害獣・害虫駆除業者にネズミ駆除を依頼するには?探し方や費用などを解説

害獣・害虫別

一見すると可愛らしい容姿をしているネズミですが、その実態は人や建物などに被害をもたらす「害獣」です。

繁殖力が高いため、気づけばその数はみるみるうちに増大していき、自身の手には負えずに害獣・害獣駆除業者に防除を依頼することもあるでしょう。

しかし、駆除業者に依頼する機会もそうはないため「どのように探せばいいのか?」「どのくらい費用が発生するのか?」がわからないという方も多いと思われます。

この記事では、害獣・害獣駆除業者にネズミ駆除を依頼する方法についてご紹介します。

業者の探し方や選定時の注意点、防除にかかる費用なども解説しておりますので、ネズミの被害にお悩みの方はぜひ参考にしてください。

ネズミの防除をプロに依頼する3つのメリット

この章では、ネズミの防除をプロに依頼する3つのメリットを解説します。

ネズミを駆除するために必須となる資格や許可はないため、自身でも市販のアイテムなどを使って防除することは可能です。

しかし、不慣れな方が対応するには限界があるため、被害が多発している場合は駆除業者に相談したほうがよいといえるでしょう。

駆除するまでのスピードが早い

プロに依頼するメリットの一つ目は「駆除までのスピードが早い」ことが挙げられます。

(忌避剤:毒エサなど、有害生物が嫌う匂いや味などが含まれた薬剤のこと)

そのためには「ラットサイン」と呼ばれる、ネズミが侵入口や通り道に残す痕跡を見つけることが手っ取り早いでしょう。

しかし、不慣れな方が罠を設置する場合、ラットサインがうまく見つけられずに駆除までに時間がかかってしまうケースがあります。

また、効果が出ないからと設置場所を何度も変えたり・やみくもに罠を設置していると、逆にネズミの警戒心を強めてしまったり・毒に耐性ができてしまったりと、時間や労力を無駄にしてしまう可能性も高くなります。

ネズミ駆除に精通している技術者であれば、ラットサインを素早く見つけ、より効果的な罠を適切に設置してくれるはずです。

プロのほうがはやく駆除できる可能性が高いため、無駄な被害を広げずに済むことでしょう。

再発防止や二次被害にも対応してくれる

害獣や害虫は「駆除したらおしまい。もう二度と被害に悩まされることはない」ということにはなりません。

ネズミ一つとってもその侵入経路は豊富に存在し、いずれは被害が再発してしまう恐れがあります。

また、ネズミが繁殖してしまった家は衛生状態がかなり悪化しているため、清掃や消毒を徹底しないとアレルギーや建物の腐食といった二次被害の原因にもなってしまいます。

再発防止や二次被害を不慣れな方が対処しきるのは難しいため、プロに依頼したほうが安心できるといえるでしょう。

防除作業の手間をかけずに済む

もしも自力でネズミ駆除をおこなう場合は、さまざまな手間が発生します。

  • 防除グッズの選定・購入をする
  • ラットサインを調べて罠を設置する
  • 駆除する
  • ネズミがいた箇所を掃除・消毒する
  • 再発防止の処置をする(侵入経路の封鎖など)

自力で対処できないわけではありませんが、被害箇所が多いほどその手間も相応にかかることとなるでしょう。

プロに依頼すれば、上記のすべてをプロが対応してくれるため、防除にかかる手間を大幅に節約することが可能です。

また、保証が充実している業者であれば、万が一被害が再発した際も安心して任せることができるでしょう。

自力で対処するに比べると費用は割高となってしまうかもしれませんが、(正しい業者に依頼できれば)その価値に見合った効果を得られるはずです。

害獣・害虫駆除業者はどうやって探す?

