したいのであれば、プロの業者に依頼することをおすすめします。

5. ネズミ被害にお悩みなら協会の無料相談をご活用ください

日本有害鳥獣駆除・防除管理協会では、無料でネズミ被害のご相談を承っております。
ネズミの生態や安全に駆除する方法、業者の選び方など、どんなご質問にも丁寧に回答いたします。
ネズミ被害は、間違った対処をするとどんどん被害が拡大していくものです。
ご自身で時間をかけてリサーチされるより、まずはお早めに協会へご相談ください。

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まとめ

ネズミは基本的に夜行性ですが、エサを求めて昼間にも活動することがあります。
姿を見せない昼間には見つかりにくいところに隠れているため、被害の拡大に注意が必要です。
「夜中に屋根裏から物音がする」「夜にネズミを目撃した」という方は、いち早くプロの業者へご相談ください。

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