「東京にハクビシンなんているの?」——この疑問への答えははっきりしています。都内のハクビシンは多摩地域だけでなく、23区(区部)のほぼ全域に広く分布していると考えられています。新宿や杉並の住宅街で電線を歩く姿が目撃され、世田谷区や足立区などにも多くの相談が寄せられている状況です。ハクビシンは都内の住宅街でも珍しくない存在になっています。
ところが、いざ見かけたときに通報先や初動を間違えると、法律違反になりかねません。自治体ごとに箱わなの設置条件も違うため、「区に連絡すれば無料で全部片づく」とは限らないのが実態です。
この記事では、東京都内のハクビシン出没データ・被害の実態・相談先の選び方を、自治体の公開情報と現場の知見をもとに整理しました。
1. 東京都内のハクビシン出没状況|23区・多摩の分布と相談件数

1−1. 23区のほぼ全域に分布|区部の相談が多摩を上回る
現場で相談を受けていて実感するのは、「ハクビシンは郊外の話」という思い込みと実態のズレです。東京都環境局は、ハクビシンについて多摩地域だけでなく区部のほぼ全域に広く分布していると説明しています。
令和6年度の相談件数を見ると、区部のハクビシン相談は2,211件、多摩地域は729件で、ハクビシン単独では区部が多摩の約3倍にのぼります。「都心の住宅地こそ相談が集中している」という点が、対策を考えるうえでの出発点になります。
農林水産省の令和6年3月版「野生鳥獣被害防止マニュアル(中型獣類編)」でも、東京都では23区のほぼ全域に分布し、ビルが多い環境でもギンナンなどの景観樹や生ごみがあれば生活できると説明されています。
参考:東京都環境局 アライグマ・ハクビシン対策について
参考:農林水産省 野生鳥獣被害防止マニュアル(中型獣類編)
1−2. 新宿・文京・杉並など都心での目撃と電線・屋根上リスク
「新宿にもハクビシンが出るの?」と驚く方は少なくありません。新宿区は2025年12月更新のページで、柿やビワなどの果実が食べられた、天井裏に棲みつかれたといった相談があり、平成27年度から区内全域で捕獲等を実施していると案内しています。
報道事例では、2026年6月にテレビ朝日系のニュースで、東京・高円寺の住宅街で細い電線を歩くハクビシンの映像が報じられました。都心の住宅密集地では電線や雨どいが移動経路になっている様子がうかがえます。
ただし報道は目撃事例であり、分布や生息密度の統計とは役割が異なります。「頻繁に報道される=その地域で大量発生」とは限らないため、地域ごとの傾向は東京都環境局や各自治体の相談・捕獲実績で確認する姿勢が欠かせません。
参考:新宿区 アライグマ・ハクビシン対策
報道事例:テレ朝news 東京でハクビシン増殖 空き家で繁殖か
1−3. 令和6年度統計は総数・ハクビシン単独・種不明を分けて見る
東京都環境局の相談件数の推移を読むときは注意が要ります。区部の令和6年度相談件数は計3,651件ですが、そのうちハクビシンは2,211件で、残りにはアライグマや種不明の相談が混ざっています。
「相談件数が増えた=個体数が増えた」と即断するのも危険です。環境情報科学の論文集(第34回、J-STAGE掲載)では、目撃情報は中型哺乳類の外見が似るため種同定の精度に課題があり、農家対象の同定テストでハクビシンの正解率が半数未満だった報告も引用されています。数字の背景まで読み取る必要があります。
| 地域 | 相談件数(総数) | うちハクビシン | ハクビシン防除捕獲数 |
|---|---|---|---|
| 区部 | 3,651件 | 2,211件 | 300頭 |
| 多摩地域 | 2,516件 | 729件 | 138頭 |
| 合計 | 6,167件 | 2,940件 | 438頭 |
※捕獲数は「防除捕獲」(自治体が防除実施計画に基づき行う捕獲)ベースです。狩猟やその他有害捕獲を含めた令和6年度のハクビシン捕獲総数は644頭となります。
出典:東京都環境局 都民からの相談件数の推移(2026年4月確認)
2. ハクビシンが東京で増えたのはなぜ?餌・ねぐら・移動経路

