【ネズミに超音波!?】対策必見!超音波を使ったネズミ対策

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 皆さんはネズミの駆除と聞くとどのようなものを浮かべますか?市販の殺鼠剤やネズミ捕りなどが真っ先に浮かぶのではないでしょうか。勿論現在でも殺鼠剤やネズミ捕りはネズミ駆除の方法として使われています。実はネズミの駆除に超音波というものが使われる事があるのは御存じでしょうか。今回はそんなネズミと超音波の関係、そしてどのようにして超音波を用いてネズミを駆除するのかを解説していきます。

 

 

ネズミは超音波が苦手?ネズミの生態と超音波の関係

  始めにネズミの生態からお話してきましょう。

私達の生活圏に侵入し、様々な被害を引き起こすネズミの種類は主に三種類に分けられます。

 

ドブネズミ…体長約18cm~23cmとネズミの中でも大型に分類されます。

 最近ではファンシーラットという名前でペットショップなどにも売られていますが、野生のドブネズミは大変獰猛で、肉類や魚類なども好んで食べる傾向にあります。

 落ちているフンが太く、丸みを帯びているのであればドブネズミが住み着いているサインかもしれません。

クマネズミ…体長約15cm程と、ドブネズミに比べると小さいのが特徴です。

 知能が非常に高く神経質な性格の為、人間の仕掛けた罠を見破ってしまうという大変厄介な性質を持っています。主に穀物などを好み、時には家庭菜園の野菜を食べてしまう事もあります。

 落ちているフンが細長く、形が不揃いの場合クマネズミが住み着いている可能性が高いです。

 

ハツカネズミ…体長約5cm~10cmという非常に小型のネズミです。

身体が小さい為、どんな隙間からでも侵入して住み着く事が可能であり非常に高い繁殖力を持ち合わせています。穀物を始め、ペットが残してしまった餌なども食べてしまう為畑などでの被害報告も非常に多いです。米粒ほどの大きさで先端が尖った糞が落ちていたらハツカネズミが住み着いていると考えても良いでしょう。

 

 さて、このネズミたちが何故超音波を嫌うのでしょうか?それはネズミが持つ可聴域が関係しています。可聴域とは私達人間や動物が聞こえる周波数の範囲であり、ネズミの可聴域は人間よりも遥かに広範囲です。超音波の周波数はネズミの中枢神経を刺激するので追い払う事が出来るというわけです。私達人間で言う所の黒板を引っ掻く音あたりという事ですね。

 

 

ネズミによる被害事例

 続いてネズミが住み着く事によって引き起こされる被害事例について解説していきます。近年ではペットショップなどでも見かけるようになったネズミですが、ネズミが私達の生活圏に住み着いてしまう事で生まれる被害は大変大きいのです。

 

騒音被害

 ネズミが天井裏などに住み着く事によって生まれるのが騒音被害です。夜行性であるネズミは勿論私達人間が寝静まった深夜に行動します。ドタドタと走り回る音や柱をカリカリと齧る音によって睡眠障害を引き起こしてしまったり、更に酷くなるとノイローゼ等が懸念されるようになります。

 睡眠不足は健康の二次被害も招いてしまうのでしっかりとした対策が必要ですね。

 

健康被害

 ネズミは様々な菌を保有しています。更に種類問わず気性の荒い個体は私達人間に咬みついてくるので放置は大変危険です。実際に寝たきりの高齢者や乳幼児などがネズミに咬まれ、病気を発症したり出血多量で亡くなった事例も報告されています。また、ネズミは食中毒を引き起こすサルモネラ菌も保有している為、ネズミが住み着いている可能性を少しでも感じたら早めの対策が必要です。

 

柱の破損や配線コードが齧られる事による火災事故のリスク

 げっ歯類に属するネズミは様々な物を齧りますよね。そうしなければ延々と歯が伸び続けてしまうからです。野生のネズミは本来木などを齧りますが、家に住み着いたネズミは見境なく何でも齧ります。家の柱や壁を齧られてしまっては修繕費もかかりますし、賃貸住宅の場合これが原因で余計な出費を増やしてしまいかねません。

