ネズミによる被害を食い止めよう!ネズミ対策を徹底解説

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ネズミの被害がどのようなものかをご存じでしょうか?その被害は様々ですがネズミがもたらす被害は非常に厄介なものが多いです。ネズミはその小さな体に見合わず非常にかしこい動物でもあるので手を焼いている方も多いのではないでしょうか?
今回はそんなネズミの危害性に注目し、どうしたら彼らがもたらす被害を防げるのか、またどのような被害が発生するのかについて解説していきます。


ネズミはどんな性格?「家ネズミ」と呼ばれている三種類の生態を解説!


皆さんは「家ネズミ」と呼ばれる三種類のネズミをご存じでしょうか?
その三種類とは、ドブネズミ、クマネズミ、ハツカネズミを指します。
外見だけであれば見たことがある人も多いのではないでしょうか。彼らはいずれも私達が暮らす家や建物に住み着き様々な被害を巻き起こします。そして彼ら家ネズミにもそれぞれ特徴や性格があります。

ドブネズミ


体長18cm~28cmと家ネズミの中でも大型に分類されるネズミです。
人慣れしており正確は非常に獰猛と言われています。
水回りや床下などに発生しやすく、泳ぎが得意とされています。
糞の特徴として丸くて太い形があげられます。また糞はまとまって落ちている事が多いようです。

クマネズミ


体長15cm~20cmと家ネズミの中では中型に分類されるネズミです。
とても神経質で臆病な性格をしており、その為警戒心もとても強いと言われています。
マンションなどの高層ビルに住み着く事が多いとされており、壁のぼりや綱渡りが得意です。
糞の特徴として細長い形かつ不揃いという点が挙げられます。またバラバラに落ちている事が多いようです。

ハツカネズミ


体長5cm~10cmと家ネズミの中では小型に分類されるネズミです。
好奇心旺盛な性格をしており、警戒心は他のネズミと比べても低いとされています。
体が非常に小さい為、1円玉ほどの隙間であれば侵入できてしまうと言われています。
普段は草地や山林などに生息していますが、冬が訪れ寒くなると建物や家屋に浸入してきます。
糞の特徴として両端が尖っている点が挙げられます。また尿の刺激臭が強い為、糞からも刺激臭がする場合があります。

また彼ら家ネズミは様々な菌を保有しています。ここからはネズミが保有する病原菌の一部について解説していきます。

サルモネラ菌


サルモネラ菌は、ネズミが触れた物や落ちている糞に触れる事で感染すると言われています。
食中毒を起こすと言われているサルモネラ菌は免疫が少ない小さいお子様や高齢者が感染すると水分不足を引き起こし、死に至るケースも少なくありません。
ネズミが触れた物にうっかり触ってしまわないよう日頃からのネズミ対策が重要になります。

鼠咬症

鼠咬症はネズミに咬まれる事で感染すると言われている病気です。
鼠咬症の症状としては悪寒を伴う発熱や関節痛などが治癒しては再発症すると言われています。
また鼠咬症を避けられたとしてもネズミに咬まれる事による出血多量で死に至るケースも報告されているので十分な注意が必要になります。

ハンタウイルス


ハンタウイルスもネズミに咬まれたりネズミが触れたものを媒介して感染する病原菌の一種です。
ハンタウイルスは呼吸器に異常をきたす病気で発熱発症後に呼吸困難が進行します。
また腎臓にも悪影響を及したり、症状が長く続くなどの事例も挙げられています。

また、ネズミに寄生している虫が媒介となる病気も多いです。

ツツガムシ病


ツツガムシ病とは、ネズミに寄生しているマダニの仲間であるツツガムシが人間を刺す事で引き起こされる病気と言われています。症状としては高熱や発疹、リンパの腫れなどが見られ多臓器不全にまで発展するケースも報告されています。

ペスト


ペストもまたネズミが持ってくるノミが媒介して発症する病気です。ノミを媒介とした症状の場合突然の高熱や頭痛などが見られ、発症から4日後に敗血症などを引き起こします。
致死率も高く大変危険な病気なので、ネズミが発生した場合は早急な対応が必要になります。

