ハクビシンに有刺鉄線は有効?設置方法や併せて行うべき対策も解説

害獣・害虫別

ハクビシンによる被害が増える中、「有刺鉄線は本当に効果があるの?」「設置すれば侵入を防げるのか?」と疑問に感じていませんか?

庭や畑、家の周辺でハクビシン対策を考えたとき、比較的手軽に導入できる方法として有刺鉄線が候補に挙がるケースは少なくありません。

この記事では、ハクビシン対策としての有刺鉄線の効果や正しい使い方を詳しく解説します。併用したい対策方法、侵入を放置した場合のリスクまで分かりやすく紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

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1. ハクビシン対策として有刺鉄線は一定の効果がある

結論として、有刺鉄線はハクビシンの侵入を抑止する手段として一定の効果があります

ハクビシンは運動能力が高く、フェンスや塀、雨どいなどを足場にして屋根や敷地内へ侵入しますが、体に痛みや違和感を与える場所は本能的に避ける傾向があります。

有刺鉄線は、触れると皮膚に刺激を与える構造のため、ハクビシンの登る・乗る・通り抜けるといった行動を物理的に妨げることが可能です。

その結果、侵入ルートとして認識されにくくなり、ハクビシンによる被害の発生頻度を下げる効果が期待できます。

ただし、有刺鉄線は単体で被害を完全に防げる対策ではありません。設置場所がズレていたり、隙間があったりすると、学習能力の高いハクビシンは別の経路を使って侵入します。

そのため、有刺鉄線だけでなく、他の方法も組み合わせて使うことが大切です。

2. ハクビシン対策で有刺鉄線を使う手順

有刺鉄線を使ったハクビシン対策は、設置の仕方によって効果に大きな差が出ます

誤った方法で設置してしまうと、十分な侵入防止効果が得られないだけでなく、事故やトラブルに繋がる可能性もあります。

ここでは、有刺鉄線を効果的に使用するために押さえておきたい基本的な手順を解説します。

2-1. 有刺鉄線を設置する場所を決める

最初に行うべきは、ハクビシンが通る場所を特定し、有刺鉄線を設置する場所を決めることです。

ハクビシンは地面から直接侵入するだけでなく、塀・フェンス・物置・植木・雨どいなどを足場に移動します。

特に有刺鉄線の設置が効果的なのは、次のような場所です。

  • フェンスやブロック塀の上部
  • 屋根へ登る途中の足場になっている箇所
  • 畑や庭と外部を区切る境界部分

フンや足跡、屋根周辺に汚れなどが見られる場所は、ハクビシンの侵入ルートである可能性が高いため、優先的に対策を行いましょう。

2-2. 有刺鉄線を購入する

設置場所が決まったら、有刺鉄線を購入します。屋外で使用するため、耐久性のある製品を選ぶことが大切です。

サビにくい加工が施されたものや、適度な太さがあるタイプは、長期間の使用に向いています。極端に細いものは切れやすく、逆に硬すぎるものは施工時の事故に繋がる可能性もあるため、注意が必要です。