 更に近年、ネズミが電源コードを齧った事による漏電での火災事故がニュースでも取り上げられました。深夜の知らないうちに電源コードを齧られ、火災事故に発展するかもしれないと思うと恐ろしいですよね。かといって全ての電気配線に対策をするのは難しいです。このような被害を引き起こさない為にも対策はしっかりと行いましょう。

 

 

 

超音波を使用した対策

ここまでネズミによる被害事例を簡単に解説してきました。ネズミは放置してしまうと本当に厄介で恐ろしい生き物です。ここからは遂に超音波を用いたネズミ対策のご紹介です。しかし解説の前に一点だけ注意していただきたい事がございます。ネズミは非常に学習能力が高く、超音波を用いた対策も何回も行ううちに慣れてしまい、効果を感じなくなってしまいます。他の記事にて様々なネズミ対策を紹介しておりますので是非一度目を通してくださいね。

 

超音波機器の使用

 超音波を用いたネズミ対策として、最も手軽に準備出来るのが超音波機器の設置です。超音波機器なんて売ってるの?と思うかもしれませんが実はお近くのホームセンターや通販サイトなどでも購入が出来ます。それでは次に、どうやって超音波機器を選んだら良いのでしょうか?ここからは失敗しない超音波機器の選び方を解説していきます。

 

  1. 超音波の種類が複数あり、設定できる機能が備わったもの。

ネズミ対策の超音波機器選びで最も重要と言えるのが、超音波の種類の数です。

 約24~45kHzがネズミの苦手な音の周波数と言われており、購入する際は該当する周波数が出る商品かどうかを調べてみてください。超音波が苦手なら1種類の超音波だけでも良いのでは?と感じた方もいるでしょう。しかし先述でも解説した通り、何度も同じ周波数を使っている内にネズミが超音波に慣れてしまい、効果を感じなくなってしまいます。

なので、複数種類の超音波を定期的に使い分ける事でネズミが超音波に慣れてしまうのを防ぐ目的があります。

  1. 有効範囲が広いものを選び、家具や物を多く置いてある部屋には複数個設置する

次に重要になるのが超音波が有効となる範囲です。超音波機器と言ってもその種類は様々であり性能や機種によっても変わってきます。小型のもので100m前後(畳66畳分)、広範囲になると300m(畳180畳~200畳)にのぼるものまであります。

一般的な家庭の広さで言えば十分な範囲ではありますが、超音波は壁や家具にさえぎられてしまう為、基本有効範囲より狭いと考えておいたほうが良いかもしれません。

その為、超音波機器の個数を増やして設置する事で狭くなる分の範囲をカバーする事も有効なようです。

 

  1. 使い方に合わせた超音波機器の電源タイプを選ぶ

 さて、ひとくちに超音波機器を設置すると言っても設置場所は家庭によっても異なります。いざ買ってみたけど目的の部屋では使えなかった!となってはお金も時間も勿体ないですよね。その為にも電源タイプを予め把握したうえで目的に合った超音波機器を選ぶことは非常に重要です。コンセントがある部屋での使用であればコンセント式のものを選ぶのがお勧めです。充電や電池交換を行う手間がかからない上、24時間超音波を出し続けてくれます。

ベランダや屋根裏などコンセントがない場所で使用する場合は電池式や充電式のものも販売されておりますのでそちらを選ぶと良いでしょう。うっかり稼働時間が過ぎてしまっていたとならない様、稼働時間の事前確認は忘れないでくださいね。

動画サイトに上がっている音源の使用

  現在は大手動画サイトにもネズミが嫌がる超音波の動画が上がっています。方法としてネズミの巣の位置が特定出来ている場合、15分ほど大音量で流してネズミが立ち去ったのを確認次第、侵入経路を封鎖し巣を撤去します。しかし、超音波機器に比べるとギガ数なども絡んでくる為長期的な使用には向きません。侵入経路の封鎖や超音波機器を購入するまでの応急処置としては有効な手段なので、可能であれば是非試してみてください。

 

 

まとめ

 超音波を用いたネズミ対策、いかがだったでしょうか?

 前述の通り、ネズミは非常に学習能力が高い生き物です。持続性のある対策とは言えませんが忌避剤などの薬が使えない場合、超音波を試してみるもひとつの対策です。是非一度試してみてくださいね。

 ネズミの対策は他の記事でも取り上げておりますので、是非一度ご覧くださいませ!

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