ネズミはどういう被害をもたらすの?ネズミによる被害事例


さて、実際にネズミは私達の生活圏にどのような被害を与えるのでしょうか?
ここでは主に三種類に分けて解説していきます。

ネズミが保有する病原菌や咬みつかれる事による健康被害


上記の項目でも解説した通り、ネズミは様々な菌を保有しています。
ネズミに咬まれると鼠咬症だけではなくアナフィラキシーという症状を引き起こし、最悪命の危険に繋がります。
またネズミが住み着く事によって起こる健康被害は病気だけではありません。実際に起こった事例として有名なのが寝たきりの高齢者や乳幼児に噛みつき、大怪我をさせてしまうというものです。
ネズミはげっ歯類に分類される為、噛みつく力は大変強力です。
本気で咬みつけば、靭帯にまで届くほどの大怪我を負わせる事も出来てしまい、大量出血になれば命の危険も伴います。
加えてネズミは賢い生き物なので油断をしてはいけません。しっかりとした対策を行いネズミの侵入を予防したいですね。

家屋の破損や家財の汚損被害が招く経済的打撃


また、げっ歯類であるネズミは様々な物を齧ります。ネズミの歯は永久に伸び続ける為伸びすぎないように削る為です。
この為家屋の柱や家財を齧って台無しにしてしまったり、食材を入れる容器を齧って破壊してしまうという事もあり得るのです。建物がネズミに齧られてしまった場合、建物の価値が大幅に下がってしまい、最悪の場合退去の際に思わぬ出費が出てしまう事もあります。
ネズミは小さいからと甘く見ているとこんな落とし穴が待ち受けている為、ネズミの可能性があればすぐに専門業者への相談などを検討してみてくださいね。
専門業者への詳しい内容は下記の項目で解説します。
ネズミが住み着く事によって他の害獣を呼び寄せてしまう可能性がある
ネズミは多くの害獣の捕食対象に当たります。イタチや蛇といった害獣からカラスなどの鳥類もネズミを捕食としている為、ネズミが住み着いてしまうと同時に他の害獣まで呼び寄せてしまうのです。ネズミだけでも厄介なのに蛇やカラスまでもが寄り付いてしまうと怖いですし精神的ストレスにも繋がります。

配線コードを齧る事によって起きる漏電や火災事故


先ほどネズミは何でも齧るとお伝えしましたがその対象は柱や家具だけではありません。
配線コードなどもその対象になります。実際に起きた事例としては近年ニュースでも取り上げられたネズミが配線を齧った事による漏電火災です。
実はネズミが原因で起こる火災は毎年報告されています。決して少ないとは言い切れないので日頃からの対策が重要になります。

ネズミのサインはこれ!「ラットサイン」について


ネズミが住み着いているかどうかは彼ら家ネズミが残す目印で分かると言われています。
この目印が通称ラットサインです。

外壁やネズミが触れた場所が黒ずんでいる

ネズミが住み着いている家屋には壁などに黒ずみが出来ることがあります。これはネズミが走り回った際にネズミの身体に付着した汚れにあたります。
また黒ずみの他にも足跡などもついている場合があります。

小さな糞が落ちている
上の項目でも解説した通り、ネズミは住み着くと家屋の様々な場所に糞を落とします。
その糞の形状である程度どの種類のネズミが住み着いているのか判別する事が可能になります。
詳しい内容は上の項目を再度ご覧ください。

柱などに齧り跡などがある
ネズミが住み着いていると柱などに齧り跡が見つかる場合があります。
明らかに自然な破損でなければネズミが歯を削る為に齧った跡である可能性が高いです。
また食材を放置してしまっていると知らないうちにネズミに齧られてしまっていたという場合があるので注意が必要です。

ネズミの対策、どうしたらいい?対策方法を紹介

小さくて知能も高いネズミは一度住み着いてしまうと追い出すのが非常にめんどくさい動物です。また、上記でも説明した通り、ネズミを捕食する動物が住み着いてしまい更に厄介な事態にもなりかねません。
更なる二次被害を抑える為にもここではネズミ対策を詳しく解説していきます。

忌避剤を撒く


ネズミを対策する上で一番手軽にできるのが忌避剤の使用です。
設置型、スプレータイプなど様々なものが売られていますがご自身の環境に合わせたものを購入しましょう。ここからは簡単にお勧めのネズミの忌避剤についてお勧めします。