「山から下りてきた」という単純な説明では、都内のハクビシン問題は理解できません。都市部では屋根裏や空き家、寺社仏閣の天井裏が休息・繁殖場所として利用されやすい点が大きな要因です。
農林水産省の中型獣類マニュアルも、生息域拡大の原因として廃棄野菜・果実、放任果樹、無防備な田畑などの餌場と、屋根裏・壁の隙間・空き家が休息・繁殖の場になっている点を挙げています。
東京で定着しやすい条件は、山間部との比較で見ると明確になります。
| 要因 | 山間部 | 東京の都市部 |
|---|---|---|
| 餌の種類 | 野生の果実・昆虫 | 生ごみ・庭果実・ペットフード |
| ねぐら | 樹洞・岩穴 | 屋根裏・空き家・倉庫 |
| 天敵 | 猛禽類・キツネ等 | 出会いにくい |
| 移動経路 | 樹木・地面 | 電線・雨どい・塀・庭木 |
当協会(一般社団法人 日本有害鳥獣駆除・防除管理協会)の依田信一郎代表理事も、2026年6月のテレビ朝日『グッド!モーニング』で、都心が食料の豊富な環境である点を解説しています。餌とねぐらの管理が対策の根幹になる理由が、ここにあります。
参考:農林水産省 中型獣類マニュアル(生息拡大の原因)
参考:一般社団法人 日本有害鳥獣駆除・防除管理協会 テレビ番組への専門家出演実績
3. 東京のハクビシンは何がやばい?家屋・健康・農作物の危険性

3−1. 屋根裏のたまり糞・尿染み・木材腐食と住環境への影響
ハクビシンが屋根裏に棲みつくと、「同じ場所に排泄する」習性が問題になります。糞尿が一箇所に溜まると、天井のシミ・悪臭・害虫の発生が典型的な兆候として現れ、進行すると天井板の破損につながることもあります。
実際、都内の木造戸建てで「天井の一角だけ茶色く広がってきた」という相談を受けると、屋根裏で糞尿が長期間たまっていたケースが目立ちます。放置すると清掃・補修が必要になる可能性があり、費用も膨らみやすくなります。「夜中に天井裏でガタガタ音がする」と感じた段階で動くことが、費用を抑える近道です。
関連記事:ハクビシンによって起きる4つの被害!自分でできる応急処置も解説
3−2. 糞尿・素手接触で注意したい感染症リスク
ハクビシンに近づくだけで必ず感染症にかかるわけではありません。ただし厚生労働省は、野生動物がどんな病原体を持つか分からないためむやみに触らないこと、糞尿が乾燥すると病原体が空気中を漂って吸い込みやすくなるため速やかに処理するよう呼びかけています。
清掃時に気をつけたいポイントは次の通りです。
- 乾燥した糞尿を掃き掃除しない(粉塵を吸い込むリスクがある)
- 素手で触れず、マスク・手袋を使う
- 小さな子どもや高齢者を清掃場所に近づけない
- 体調に不安があれば「野生動物の糞尿に接触した可能性」を医療機関に伝える
厚生労働省のレプトスピラ症の説明では、病原性レプトスピラを保有する動物の尿で汚染された水や泥から、経皮的・経口的に人へ感染する経路が示されています。屋根裏の清掃では防護措置が欠かせません。
参考:厚生労働省 野生動物に触れない・糞尿処理の注意
参考:厚生労働省 レプトスピラ症の感染経路
関連記事:ハクビシンのフンは感染症の元?生態と対策を徹底解説!
3−3. 電線・雨どい・通風口からの侵入経路と8cmの隙間
農研機構の研究成果によると、ハクビシンの成獣は一辺8cmの正方形、直径9cmの円形、6×12cmの横長長方形、11×7cmの縦長長方形の入口から侵入できます。わずか拳ひとつ分ほどの隙間が侵入口になりうるのです。
東京の住宅で点検すべき場所は具体的に以下です。
- 床下の通風口(金網が外れていないか)
- 軒下の破損・板のズレ
- 換気口カバーのゆるみ
- 屋根に接する庭木の枝(屋根への足がかりになる)
- 雨どい沿いの壁面(垂直に登れるため2階も油断できない)
3−4. 庭木・家庭菜園・都市農地で起きる食害と予防策
農作物被害は農家だけの問題ではありません。庭の柿やビワ、家庭菜園のトマト・トウモロコシもハクビシンの食害対象になります。東京都産業労働局の第5次農林業獣害対策基本計画では、公開資料で確認できる基準年度である令和元年度のハクビシンによる農作物被害面積が2.0ha、被害金額が10,045千円とされ、北多摩・南多摩地域が特に多い一方で区部でも発生しています。
都内の持ち家で取り組める予防策としては、果実を早めに収穫する、落果を放置しない、家庭菜園を防獣ネットで囲む、ペットフードを屋外に出しっぱなしにしない、といった対応が効きます。
参考:農林水産省 放任果樹・餌場管理の重要性
関連記事:【ハクビシン対策】家庭菜園・果樹園・家などハクビシンの被害に備えて対策をしましょう!
4. ハクビシンと断定できない時の見分け方|アライグマ・タヌキとの誤認

