夜の静かな時間に、バタバタという音、カリカリとひっかくような音が聞こえるようになった!!もしかしたら、なにか動物が家に侵入しているのかもしれません。
このような音からすると、コウモリである可能性は高いです。
【コウモリについて】【コウモリ対策】についてお話していきたいと思います。
目次
コウモリ対策の基本!
結論から教えてという方も多いと思いますので、コウモリ対策の基本の行い方を伝えていきます。
基本の対策は3つ。
①コウモリが入ってこないように隙間を作らない(埋める)
②コウモリが嫌がるにおい(忌避剤)を使用する
③コウモリの嫌がる音を出す
コウモリ対策でできることは、コウモリを追い出すこと、逃がすことです。
「捕獲は!?」「駆除は?」と疑問に思う方もいらっしゃるでしょう。
コウモリは野生動物です。【狂犬病予防法】により保護されているため、私たち自身で駆除することは法律で禁止されています。
そのため、皆さんに覚えておいてほしいことは2つ。
・コウモリは駆除できないということ
・コウモリの捕獲は禁止されているということ
法律で禁止されているため、コウモリの対策は基本の3つを抑えてやりましょう。
そもそもコウモリとは?
コウモリ対策をするうえでも【コウモリについて】知っていきましょう。
コウモリは鳥?
そう思う方も多くいらっしゃるでしょう。ですが、コウモリは鳥ではありません。
「空を飛べるのに?」そう思いますよね。
コウモリは人間と同じ哺乳類です。
ちなみに、哺乳類のなかで飛べるのはコウモリ以外にはいません。
コウモリには指があります。指と指の間には飛膜という伸び縮みする膜が翼の役割となっていて、コウモリは空を飛ぶことができるのです。
コウモリはなぜ逆さま?
コウモリって聞くと、飛ぶか逆さまでいるイメージが皆さん多いのではないでしょうか?
コウモリが逆さまでいるのは、逆さまでいるほうが効率がいいためです。
空を飛びたい!と思ったときに、高いところから逆さまにぶら下がっていれば足をはずすだけですぐに飛行体制に入れます。
とても効率的ですね!といいたいところですが、コウモリはぶら下がるための前足は活発ですが、後ろ足は極端に弱く、ぶら下がる以外の運動はできません。歩く、走る、鳥のように地上から飛び立つこともできません。また、天敵となるヘビからも身を守れるという効果もあります。
コウモリがよく住んでいる洞窟では、上に身を潜めているコウモリ。
ヘビも上にいると容易に近づけません。
さらに近づいたとしてもすぐに飛行体制に入れるため、コウモリとしてはとても効率がいいのです。
そのため、コウモリは逆さまになっています。
日本にもよくいる【アブラコウモリ】の住み着きやすい場所とは?
・瓦の下
・羽目板と壁の間
・天井裏
・換気口など
新しい設備でもコウモリの被害!?
新しい家の設備で多い機能【24時間換気システム】にコウモリが…
このような話を最近聞くようになりました。
こんな音が聞こえたらご注意ください。
どこかから
・カサカサとした音が聞こえる
・カリカリという音がする
・バタバタという音が聞こえる
・モーター音が変わった
・キューキューとした音が聞こえる
こんな音が聞こえたら、コウモリが住み着いているかもしれません。
こんなところに住み着けるの?と思う方もいると思いますが、実際にコウモリが住み着いているんです。
コウモリは少しでも入れると思う隙間があれば、その中に入り、住み着きます。
新しい家だからコウモリは来ないと思っている方には悲報ですよね。
ポイントとしては、24時間換気システムを使用していないとコウモリが入ってくる可能性が高い傾向にあります。
コウモリの被害で困ること
コウモリの被害で困ることは主に3つ。
1つ目は、コウモリによる騒音
2つ目は、コウモリのフン
3つ目は。コウモリによる家屋の資産価値の低下。
コウモリの騒音について
コウモリは夜行性のため、活発になるのは夕方近くから。
生活をしている時間なら我慢できるかもしれない音も、夜の静かな時、寝たいときに、「バサバサ」という音、「キッキッキッ」という音が聞こえたら不快でしかありませんよね。
特に音に敏感な人ですと、ストレスをより感じやすいです。さらに、睡眠不足になることもありますよね。
コウモリのフン
コウモリはとにかくたくさんフンをします。コウモリの食べ物となる虫を多く食べるためです。
たくさんのフンを家の中にされたらどうですか?
