「これってネズミのフン…?」フンから分かる害獣被害の実態とその対策法

ネズミ

まえがき

皆さんは今までネズミによる害獣被害を受けた事がありますか…?
経験のある方ならお分かりいただけるかと思いますが、害獣の出す「フン」は、害獣が棲みついている証拠として重要な役割を果たします。
そして、これは基本的にどの害獣に対しても当てはまる事実であり、フンにまつわる知識を学ぶことは害獣被害への対処を行う上でとても大切なことです。
そこで今回は、この「フン」に焦点を当てて、ネズミによる害獣被害対策に役立つ情報をお届けします!
もし、自宅で動物のフンらしきものを見つけて不安に感じていらっしゃっるのなら、この記事を読んで正しい対処法を学ばれることをオススメします。

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最近うちの敷地に動物のフンらしきものがあったのよ。
思い返してみたら、天井裏から「カタカタカタッ……」って物音が聞こえる事もあったし、もしかしてネズミか何かが棲みついてるんじゃないのかしら?

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お話を聴いた限りでも、残念ながらネズミが棲みついている可能性が高いと考えられます。
まずは、本当に棲みついているのか、棲みついているとしたらどんな動物か、どこに巣を作っているか、個体数はどれほどか…など、確認すべきことが沢山あります。
この記事の中で順を追って解説いたしますので、ぜひご覧ください!

ネズミの基礎情報

詳しい形態・生態

ネズミの定義は分類学上の立場によって変わるものの、一般的にネズミ目(げっ歯目)に属する哺乳類を総称して言います。
基本的に目はあまり良くありませんが、かわりに聴覚、臭覚、味覚、触覚が非常に発達しており、その適応能力の高さから世界中に分布を広げ、最も成功した哺乳類の一つとして数えられています。
それでは、そのネズミの具体的な特徴を見ていきましょう。

外見

ネズミの外見的特性は以下のように多岐にわたります。

  • 体形: ネズミは一般的に小さな体を持ち、丸い耳、とがった鼻先、長い尻尾といった特徴があります。
  • : ネズミの色は種類によりますが、一般的に背側は茶色から灰色、腹側は明るい灰色です。
  • : ネズミの尾は体長と同じくらい長いものもありますが、種類によっては体長より短いものもあります。尾の色も種類によりますが、一般的には黒色または肌色です。
  • : ネズミの耳は大きく、前に倒すと目に届くものもあります。

食性

ネズミは雑食性で、食べ物の選り好みをしません。人間の食料からペットフード、家畜飼料、さらには水分補給のための観葉植物の葉まで食べてしまいます。
また、昆虫を捕らえて食べることもあるため、人家ではゴキブリが餌になる場合もあります。
食事量は大体、1日に体重の約3分の1から4分の1の量を食べると言われており、大きいドブネズミ(体重200~500g)であれば50~80gの餌を一日で食べてしまうのです。

生活様式

ネズミは主に夜行性で、夜間に活動を行います。
一般的に数匹から10数匹で群れを作り、巣を中心に餌を確保するための領域を作ります。
また、種類によっては縄張りを持つこともあり、それぞれが自らの住処やエサ場を守ろうと他のネズミ集団の侵入を阻もうとします。
ネズミは地下にトンネルを掘ったり、木の穴や根元などに巣を作ることが多いです。その周辺が彼らの生息範囲となります。

繁殖力

ネズミは1年で約5~6回妊娠し、1回につき約5~10匹の子どもを産みます。
特にクマネズミとドブネズミは、妊娠期間が約21日で、1回の出産でそれぞれ約6匹と約9匹を産みます。
また、ハツカネズミは妊娠期間が約17~20日で、1回の出産で約5~6匹を産みます。
繁殖期間: ネズミは生後約2~3ヶ月から繁殖可能になり、その能力は約2年間続きます。基本的にネズミは1年中の繁殖が可能ですが、繁殖のピーク時期が3月~5月の春と、9月~11月の秋になります。
ネズミの繁殖力は非常に高く、「ねずみ算」という言葉が生まれるほどです。
多産で成長が速く、1年中繁殖期があるため、数が急速に増えていきます。

習性

ネズミは壁沿いや家具のすぐそばを移動する傾向があります。部屋の中央を横切るような動きはほとんど見られません。

種類

ネズミと一般に呼ばれる生物は、諸説ありますが1000~1800種程度存在します。その中でも、人間の生活に影響を与える「家ネズミ」は主に「クマネズミ」「ドブネズミ」「ハツカネズミ」の3種類です。