害獣・害虫駆除業者に依頼する機会もそう多くはないため、いざとなったときに「どう探せばいいかわからない」という方もいるでしょう。

この章では、害獣・害虫駆除業者の探し方について解説します。

インターネットを活用する

もっともお手軽かつ複数の業者を見つけやすいのは、インターネットを活用する方法でしょう。

「ネズミ 駆除業者」「害獣駆除業者」などで検索をすれば、さまざまな業者の情報を調べることができます。

インターネットの場合、閲覧するのは「業者の公式サイト」か「ランキングサイト」が主になるはずです。

公式サイトは基本的にメリット部分のみが紹介されており、デメリットを目にする機会はそうはないでしょう。

ランキングサイトも広告手法(AD)の一つであり、「ランキング1位で紹介されている業者がインターネット広告会社などに依頼して作成してもらっているケースが多い」とされています。

2位以下で紹介された業者は、同業他社のリンクを貼って大雑把に紹介していることも多い(=大した調査がされていない)ため、その情報のすべてを信用するべきではありません。

インターネットの情報は「業者を知るための手段」として活用し、いくつか気になる業者を見つけた後に現地調査・見積もりを依頼、実際に対面して良し悪しを決めてみましょう。

家族・友人・知人などに聞く

家族・友人・知人のなかに駆除業者を利用したことがある方がいるかもしれませんので、周囲の人に聞いてみるのもよいでしょう。

もしかしたら「地域密着型の駆除業者」など、インターネットでは目にすることができない優良業者を知るきっかけになるかもしれません。

ただし、感想は人によって異なりますし、なかには人づてで聞いた内容を話しているだけのケースもあるはずです。

こうした口コミも基本は参考程度にとどめておき、いくつかの候補を用意してから対面で良し悪しを判断してください。

自治体に相談する

自治体のなかには、ネズミ駆除に関する相談に乗ってくれるケースがあります。

その際、近隣の駆除業者を斡旋してくれることもあるため、その情報を参考に業者を選定するのもよいでしょう。

ただし「自治体によって対応の幅が異なる」ことと「職員は詳細を確認したうえで業者を紹介しているわけではない」という点には注意が必要です。

あくまで「近場の駆除業者だと〇〇がありますよ」と教えてくれているだけの可能性が高いため、自治体からの情報であっても鵜呑みにはせず、候補をいくつか絞ったのちに直接業者とやり取りをして依頼先を決めてください。

とはいえ、近隣の駆除業者を知ることができる(対面のため質問もできる)のは、自治体ならではのメリットといえます。

利用する意味は十分にあるため、まずはお住いの自治体が相談に乗ってくれるかどうかを確認してから相談に伺いましょう。

業者選びの際に意識すべきポイントとは?