屋根裏の動物を目で確認できるケースは多くありません。足音だけで「ハクビシンだ」と断定するのは難しいものです。特に東京都内ではアライグマとの誤認が目立ち、地域によってはアライグマの捕獲がハクビシンを上回る例もあります。地域によっては「東京の害獣=ハクビシン」と単純化できません。
その場で見分ける手がかりを、東京都北区の啓発資料などをもとに整理しました。
| 種類 | 全長・体格 | 尾 | 顔の特徴 |
|---|---|---|---|
| ハクビシン | 全長1m前後・スリム | 細くて長い | 鼻から額にかけて白い線 |
| アライグマ | 中型犬ほどの大きさ | 長く縞模様でふさふさ | 目の周りに黒いマスク模様 |
| タヌキ | 小型で丸みがある | 太く短い・縞なし | 目の周りが黒く体は毛が長い |
農林水産省の痕跡から獣種を特定する方法では、足跡・糞・食べ跡から種を判別する手順が示されています。自分で判断が難しい場合は、以下を記録して自治体や専門家に相談するのが確実です。
- 目撃したら写真・動画を撮る
- 糞があれば場所・形状・大きさを記録する(直接触らない)
- 足跡はスマートフォンで接写する
- 侵入口と思われる隙間の位置と大きさを測る
参考:農林水産省 痕跡から獣種を特定する方法
関連記事:【画像で判定】ハクビシンの見分け方|鼻筋・尾・四肢でわかる特徴を写真付き解説
関連記事:アライグマ・ハクビシンの違いとは?それぞれの特徴や被害の対処法を解説
5. 東京でハクビシンを見つけたら?通報先と初動対応

庭や電線でハクビシンらしき動物を見かけたら、まず落ち着いて距離をとりましょう。見かけただけでは捕獲対象にならないケースが多く、追いかけたり自力で捕まえようとしたりするのは、法律上も安全上も避けるべきです。
関連記事:ハクビシン 見つけたらするべきこと
5−1. 自力で捕まえないこと|鳥獣保護管理法の注意
結論から言うと、許可なくハクビシンを捕まえるのは違法です。鳥獣保護管理法では、狩猟による場合を除いて原則として鳥獣の捕獲等が禁止されています。違反すると1年以下の懲役または100万円以下の罰金が科されることもあり、法的リスクは決して小さくありません。
「害獣だから駆除して当然」と思っても、自己流の捕獲は避けましょう。捕獲が必要なときは自治体の窓口に相談し、許可を得た専門業者に依頼するのが安全です。
参考:環境省 捕獲許可制度の概要
参考:環境省 野生鳥獣の違法捕獲の防止
関連記事:ハクビシンの捕獲は法律違反!?許可申請の手続き方法や注意点を解説
5−2. まず記録して相談する|写真・糞・侵入口のチェック
相談をスムーズに進めるため、事前に以下を整理しておくと有効です。
- 目撃・音・糞などの発生日時と場所
- 動物の写真・動画(撮影できた場合)
- 糞の写真(場所が分かる全景と接写の両方)
- 侵入口と思われる隙間の位置・大きさの写真
- 建物の構造(戸建て・集合住宅/持ち家・賃貸の別)
自治体の窓口では、「見かけただけ」と「家屋に被害がある」で対応が大きく変わります。具体的な被害状況を伝えられる記録こそが、適切な対応を引き出す鍵になります。
6. 東京都・区市町村の相談窓口と自治体対応の違い