必要な長さは、設置場所を実測した上で、余裕を持って準備しましょう。

2-3. 有刺鉄線を張る

有刺鉄線は、途中で切れ目ができないよう連続してピンと張ることが重要です。一部でも隙間があると、ハクビシンはその部分を見つけて通過してしまいます。

固定には結束バンドや金具を使い、風や振動でズレないようしっかりと留めます。設置後は、緩みや危険な突起がないかを確認しましょう。

また、設置作業を行う際は、厚手の手袋を着用し、素手で有刺鉄線に触れないように注意してください。

3. 有刺鉄線以外でおすすめのハクビシン対策

有刺鉄線はハクビシン対策として一定の効果がありますが、単独では侵入を完全に防ぎきれないケースもあります。

被害を確実に抑えるためには、ハクビシンの習性に合わせて、複数の対策を組み合わせることが大切です。

ここでは、有刺鉄線と併用することで効果を高められる対策方法を紹介します。

3-1. 電気柵

電気柵は、触れると瞬間的に弱い電流が流れることで刺激を与える仕組みになっており、ハクビシン対策として効果が期待できます

電気柵を設置する際は、地面から約5cmと10cmの位置に2段で張る構造が基本となり、ハクビシンがくぐる・触れる動きの抑制が期待できます。

ただし、電気柵は正しく設置しなければ効果が落ちるだけでなく、安全面の問題も生じるため、注意が必要です。

人が誤って触れた場合の感電を防ぐための対策が必要であり、他にも設置環境や使用方法について、事前に十分な確認を行いましょう。

さらに、24時間通電していなかったり、草が触れて漏電していたりすると、十分な効果が得られないため、定期的なメンテナンスも必須です。

参考:農林水産省「侵入防止対策技術」

3-2. 忌避剤

忌避剤は、ハクビシンが嫌がるニオイや成分を利用した対策です。スプレータイプや設置タイプなどがあり、比較的手軽に導入できます

ただし、即効性はありますが、天候や時間の経過で効果が薄れるため、定期的な再設置が必要です。

また、ハクビシンがニオイに慣れてしまうケースもあります。そのため、忌避剤は単独で使うのではなく、有刺鉄線や電気柵などの他の対策と組み合わせるのが良いでしょう。

忌避剤として有効な激臭シートについては、以下の記事で詳しく解説しています。

3-3. 家屋への侵入経路封鎖

もし近くにハクビシンが生息している場合、家屋へ侵入される可能性も十分に考えられます。

家屋に侵入されると、屋根裏を走り回る騒音や、フン・尿による強い悪臭が発生します。さらに、断熱材や木材が汚染されて家屋の劣化が進み、ダニや細菌による健康被害に繋がるため、注意が必要です。

屋根の隙間、換気口、床下通気口、外壁のわずかな穴などは、ハクビシンの侵入口となりやすい場所です。これらの侵入経路を前もって封鎖しておくことで、家屋への侵入を未然に防げます。

封鎖する際は、金網やパンチングメタルを使い、物理的に入れない状態を作ることが大切です。また、封鎖するのは一か所だけでなく、家全体を確認し、漏れなく封鎖しましょう。

4. 室内への侵入を許すと発生する被害

ハクビシンを屋外で食い止められず、室内や屋根裏への侵入を許すと、被害は一気に深刻化します。

騒音や悪臭といった生活への影響だけでなく、家屋の劣化や健康被害に繋がることもあるため、注意が必要です。

ここでは、ハクビシンが室内へ侵入することによって起こる代表的な被害について解説します。

4-1. 騒音

ハクビシンが屋根裏に侵入すると、夜間を中心に走り回る音や鳴き声が発生します。

ハクビシンは夜行性のため、就寝時間と騒音が重なり、慢性的な睡眠不足に繋がりかねません。また、この騒音が長期間続くと、精神的なストレスが大きくなり、生活の質が大きく低下してしまいます。

ハクビシンによる夜間の騒音に対する対処法は、以下の記事で詳しく解説しています。

4-2. 悪臭・家屋の劣化

ハクビシンのフンや尿が屋内に蓄積すると、強い悪臭が室内に広がります。さらに、天井にシミが出たり、建材にニオイが染みついたりするケースも少なくありません。

また、断熱材や木材が汚染されることで、家屋の劣化が進行します。修繕が必要になると、高額な費用がかかることもあるため、注意が必要です。

4-3. アレルギー・感染症

ハクビシンのフンや尿には、細菌や寄生虫が含まれる可能性があります。乾燥したフンが粉塵となると、これらが空気中に舞い、吸い込んでしまう危険性も高まります。

これらは、アレルギー症状や感染症の原因になるため、特に子どもや高齢者がいる家庭では注意が必要です。

ハクビシンのフンが原因の感染症については、以下の記事で詳しく解説しています。

5. ハクビシン被害でお悩みなら協会の無料相談をご活用ください

「有刺鉄線や電気柵などの対策を行っても、ハクビシンによる被害が改善しない」という方は、ぜひ「日本有害鳥獣駆除・防除管理協会」の無料相談をご活用ください

日本有害鳥獣駆除・防除管理協会は、ハクビシンをはじめとした鳥類・害獣による被害に対し、安全で安心な生活環境を守るための防除・管理を専門とする団体です。

経験豊富な担当者が状況を聞き、効果的な対策のアドバイスや専門業者探しをお手伝いします。全国の信頼できる登録業者を紹介してもらえるため、悪質な業者トラブルを避けられます。

自己判断で対策を続けるよりも、専門家を活用することが解決への近道です。ぜひお気軽にご相談ください。

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まとめ

有刺鉄線は、ハクビシン対策として一定の効果が期待できる方法です。

ただし、設置場所や方法を間違えると効果は限定的になり、有刺鉄線だけの対策では不十分な場合もあります。そのため、電気柵や忌避剤、家屋への侵入経路封鎖など、複数の対策を組み合わせましょう。

また、被害が軽いうちに対策を行い、必要に応じて専門窓口へ相談することが、ハクビシン対策を行う上で重要なポイントです。

日本有害鳥獣駆除・防除管理協会では、無料相談を行っているため、ハクビシンの被害でお困りの際はぜひ一度ご相談ください。

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