業者によってサービス内容や費用は異なるため、業者選びは慎重におこない、より自身が納得・安心できるところに依頼すべきといえます。

本章では、業者選びの際に意識すべきポイントをいくつかご紹介します。

ポイント①:複数の業者に見積もりを依頼すること

複数の業者に見積もりを依頼する(=相見積もりを取る)ことで、駆除費用の相場を知れるだけでなく、業者の良し悪しの判断材料にもなります。

1社だけでは比較のしようがなく、もしも高額な見積りを提示していたとしても、それに気付くことができません。

インターネットや他者から教えてもらった情報を参考に3~4社ほどをピックアップして、各業者に見積もりを依頼してみましょう。

なお、より正確な見積もりを出してもらうには現地調査が必須となりますが、現地調査を渋ったり・現地調査をせずに見積もりを出そうとする業者は避けるべきといえます。

プロといえど、現場を見ないことには被害状況を把握することはできないからです。

より良い業者に駆除を依頼するためにも、相見積もりは絶対に取りましょう。

ポイント②:業者の対応の良し悪しをチェックしよう

問い合わせの電話応対や現地調査・見積もり時の業者の対応はしっかりとチェックしておきましょう。

応対時のスタッフの対応がよくないと感じた場合は、その時点で候補から外したほうがよいといえます。

また「詳細を丁寧に解説してくれる」「質問した内容に丁寧に回答してくれる」といった業者を選ぶことをおすすめします。

たとえば、現地調査一つとっても業者によって対応の仕方はさまざまであり、現場の状況を写真や動画を交えながら丁寧に解説してくれる業者のほうがより安心できるはずです。

また、見積もり提示時などに以下の点を質問しておきましょう。

  • ネズミの種類はなにか?
  • どのくらい繁殖しているのか?
  • どのような作業をおこない、どのくらいの期間が必要なのか?
  • なぜその作業をおこなう必要があるのか?
  • どんな薬剤を使うのか?
  • 追加作業の可能性、追加作業が発生した場合は事前に連絡・相談してもらえるか? など

ポイントは「相見積もりを取った際に、各業者に同じ質問をしてみること」です。

業者によって回答が異なるケースがあり、より丁寧かつ親身になって教えてくれる業者を選ぶべきといえます。

なかには「質問のし過ぎで迷惑がられないかな…?」と感じる方もいるかもしれませんが、高い費用を払って依頼するのですから、遠慮することはありません。

むしろ、不明瞭なままで依頼してしまったほうが、後で追加作業(追加料金)が発生したり・被害が再発したりと後悔する可能性もあるでしょう。

不明点をすべて解決したうえで、より納得のいく対応をしてくれた業者に依頼してみましょう。

ポイント③:保証内容をチェックしておこう

業者に駆除をお願いする際は、費用やサービス(防除)内容だけでなく「保証内容」もチェックしておきましょう。

仮に業者に依頼しても、害獣・害虫の被害は時間とともに再発する可能性が高まります。

保証内容・期間が充実していれば、再発した際も迅速かつ無料or格安で対応してもらえるため、いざというときにも安心できるでしょう。

ポイント④:「安さ」だけにとらわれない

利用者側にとって「駆除費用の安さ」は重要なポイントであり、できるだけ出費を抑えたいと考える方は多いでしょう。

しかし、安さだけにとらわれて、肝心の防除作業が不十分・保証がついていないとなれば、再発のリスクが高まったり、再発時にまた高額な駆除費用を払わなければいけません。

とくに「安さだけをウリにする業者」は悪徳業者である可能性が高いため、費用とサービス(防除・保証)内容を照らし合わせて、総合的に納得のいく業者を選ぶようにしましょう。

ネズミ駆除にかかる費用はどのくらい?

60㎡とは、おおよそ18坪・37畳程度です。

一般的な日本の住宅(賃貸)の場合、2〜3LDKの間取りがもっとも多いといえるでしょう。

ただし、以下の不確定要素が存在するため、実際は見積もりを依頼してみるまで正確な金額はわかりません。

【ネズミ駆除にかかる費用の変動要素】

  • 依頼する業者
  • 駆除する建物の広さ
  • 被害状況
  • 使用する薬剤や罠の数
  • 作業にかかる時間 など

また、現地調査時にネズミ以外の害獣や害虫が発見される恐れもありますし、作業中に別の作業(追加費用)が発生するケースもあるでしょう。

被害状況は人それぞれで大きく異なるため、数万円で済むこともあれば、数十万円かかる可能性もあります。

相談前からあまりに安く見積もっていると、見積もり提示時に「こんなにかかるの!?」と驚く可能性もあるため、基本的には数万円~10万円程度(下手をすればそれ以上)はかかると考えておくとよいでしょう。

まとめ

ネズミ駆除は、市販の防除アイテムを使い自身でも対処することは可能です。

しかし、ネズミの繁殖力は高く、市販のアイテムで数匹駆除したくらいでは問題は解決しない可能性のほうが高いでしょう。

しばらくの間は市販品で様子を見るのもよいですが「問題が解決しそうにない」「被害が広がるのが不安」と感じる方は、早めに害獣・害虫駆除業者に相談することをおすすめします。

現地調査・見積もりまでは無料で対応してくれる業者も多いため、相見積もりを取りながら複数の業者を比較し、より安心できる業者に駆除を依頼してみましょう。

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