東京都で一律の無料駆除制度があるわけではありません。まずは自分の住む区市町村の条件を確認することが、遠回りを防ぐ第一歩です。
ハクビシンとアライグマを共通の窓口で受け付ける区市町村が多く、環境・衛生担当課が一次窓口になるケースが目立ちます。ただ、実際に相談を仲介していて痛感するのは、同じ「都内」でも箱わなの貸し出し条件や清掃・封鎖の扱いが区ごとに違う点です。都は平成25年に防除実施計画を策定し参加自治体を増やしてきましたが、計画に参加していても、対象建物や利用回数の運用まで踏み込むと現場対応はばらつきます。
関連記事:ハクビシンの駆除は市役所にお願いできる?自治体で可能な対応は?
6−1. 自治体ごとに異なる箱わな設置・対象建物・利用回数
本記事で確認した範囲では、「庭や道路で見かけただけ」は対象外とし、家屋への侵入被害や糞尿被害など実害があることを条件とする区が中心でした。新宿区では、家屋内侵入による糞尿・臭気・騒音被害、または庭等での果実食害がある場合が実施対象です。
また、箱わな設置を「同一場所につき年度ごとに1回」とする例(新宿区・世田谷区・武蔵野市など)があり、設置期間も自治体により差があります。細かな条件は居住自治体のページで確認してください。
6−2. 賃貸・集合住宅・店舗は自己負担や管理者対応になる場合
中野区は集合住宅(マンション・アパート等)を対象外とし、新宿区も管理会社や管理組合が管理する集合住宅は対象外としています。賃貸物件で被害に遭った場合は、まず管理会社や大家に連絡し、建物所有者として自治体への相談や業者手配を依頼する流れになります。
世田谷区は対策リーフレットで、侵入口の閉鎖工事や清掃・消毒は自己負担になる点を案内しています。
参考:世田谷区 自己負担作業を含む対策リーフレット
関連記事:アパートでハクビシンの被害を受けた!見つけ方や駆除方法も解説
6−3. 自治体別の条件比較|箱わな・対象建物・自己負担の違い
相談・捕獲実績を公開している区を例示しました。集計方法が自治体ごとに異なるため単純な順位付けはできません。本記事で確認した範囲では、清掃・封鎖を自己負担(依頼者負担)とする区が多いことが確認できました。「自分の自治体はどうか」を確認する軸としてご覧ください。
| 自治体 | 箱わな設置の条件概要 | 清掃・封鎖 | 確認年月 |
|---|---|---|---|
| 世田谷区 | 被害のある住宅等。委託業者が現地調査 | 自己負担 | 2026年6月 |
| 新宿区 | 家屋内侵入・糞尿・食害のある住宅等(管理会社管理の集合住宅は除く) | 依頼者負担 | 2025年12月 |
| 豊島区 | 被害が発生している住宅等・年度内1回 | 自己負担 | 2026年6月 |
| 足立区 | 被害住宅 | 自己負担 | 2026年6月 |
最新条件は各区市町村のホームページか環境・衛生担当課への電話で確認するのが確実です。
7. 捕獲だけでは再侵入は防げない|侵入口封鎖・清掃・消毒まで

自治体の箱わなでハクビシンを1頭捕まえても、それだけでは解決しません。新宿区も「ハクビシンを捕獲しても侵入口があれば再び侵入される」として、侵入口の遮断は依頼者自身が工務店などに依頼するよう案内しています。武蔵野市も、捕獲事業の利用者が侵入口を塞ぐ工事・糞尿撤去・清掃・消毒を自己負担で行う責務があると明示しています。
再侵入を防ぐために必要な作業は主に3つです。
- 侵入口の封鎖:通風口・軒下・換気口などの隙間を金網やパンチングメタルで塞ぐ
- 糞尿の清掃・消毒:屋根裏に溜まった糞尿を除去し、消毒処理を行う
- 餌場・ねぐらの環境整備:庭の果実を早めに収穫し、生ごみの管理を徹底する
自治体の無料捕獲事業はあくまで箱わな設置・捕獲が中心で、侵入口の封鎖・清掃・消毒は自己負担となる自治体が多いのが実態です。ここを理解せずに「無料で全部解決」と思い込むと、捕獲後の費用で後悔しかねません。再発防止まで含めた防除を業者に依頼する場合の費用は、建物の広さ・糞尿量・侵入口の数・足場の有無によって大きく変わるため、複数の業者から見積もりを取って比較することをおすすめします。
参考:農林水産省 餌場・繁殖場所の管理の重要性
関連記事:ハクビシンが天井裏に?今すぐできる駆除方法と再発防止対策を解説!
8. 東京のハクビシン被害は専門協会の無料相談へ