クマネズミ

クマネズミは、ネズミ目(齧歯類)・ネズミ科・クマネズミ属に分類される大型のネズミで、以下のような特徴を持っています

  • 体の大きさと色: クマネズミは小型で、丸い耳、尖った鼻、長い尻尾が特徴的です。体長は約15cmから25cm、体重は約100gから200gとなります。背面は茶色で、腹部は明るい黄褐色、尻尾は黒色です。
  • 行動パターン:クマネズミは夜行性で、日が沈んだ直後と夜明け前が最も活発に活動します。高い場所への移動が得意で、ビルや天井裏を走り回ることがあります。
  • 食事: クマネズミは雑食性で、穀物や果物、種子、野菜などを食べます。また、昆虫を捕食することもあり、人間の住む家ではゴキブリが餌になることもあります。
  • 繁殖: クマネズミの繁殖力は非常に高いことで知られています。妊娠期間は21-24日で、一度に2-18子を産み出し、平均して5.5子を産みます。子供たちは生後約20日で離乳し、12-16週で性成熟します。

ハツカネズミ

ハツカネズミは、その小さな体型と特性から、人々の生活空間に頻繁に出現することで知られています。以下にその主な特徴を述べます:

  • 体の大きさと色: ハツカネズミの体長は約5~10cmで、体重は約10~30gです。毛色は背面が白、灰、黒、褐色などで、腹部はそれらの薄い色をしています。
  • 行動パターン: ハツカネズミは主に夜行性で、日が沈んだ直後と夜明け前が最も活発に活動します。また、好奇心旺盛な性格で、新しいものに対する警戒心が弱いです。
  • 食事: ハツカネズミは雑食性で、穀物や果物、種子、野菜などを食べます。
  • 繁殖: ハツカネズミの繁殖力は非常に高く、生後わずか35日程度で繁殖可能です。妊娠期間は約20日で、「ハツカネズミ」の名前の由来になっているという説もあります。
  • 寿命: ハツカネズミの寿命は1~2年ほどですが、野生ではエサを確保できなかったり、外敵に襲われるなどで寿命よりも早く命を落とす可能性があります。

ドブネズミ

ドブネズミは、その大きさと特性から、人々の生活空間に頻繁に出現することで知られています。以下にその主な特徴を述べます:

  • 体の大きさと色: ドブネズミの体長は約18~28cmで、体重は約280~480gです。毛色は背面が灰褐色、茶褐色、赤褐色で、腹部はそれらの薄い色をしています。
  • 行動パターン: ドブネズミは泳ぎが得意で、下水溝などにも生息します。また、好奇心旺盛な性格で、新しいものに対する警戒心が弱いです。
  • 食事: ドブネズミは雑食性で、肉、魚、昆虫、ペットフードなどタンパク質を好むため、ゴミ捨て場や床下倉庫、地下街に住み着くことも多いです。
  • 繁殖: ドブネズミはとても繁殖力が高い動物です。ドブネズミは生後3ヵ月から繁殖可能になり、平均寿命の2年間のあいだにおよそ10回の出産を繰り返します。

家ネズミのこうした特徴から、家や店舗などで見かけた場合には注意が必要です。
特に飲食店では風評被害や食中毒などの健康被害につながる可能性があるため、適切な対策を講じることが重要です。

ネズミによる害獣被害

害獣被害の例

衛生環境への被害

ネズミはさまざまな菌やウイルスを持っており、それが人の体内に入ることによって感染してしまい、最悪の場合死に至る恐れもあります。また、ネズミに付いたダニが別のエサを求めて人間に危害を加えたり、腐敗して別の虫が発生したり、悪臭の原因になります。

建物への被害

ネズミの前歯は一生伸び続ける特性を持っています。そのため、何か硬いものをかじって前歯を削る習性があります。
そのため、鋭い歯でコードなどを噛み切ることによって起こる電気災害(電線ケーブルやガス管を噛み切ることによる停電や火災、爆発事故など)や建築物の柱や構造体への損傷などを引き起こします。

経済的被害

ネズミが家にいることによって、さまざまな面で費用が掛かります。起こりうる経済的被害の例としては、食料品を食べられること、建物の価値が下がること、漏電が起こることなどがあります。

フンを見つけたら…

ネズミのフンは一つ一つが小さいので、パッと見ただけでは小石などと勘違いしがちです。
しかし、ネズミのフンならではの特徴がいくつか存在するので、その見分け方と、見つけた後の対処法を簡単にご説明したいと思います。

ネズミのフンの特徴

ドブネズミも、クマネズミも、ハツカネズミもなんでも食べる哺乳類なので、ネズミのフンには草食動物とは異なる臭いがあります。
また、フンの大きさは体の大きさに比例していて、形にもそれぞれの特徴が見られますが、
一般的な家ネズミのフンは約4mm~20mmほどの大きさで、細長くて黒っぽい色をしています。