設置タイプ
最近では置くだけタイプに加え、吊るすタイプも登場しているので様々な場面に対応してくれます。ただし、内容によっては人間やペットにも刺激が強いものが多く購入の際はご家庭の状況に合ったものを購入するようにしましょう。

スプレータイプ
設置型では難しい狭い場所やなかなか手が届かない場所などにもお勧めのスプレータイプは殺虫剤のように使用することができます。
ただし火気厳禁の為噴射ガスが溜まりやすい冷蔵庫の隙間などには使用できないので注意が必要になります。また設置型と同じく匂いが強いものが多い為購入の際はしっかりと内容を確認してみてくださいね

くん煙タイプ
対ネズミ用忌避剤の中でも最も人気が高いのがこのくん煙タイプです。
使い方もとても簡単な為誰でも手軽に使用することができますがペットを飼っているご家庭ではペットを部屋の外に連れ出す、精密機器にはカバーをかけると言った事前準備が必要になります。
また使用の際は火災報知機が反応してしまう恐れがある為、火災報知器の直下での使用は避けましょう。

毒餌や罠の設置


またネズミ対策として毒餌や罠の設置も有効です。一般的にネズミを駆除する為に用いられる毒餌は殺鼠剤と呼ばれています。
またこの殺鼠剤には即効性と遅効性の2種類があり、遅効性の毒餌はネズミに警戒心を与える可能性を減らして駆除が出来るメリット、即効性は10時間未満でネズミを死に至らせる為急激にネズミが増えてしまった場合に使用する事がお勧めされています

定期的な清掃で清潔な環境を保つ

ネズミの対策で日頃から可能なものが清掃になります。
ネズミが私達の生活圏に侵入してくる一番の目的は大量の食糧があり、暖かい寝床を確保できる「安心して暮らせる場所」なのです。
ですから食材などを日頃から出しっぱなしにしたりティッシュや新聞紙を出しっぱなしにしているとネズミのこの条件を満たしてしまう為、ネズミが寄って来る可能性が高くなってしまいます。
日頃からの清掃を心がけて食材などは冷蔵庫や決まった保管場所にしまう、新聞紙やティッシュなどは出しっぱなしにしたりせず収納場所の確保などを積極的に行っていきましょう。

業者に依頼する


またネズミが発生してしまい、どうしても自身のみでの駆除が難しい場合は専門業者への依頼がお勧めです。今回は専門業者選びに失敗しないコツを4つに分けて紹介していきます。

業者選びに失敗しないコツ

クチコミの評判が高く、成功実績が豊富な会社を選ぶ
専門業者を選ぶうえでクチコミというのは大変重要になってきます。
いわゆるお客様の声がそのまま確認できるので専門業者を選ぶ際はクチコミの評判が良いものを選ぶようにしましょう。その際にお客様の声が自分の要望に近いものかどうかを見ると失敗しにくいです。
また、クチコミでの確認が難しい場合は専門業者のホームページに飛び、成功実績を確認してみましょう。実績が豊富な会社である程知識も豊富でありより確実な作業内容を組み立てる事が出来ます。

必ず現地調査を依頼し、詳しい工程などを自分の耳や目で確認する
業者に依頼する際は現地調査を引き受け、作業の工程を共有してくれる会社を選びましょう。
現地調査や説明を渋るような会社は金額が実際の内容と見合わない場合があります。
実際に起きたトラブルとして業者に依頼した高齢者が倍以上の金額を要求されたという事例もあります。

複数の会社から見積もりを貰い保証期間についても確認する
また複数の会社からの見積もりというのは業者に依頼する上でとても重要です。
理由として会社によって保証期間が異なってくる、また同じ内容の見積もりでも料金に細かい違いなどがあるからです。一見安く感じた会社が実は保証期間が短くて…というような事がないよう見積もりはしっかり比較し、検討を重ねてくださいね

まとめ


ネズミの被害とその対策についての解説、いかがでしたでしょうか?
ネズミ対策として近くで猫の鳴き声の音源を流すなども効果が有ると言われているので是非一度試してみてください。
害獣駆除ガイドではネズミを始め様々な害獣の対策について解説しております。是非一度他の記事もご覧くださいね!

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