たまったものじゃありませんよね。
さらに、コウモリのフンを食料とする害獣が寄ってくる2次被害も考えられます。また、コウモリのフンには菌なども多く含まれており、コウモリのフンが乾燥し、空気となって吸い込んだときに、ぜんそくやアレルギーを引き起こしてしまう可能性もあります。
コウモリによる家屋の資産価値の低下
コウモリのフンによる家屋のシミや腐食などで住宅の資産価値が下がることもあります。
資産価値が減るだけでなく、コウモリの糞尿により、家屋に被害があると高い修繕費がかかってしまいますよね。
清掃費、駆除費など多くのお金が飛ぶことも…
コウモリによる被害は最低限にしたいですよね。
コウモリ対策は何があるかみていきましょう
コウモリが入ってきたときの対策とは?
コウモリを追い払おう
忌避剤を使用し、追い払う
忌避剤には、2つのタイプがあります。
1つ目は、スプレータイプ。2つ目は、くん煙タイプ。
スプレータイプを効果的に使うには?
換気口や隙間など狭い場所で使うといいでしょう。
くん煙タイプを効果的に使うには?
屋根裏や天井裏で使うといいでしょう。
くん煙タイプと聞くとなじみがないかもしれませんが、バルサンなどのイメージをしていただくとわかりやすいでしょう。
住み着かれていない
そんな方は、忌避剤のスプレータイプで侵入口となりえる箇所に散布しておくといいでしょう。
コウモリを寄せ付けない!予防対策について
市販で売っている忌避剤を使うといいでしょう。
また、ハッカオイルを使用し、自家製の忌避剤を作ることも可能。
ハッカオイルは薬局で手に入るため、簡単にできます。
忌避剤を使用
市販で売っている忌避剤を使うといいでしょう。
また、ハッカオイルを使用し、自家製の忌避剤を作ることも可能。
ハッカオイルは薬局で手に入るため、簡単にできます。
すべての忌避剤にいえますが、だんだんとにおいに慣れてくるコウモリもいます。
長期間の効果がないことは頭にいれておくといいでしょう。
侵入経路をふさぐ
金網・シーリング材・補修用パテなどで完璧に隙間を塞ぎましょう。
2cmもの隙間があれば軽く侵入できてしまうコウモリ。
隙間はなるべく対策しておくといいと思います。
防犯用LEDライトを使う
LEDライトまたは害獣撃退用ライトを使用するといいでしょう。
コウモリは夜行性のため、明るいところは苦手です。
ただその時に注意することは、ライトの種類に注意することです。
選ぶのはLEDライトまたは害獣撃退用ライトにしてください。
ライトを間違えると虫が集まり、コウモリが寄ってくるという循環が生まれてしまうので、そこだけは注意しましょう。
まとめ
コウモリの対策についてどうでしたか?
基本の3つは、【侵入口をふさぐ、においで追い出す、音で追い出す】です。
また、コウモリは個人で駆除は捕獲は原則禁止のため、【追い出す、追い払う】ことしかできませんので注意が必要です。最近では、24時間換気システムの中にコウモリが見つかるケースが増えています。
電気代がもったいない…と換気システムを消していたりすると入ってくる可能性が高くなってしまいます。24時間換気システムを採用している家の方は、しっかりとスイッチをいれておきましょう。
そして、「カリカリ」とした音「バサバサ」という音が聞こえたときは、コウモリがいるかもしれません。
早めに対処しましょう。
忌避剤を使用しても逃げなくなったときは、においに慣れてしまったということ。
忌避剤は長期間的には効果が薄いといわれています。この状態まできてしまうと、
家庭だけでのコウモリの対策は難しいと思われます。
そうなった際は、専門業者に対応していただくのが確実でしょう。
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