ちなみに、アブラコウモリのフンはネズミのフンと見分けがつきにくいので、見間違いに注意が必要です。
昆虫を食べているコウモリのフンは崩れやすいので、そういった点にも、以下の解説と併せて気をつけてください。

ハツカネズミ

大きさ4~7mm色茶色
<特徴>米粒ほどに小さく両端がとがっている

ドブネズミ

大きさ10~20mm色焦茶・灰色
<特徴>糞(フン)がまとまっていて太い

クマネズミ

大きさ6~10mm色茶・灰色
<特徴>糞(フン)が散らばっている場合が多く細長い

アブラコウモリ

大きさ5~10mm色茶色
<特徴>ネズミに似ているが主食が昆虫なのでパサパサしている

巣を探す

害獣対策を行うための第一歩として、まずは巣の特定が必要になります。
同じネズミであっても、種類によって僅かに巣作りの特徴が異なるので、以下の情報を参考に巣の特定を行ってください。

クマネズミの巣

クマネズミは高所で乾燥した場所を好み、すぐに隠れられるような目立たない暗い場所に巣を作ることが多いです。具体的には、以下のような場所に巣を作る傾向があります。

  • 収納スペース(例:クローゼットやタンスの裏、家具の隙間など)
  • キッチン(例:冷蔵庫の裏や食品庫、シンク下など)
  • 天井裏や屋根裏

ドブネズミの巣

ドブネズミは湿気のある場所を好み、風通しの悪い以下のような場所に巣を作る傾向があります。

  • 床下
  • 台所や水場の死角
  • 家具や家電の裏

ハツカネズミの巣

ハツカネズミは体が小さく、他のネズミが入れない狭い場所にも巣を作ります。具体的には、以下のような場所に巣を作りやすいです。

  • 倉庫や物置
  • 家具や家電のわずかな隙間

警戒心が強いため、壁際や物陰を体が触れるようにして移動します。
そのため、 生息場所近辺の壁や柱には、ネズミの体表の黒い汚れ(ラットサイン)や体毛が付着し、足跡が残っていたり フンが落ちていることがあり、これを手掛かりに巣の位置を特定できる可能性もあります。

自分でできる対処法

対処手順

侵入経路を塞ぐ

ネズミが家に入ってこないようにするには、侵入経路を塞ぐことが重要です。
ネズミは小さな隙間や穴からも侵入できるので、金網やパテ、金だわし、防鼠パテなどを使って隙間をふさぎましょう。
特に、通風孔や排水管、エアコンの開口部などはネズミの侵入口になりやすいので注意が必要です。

粘着シートを設置する

  • 粘着シートの種類
    粘着シートには、ネズミを誘引する成分が含まれているものと含まれていないものとが存在しますが、お値段が張る分、前者の方がより効果的です。
    また、粘着シートの大きさも重要で、小さいサイズの粘着シートだとネズミが粘着シートに捕まりにくくなります。
    粘着シートを選ぶ際には、ネズミが通る場所の大きさに合わせたものを選ぶようにしましょう。
  • 粘着シートの設置場所
    粘着シートを設置する場所は、ネズミが通りやすい場所に設置する必要があります。
    壁際や四隅、荷物の間など、ネズミが通りやすい場所に設置することが重要です。
    また、粘着シートの下に新聞紙や包装紙を敷くことで、ネズミに付着している汚れが落ち、粘着力の強度を保ったまま捕獲することができます。

殺鼠剤を使用する

ネズミ対策として殺鼠剤を使用することは、一般的な方法の1つです。
殺鼠剤には、投げ込み式、トレイ式、蓄積毒系、急性毒系などの種類がありまあすが、使用する場所や状況によって適したものが異なるため、選ぶ際には注意が必要です。

使用する前には必ずラベルや説明書を確認した上で正しく使用し、小さなお子さんやペットがいる場合は設置場所に注意するようにしましょう。

忌避剤を使って追い出す

ネズミ対策として忌避剤を使用することは、一般的な方法の1つです。
忌避剤には、ネズミが嫌がる成分やニオイを用いて、ネズミを追い払うものがあります。
忌避剤には、ミント、ハッカ、ユリ、唐辛子、ワサビ、蚊取り線香、天敵のニオイなどが含まれているものがあります。使用する場所や状況によって適したものが異なるため、選ぶ際には注意が必要です。
また、粒状・小包タイプ、スプレータイプ、燻煙タイプといった形状の違いもいくつかあるので、ピッタリの忌避剤を選ぶのは意外と簡単ではありません。

巣を撤去する

ネズミ対策として巣を撤去することは、一般的な方法の1つです。巣を撤去することで、ネズミの繁殖を防ぐことができます。以下に巣を撤去する際の手順を示します。

1.ほうきとちりとりで巣を取り除く(このとき糞も取り除くようにする)。
2.取り除いた巣をビニール袋に入れて口を結び、すぐに処分する。
3.ねずみの巣や糞を取り除いたあと、菌をなくすため広範囲に消毒用のアルコールスプレーなどを吹きかけ殺菌消毒をおこなう。
4.作業時に着ていた衣類はすぐに着替えて洗濯をする(作業の際に菌などが付着している恐れがあるため)

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害獣駆除って口で言うのは簡単だけど、改めて列挙されると想像以上に大変そうね。
できれば自分でなんとかしたいって考えてたけど、どうしようかしら……?

