ネズミは1匹いたら何匹いる?家から追い出す方法も解説

害獣・害虫別

繁殖力が高いイメージのあるネズミ。
家の周辺で見かけて「さらに多くの個体が潜んでいるのでは」と不安になっていませんか。
実際、ネズミは繁殖力が高く、1匹いたら数十匹は身を潜めている可能性があります。
当記事では、ネズミが1匹でもいたら注意すべき理由や繁殖スピードが驚異的に速い理由、早期のネズミ駆除の重要性などについて解説します。
多くのネズミによって対応しきれないほどの被害を招かないよう、見かけたネズミが少ないうちから対処をしておきましょう。

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1. ネズミを1匹でも見かけたら要注意!その理由とは?

ゴキブリなどの害虫において、「1匹いたら100匹いると思え」という言葉をよく聞くかもしれません。
これはネズミにおいても同じで、見かけた1匹のネズミの周りにはさらに多くのネズミが生息していることが想定されます。
ネズミを1匹でも見かけたら要注意とされる理由は、次の2つが挙げられます。

  • ネズミは集団で行動する習性がある
  • 見えない場所に隠れている可能性も高い

それぞれの理由について、詳しく解説していきましょう。

1-1. ネズミは集団で行動する習性がある

基本的に単独行動を取らないネズミは、家族もしくはつがい(オスとメスのペア)で行動します。
例えば、家の中で子ネズミを1匹見かけたとしましょう。
子どもでまだ繁殖はしないだろうと思っても、安心はできません。
子ネズミの周りには親ネズミがいるはずですし、同じ親ネズミから産まれた兄弟がいる可能性もあります。

1-2. 見えない場所に隠れている可能性も高い

通常、ネズミは人目につきにくい場所を住処や隠れ場所としています。
天井裏や屋根裏、家電の裏など、巣となり得るところは多岐にわたります。
したがって、家の中で動き回る1匹だけを見かけたとしても、そのつがいや親、子どもは巣に隠れている可能性が高いです。

2. ネズミの繁殖スピードが驚くほど速い理由

1匹いたら数十〜数百匹はいるとされるのは、ネズミの繁殖力の高さが起因しています。
なぜネズミは哺乳類でありながら、繁殖スピードが速いのでしょうか。
その理由は、次の2つが挙げられます。

  • 一度に6〜7匹を出産する
  • 出産サイクルが非常に早い

上記の2つの理由について、それぞれ解説します。

2-1. 一度に6〜7匹を出産する

ネズミが一度に出産する子ネズミの数は、6〜7匹ほどです。
集団で行動する習性から考えれば、大人のネズミが1匹いた場合はそのつがいと子ネズミたちの合計10匹程度のネズミに侵入されている可能性が高いと言えます。
ただし、この数はネズミが一度の出産をしただけの想定の場合のみです。
ネズミの繁殖サイクルはかなり短く、何度も出産を繰り返しているネズミがいる場合はその限りではありません。

2-2. 出産サイクルが非常に早い

ネズミは一度に産む子ネズミの数が多いことに加え、出産サイクルが非常に短い動物です。
メスは生後3ヶ月ほどで妊娠・出産が可能になるとされています。
そのうえ出産から次の妊娠までは約20日の間隔で、1年で5回程度も出産します。
ネズミの寿命は1〜3年ですが、繰り返される出産によって見かけたのが子ネズミ1匹だったとしても、3年後には数百匹に増えているかもしれません。

3. ネズミを発見したらできるだけ早く駆除するべき

集団で行動し繁殖サイクルの短いネズミは、放置しておくとあっという間に数を増やしていきます。
個体数が増えれば増えるほど、ネズミによる被害は当然深刻化するものです。
そのため、ネズミを発見し次第速やかに駆除をすることが、ネズミ被害の沈静化のカギになります。

3-1. 放置することで発生する被害

見かけたネズミを放置することで起こる具体的な被害は、次のようなものが挙げられます。

被害の種類具体的な被害
身体的被害・ネズミが持ち込む病原菌による感染症や食中毒
・ネズミが持ち込む寄生虫による皮膚炎やアレルギー
精神的被害・ネズミがいることによる不安や不快感
・鳴き声や足音などの騒音からくる不眠症・ノイローゼ
・糞尿の悪臭
経済的被害・木材や配線、家具などをかじられることによる修繕費
・食品の食い荒らし
・駆除・対策費用
・身体的・精神的被害の通院および治療費

不衛生な環境を好むネズミの体表には、様々な病原菌や寄生虫が付着しています。
直接ネズミに皮膚をかじられるだけでなく、ネズミがかじった食品を口にしたり、ネズミの糞尿で汚染された水を摂取したりしても感染症や食中毒を引き起こす可能性があります。
ネズミが持ち込む寄生虫からアレルギーを発症するリスクもあり、ネズミによる健康被害は大変深刻です。
ネズミに寄生するダニの被害については、以下の記事で詳しくご紹介しています。