東京でハクビシンの被害に困ったら、判断基準はシンプルです。まず居住する自治体の環境・衛生担当課に連絡し、対象外だった場合や封鎖・清掃・業者選びで迷う場合に専門窓口を検討する——この順序が無駄がありません。「賃貸だから対象外」「箱わなは今年度使い切った」「清掃・封鎖は自分で手配してほしい」と案内されたときの選択肢が、当協会(一般社団法人 日本有害鳥獣駆除・防除管理協会)の無料相談窓口です。
8−1. 無料相談で確認できること|音・フン・侵入口・業者選び
当協会の無料相談では、最適な対処方法の案内や、希望に応じた専門業者の紹介を受けられます。天井裏の音や糞の特徴、侵入口の自己点検は、東京都のアライグマ・ハクビシン侵入チェックシートで確認したうえで、必要に応じて自治体または協会・許可業者へ相談すると話が早く進みます。
- 天井裏の音や糞から、ハクビシン・アライグマ・ネズミのどれに近そうか
- 自治体の捕獲事業が利用できるかの確認ポイント
- 侵入口の自己点検方法と、希望に応じた専門業者の紹介
電話だけで方向性が定まるケースも多くあります。当協会の受付記録に基づく内部集計では、2025年度までに累計6,775件が電話相談のみで対処方法をお伝えできています(対象期間:〜2026年3月/対象範囲:全国の相談受付。相談対応ベースで、駆除完了件数とは異なります)。
- 対処方法
- 業者選び
- 害獣の特定

8−2. 当協会のTV出演・行政連携実績
2026年6月9日放送のテレビ朝日『グッド!モーニング』では、当協会の依田信一郎代表理事がハクビシンの増加要因と都心での被害を解説しました。行政連携は2025年度に1,000件以上、年間相談件数は5,000件以上に達しています(当協会集計。行政連携は自治体からの依頼・紹介・協力対応の合計で、協会発表ベースの数値です)。
参考:一般社団法人 日本有害鳥獣駆除・防除管理協会 テレビ番組への専門家出演実績
9. 東京のハクビシンに関するよくある質問
9−1. 東京都でハクビシンの駆除は無料でできますか?
「捕獲まで無料、その前後は自費」が実態です。多くの区市町村は箱わな設置を無料としますが、家屋侵入や糞尿被害などの実害が条件で、侵入口の遮断・清掃・消毒は自己負担が基本になります。
9−2. 府中市などでハクビシンが出たらどうすればいい?
居住自治体の窓口を確認し、写真と侵入口の情報を整理してから連絡するのが近道です。府中市では、個人が所有し現に居住する一軒家にハクビシンやアライグマが侵入した場合に、家屋からの追い出しや敷地内への箱わな設置を行います(事業所や賃貸住宅は対象外です)。
9−3. ハクビシンの目撃情報だけで自治体は動いてくれますか?
庭や道路で見かけただけでは箱わな設置の対象にならないのが一般的です。日時・場所・写真を添えて情報提供しておくと、実害が出たときの相談がスムーズになります。
9−4. 東京のハクビシンはアライグマと間違えやすいですか?
はい、夜間や遠目では誤認しやすいです。見分け方の詳細は本記事「4. ハクビシンと断定できない時の見分け方」を参照してください。
10. まとめ|東京のハクビシン被害は早期相談で家と家族を守る
ハクビシンは都内の23区・多摩を問わず広く分布し、屋根裏への棲みつきや庭の果実食害など生活に直結する被害を招きます。自治体の箱わな事業は使える場合がある一方で、対象条件・利用回数・清掃や封鎖の自己負担など制限が多いのが実態でした。
迷ったときの行動順序を、あらためて整理します。
- 音・糞・侵入口の兆候を記録する(写真・動画・位置・日時)
- 居住する自治体の環境・衛生担当課に連絡する
- 対象外だった場合や封鎖・清掃まで必要な場合は、許可業者や専門相談窓口に相談する
天井裏の異音や糞の発見は、早めに専門知識のある窓口へ確認することが、被害と費用の拡大を防ぐ近道です。当協会でも東京都内のハクビシン被害について無料電話相談を受け付けています。
- 対処方法
- 業者選び
- 害獣の特定

コメント