専門業者に任せる

専門業者がオススメな理由

知識と経験

知識と経験があるネズミ駆除専門業者はネズミ駆除のプロですので、一般人が決して持っていない専門的な知識と経験を有しています。
ネズミを専門とする業者だからこそ、効率的かつ効果の高い駆除方法を見極めることができるのです。
駆除の一環で行われる「侵入経路対策」はネズミ駆除の要となりますが、ネズミ駆除専門業者であれば、素人だと気づけないような、箇所に対しても徹底した防鼠施工が可能です。

危険な作業を任せられる

自力でネズミ駆除を行うということは、つまり、ネズミの死骸やフンを自分の手で対処することを意味します。
ご存じの通り、ネズミやネズミの糞尿はとても不衛生です。
当然ネズミを介して病原菌やダニ・ノミなどに感染するリスクも考えられます。

手間と時間が節約できる

素人がネズミ駆除をしようと思うと、必要なノウハウないために、駆除に無駄な手間と時間をかけてしまう可能性があります。間違った施工により「作業のやり直し」などを迫られれば、業者に依頼するよりも費用が嵩んでしまう、本末転倒な事態になりかねません。
その点、ネズミ駆除専門業者に依頼するとそれ相応の費用は掛かるかもしれませんが、不必要な手間や被害再発の心配を無くせることを考えれば、それ以上に大きなメリットと言えるのではないでしょうか。

優良業者の探し方

「害獣駆除業者を探すと決めたけれど、一体どうやって探すの…?」
こうお悩みの方もいるかもしれません。
業者探しに利用する方法・媒体といえば「チラシ」、「情報誌」「知り合いからの紹介」など、実に様々ですが、一番オススメなのが「インターネット」上で探す方法です。
例えば、チラシや地元情報誌に掲載されている広告をもとに業者を探せば、自宅が対応範囲に含まれている業者を効率的に見つける事ができます。
あるいは、業者を利用した経験のある知り合いからの紹介であれば、実際に利用した人のリアルな評価を参考にする事ができるでしょう。
しかし、その反面どれも少ない選択肢の中から業者を選ぶことになるというデメリットを抱えています。
その点、インターネットを利用した業者探しには以下のメリットが挙げられるでしょう。

  • 手間がかからない
    仕事や雑務に追われる日々の中で、最良の業者を見つけることは容易ではありません。
    インターネットを使用すれば、実際に足を運んだりすることなく、ワンクリックで業者を探せるのは忙しい方に最適でしょう。
  • 比較しやすい
    検索エンジンを使って害獣駆除+地域で検索すれば、それらの地域に展開する様々な業者を比較することが可能です。
    さらに、インターネット上には業者探しに特化した専門の「価格比較サービス」などがあり、地域はもちろん、価格や口コミなどを一括で比較することもできます。
  • 選択肢が豊富
    一番のメリットは選択肢が豊富であることです。
    チラシや看板、紹介などで知り得る業者の数は非常に限られており、これらの中から依頼先を見つけるのは損な方法であると言っても過言ではありません。
    その反面、インターネットには日本全国の駆除業者の情報が掲載されており、豊富な選択肢の中から価格・保障の有無・対象地域・サービス内容など、自分の重要視するポイントを元に最適な業者を選ぶことが可能です。

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なんとなく看板広告に出てた業者に頼もうしてたけど、一度インターネットで検索してみようかしら…。

おわりに

解説は以上になりますが、お分かり頂けたでしょうか?
自宅にネズミが棲みついた場合は、慌てて間違った対応をとらないよう注意してください。
当サイトでは、ネズミをはじめアライグマ、イタチ、ハクビシン、コウモリ、ハチなど…様々な害獣・害虫に関する情報をお届けしておりますので、必要に応じてそちらもご覧いただけますと光栄です。

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害獣被害は一見すると被害が目につきにくい床下や天井裏などが現場になる事が多いので、建物の所有者であっても実態を把握することが難しいです。したがって、動物のフンを発見し次第、事態を軽視せずに速やかに害獣対策を実行しましょう。

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