また、ネズミは人が寝静まった頃に活発になります。
深夜になってから鳴き声や足音は顕著になり、不眠症をもたらすこともあるでしょう。
棲み着いたネズミは排泄も巣で行っていますので、糞尿による悪臭も次第にひどくなっていきます。
ネズミそのものが元々苦手という方からすれば、ネズミがいるという事実だけで気を病んでしまう恐れもあります。

そして、経済的被害はネズミ被害の中でも特に気にされることが多い被害です。
ネズミは生きている間に様々なものをかじります。
小さな身体でありながら家の柱や壁をかじり、簡単に家屋の強度を低下させてしまいます。
配線や家電のコードなども標的にされやすく、故障やショート、最悪の場合は火災をも引き起こしかねません。
さらに、ネズミが家で悪さをしているときは、修繕費に加えて駆除・対策費用が必要になるでしょう。
身体的・精神的な被害によって、治療費として経済的な被害を被ることも考えられます。

3-2. 自分でもできる追い出しの方法

ネズミには早期的な対策が求められますが、ご自身で家から追い出すことはある程度可能です。
自力で追い出す場合は、ホームセンターやネットショップで購入できる粘着トラップ・くん煙剤・忌避剤などが簡単で使いやすいでしょう。
忌避剤は、家にあるもので代用できることもあります。
くん煙剤や忌避剤については以下の記事でもご紹介していますので、ぜひご参考にしてください。

4. ネズミ被害の根本解決には侵入経路の封鎖が不可欠

ネズミによる被害は、ネズミが家から出ていけば改善・阻止できます。
しかし、追い出せたからといって侵入口がガラ空きであれば、ネズミが再び侵入することは難しくありません。
ネズミ被害を根絶させるためには、侵入経路を塞いで「侵入できない家」にする必要があります。

4-1. 追い出しただけでは戻ってくる

一度追い出されたとしても、しばらくするとネズミは再侵入のために戻ってくる場合があります。

では、トラップや忌避剤を通年設置しておけばいいのかというと、そうではありません。
ネズミがトラップや忌避剤を恐れて家から一定期間距離を置いたとしても、トラップを潜り抜ける術を身に着けたり、忌避剤に慣れてしまったりして意味をなさなくなる恐れがあります。
自力でできる追い出しを克服したネズミは、いとも簡単に再侵入してくるでしょう。

4-2. 自力での完全封鎖が難しい理由

自力で追い出しができるのなら、自力で侵入経路も封鎖できるのではと考える方もいるかもしれません。
確かに、侵入口となり得る隙間を市販のパテや金網で塞ぐことは、ご自身でも可能です。
ネズミが侵入経路に残すラットサインを参考にすれば、侵入口を特定することもできるでしょう。

しかし、ネズミの侵入口となる場所は多く、例えば以下のような箇所が挙げられます。

  • 壁の穴・隙間
  • エアコン導入部
  • 戸袋の隙間
  • 基礎の隙間
  • 屋根の隙間
  • 換気扇
  • 配管        など

侵入口候補が豊富かつネズミの体は非常に小さく柔軟で、2.5cmほどの隙間でも侵入できてしまいます。
目の届く範囲だけが侵入口とは限りませんし、高所は確認をするにも危険を伴います。
さらに、ラットサインのない侵入経路もあるため、素人が全ての侵入口を特定するのは大変困難です。
ネズミ被害を根本的に解決させるためには、専門のネズミ駆除業者への依頼をおすすめします。

なお、ラットサインについては以下の記事で詳細に解説しています。

5. ネズミ被害にお悩みなら協会の無料相談をご活用ください!

ネズミが1匹いた場合、他にも複数のネズミの存在を疑うべきです。
繁殖スピードが速いため、ネズミ対策には専門家による駆除・対策をおすすめします。
とはいえ、業者選びを焦ったせいで失敗してしまっては、元も子もありません。
早めの対処が必要なネズミ被害だからこそ、まずは日本有害鳥獣駆除・防除管理協会の無料相談をご利用ください。

協会では、ネズミ対策に関するお悩みだけでなく、業者の選び方や費用を安く抑えるコツなどのご相談も承っています。
相談に一切費用はかかりませんので、ネズミ駆除での急な出費に不安がある方でもご安心ください。
協会とともに、安心安全な住まいを早めに取り戻しましょう。

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まとめ

家にネズミが1匹でもいると、周辺には数十〜数百匹が隠れている場合があり注意が必要です。
ネズミは繁殖スピードが速いため、駆除にもスピード感が求められます。
「見かけたのは1匹だけだから」と放置しておくと、心身や金銭面での被害に発展しかねません。
自己流での不完全なネズミ対策には再侵入のリスクもありますので、専門家による迅速な対処を受けましょう。

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