【ネズミ対策が可能?】ネズミ捕りの種類と効果について

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 皆さんはネズミ対策を行う時どういった対策を行うでしょうか?忌避剤の使用や専門業者への依頼といった対策を行う方が多いかと思います。今回はそのどれにも当てはまらないもう一つの対策「ネズミ捕り」について解説していきましょう。昔からある「ネズミ捕り」だけど本当に効果はあるの?聞いたことはあるけど使い方の流れが分からない…そういった悩みをひとつずつ解説していきますので、是非最後までご覧くださいね!それではいってみましょう。

そもそもネズミの習性って?ネズミごとの簡単な違いについて

 皆さんはネズミについての知識をいくつお持ちでしょうか?大小様々なネズミ知識があるとは思いますが、ここではまずネズミごとの習性の違いについて解説していきます。罠をしかけるにはまずネズミの知識を持つ事が大切にです。

ネズミっとどれくらい種類がいるの?

 そもそも日本に住むネズミはどのくらいの種類が確認されているのでしょうか?

日本全土に生息するネズミの種類はおよそ15属10種と言われています。

 その中でも私達の生活圏に入り込み、家屋に住み着くネズミはドブネズミ、クマネズミ、ハツカネズミの三種類です。

この三種類のネズミを総称して「家ネズミ」と呼ばれる事もあります。より詳しいネズミの詳細について知りたい方は別の記事にてまとめておりますので、是非其方もご覧ください。

ネズミってどれくらい危険なの?

 では次に、ネズミはどのくらい危ないのか?という疑問を解決していきましょう。私達の生活圏に侵入し様々な被害をもたらすネズミですが、実はネズミ自身も恐ろしいい病原菌を保有しています。

サルモネラ菌

 皆さんも一度は聞いた事があるのではないでしょうか?そう、食中毒を引き起こすと言われている病原菌です。

 症状は下痢、嘔吐、発熱などがあげられており主にネズミの糞尿や唾液に含まれていると言われています。特に免疫の低い小さなお子様や年配の方は脱水を引き起こし、命を落とす危険性もありますので十分注意してくださいね。

E型肝炎ウイルス

 肝炎自体は皆さんも聞いた事があるのではないでしょうか?

肝炎にはAからEの型が存在していますがこのうちのE型がネズミを保有していると言われています。最初は発熱や倦怠感といった風邪に似た症状が現れ、皮膚や粘膜が黄色くなる黄疸が現れます。

 通常は二週間から六週間で回復に向かいますが、まれに劇症肝炎という重病に陥る場合があります。

ハンタウイルス

 ハンタウイルスはネズミを始めとしたげっ歯類の糞に触れる事で感染するウイルスのひとつです。

発熱や頭痛といった症状の他、症状が進むと発疹や腎臓にも症状が現れます。

 ハンタウイルスは現在日本での発症例は確認されていませんが、かつて欧州を中心に世界中を騒がせたウイルスでもあるので十分注意が必要です。

  上記のような菌を保有している可能性が高い為素手で触る事が禁止されているのです。昨今ペットショップでも愛玩動物として親しまれていますが野生で生きるネズミは大変危険です。

またネズミにはイエダニと呼ばれるダニが大量に付着しています。

ネズミを放置してしまう事で大量のダニ被害に悩まされるといった事もあるので十分に注意してくださいね。

もし見つけても決して素手で触らないでくださいね。

ネズミがいるかもしれないラットサインって何?

 ネズミが残していく痕跡の事を「ラットサイン」といいます。

これはネズミが走り回った事で床に黒い足跡や黒ずみが残っている、齧られた痕跡や小さな糞が床に落ちているなど、ネズミがいるという目印になるサインの事です。細かいサインもネズミの巣のありかを特定できたり、ネズミの有無を知れる重要な手掛かりになります。

さて、ここで先ほど説明した家ネズミの糞の特徴を簡単に解説致します。

ドブネズミ…10mm~20mmで楕円形。他のネズミに比べると大きくまとまって落ちている事が多い。

クマネズミ…1㎝程の大きさで形は細長く不揃い。バラバラに落ちている。

ハツカネズミ…2mmから3mm程度の大きさで先端が尖っている。尿は刺激臭が強く糞からも刺激臭がする場合がある。

いかがでしたでしょうか?それぞれネズミによって糞にも特徴があるのが分かりますね。

次からはいよいよネズミ捕りの解説に移っていきます。

ネズミ捕りは本当に効果があるのか?根本的な解決になるのか?

 昔からネズミ対策として使われてきたネズミ捕り。色々聞くけど本当に効果があるのかな?と不安になる方もいらっしゃるかと思います。結論からお伝えしますとネズミ捕りを用いたネズミの対策はある程度効果があります。

では、ネズミ捕りを使うメリットとデメリットにはどういうものがあるのでしょうか?

メリット

1.ネズミの後処理が比較的楽

2.様々な種類があるので状況に応じてタイプを選べる

3.耐久性が高いものであれば長期間使える

デメリット

1.カゴ式の場合、サイズが大きいので設置場所が限られてくる。

2.ネズミ捕りで捕獲した際、ネズミの身体が損傷すると血が飛び散る可能性がある

3.ものによっては体の大きいドブネズミや、賢いクマネズミがかかりにくい可能性がある。

ネズミ捕りの種類について

 次にネズミ捕りの種類について解説していきましょう。一口にネズミ捕りといっても様々な種類があります。ご自身や家の事情に合わせたものを使ってみてくださいね!

バネ式

 バネ式のネズミ捕りは誰でも一度は見たことがあるのではないでしょうか?

ネズミ対策をしたいがネズミの処理を自分で行うのに抵抗がある方におすすめなバネ式はネズミを挟んだ衝撃でネズミが死ぬことが多いので自分で殺処分をする必要がありません。

しかし、ものによっては身体の大きいドブネズミが挟み切れなかったり、挟んだ衝撃でネズミの血が当たりに飛び散ってしまうリスクもあります。そして必ずネズミを仕留めきれるとも限らないのでもし不安に感じたら他のネズミ捕りを検討する事をお勧め致します。

箱式

 もし家屋に住み着いているのがドブネズミの場合、サイズが大きいカゴ式がお勧めです。

初心者にも扱いやすいのでもし他のグッズでは難しいと感じる場合はカゴ式に変えてみても良いかもしれません。

 しかし上記の通りカゴ式はサイズが大きいので、設置できる場所が限られてくる上光の反射によってはネズミに警戒心を持たれてしまう可能性があるので検討の際はカゴ式製品の性能をしっかり確認しておく事が大切です。

粘着シート式

 費用を少なく抑えたいのであれば、粘着シート式がお勧めです。

上記で説明したラットサインが確認できる場所にシートを設置しておく事でネズミが引っ掛かり対策が可能になります。ただし粘着力や誘引剤が強力なものを選ばないとネズミがかかりにくくなってしまうので注意が必要です。

設置個所に合わせて大きさを選び設置してくださいね。

まとめ

 ネズミ捕りを用いたネズミ対策、いかがでしたでしょうか?

様々な種類があるネズミ捕りですが、物によって効果や使い勝手も異なります。

ネズミ捕りだけでの対策が難しいと感じられた方は無理をせず専門業者に相談するなどの対策を検討してくださいね。

ネズミ捕り以外の方法を用いたネズミ対策は別の記事でも紹介しているので是非併せてご覧ください。

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