住宅や菜園などを荒らす困り者のアライグマ。
鳥獣保護法によって保護されているアライグマは、害獣でも許可なく駆除することはできません。
追い出すことは個人でも可能ですが、今すぐに退治したくても自分でできる範囲は限られているし、効果が出ないこともあります。
アライグマの駆除はプロに任せるのが一番楽な方法ですが、どれも似たようなサービス内容で選ぶのが難しいですよね。
初めてアライグマの駆除を考えている方なら、業者の選び方についてよく知らないと、悪質な業者に依頼してしまうかもしれません。それに、よくわからない害獣駆除業者に対する不信感があると、中々依頼しづらいと感じる人もいると思います。
そこで、この記事では
- 業者を選ぶときのポイント8選
- おすすめの業者とその理由
について解説します。
この記事を読めば、トラブル解決をしてくれる信頼できる業者が見つかって安心できるはずです。
一刻も早く厄介なアライグマの被害を解決して、平穏な毎日を取り戻しましょう!
駆除業者を選ぶときのポイント8選
害獣駆除の業者はどれも似たようなサービスなので、害獣の被害に遭っている方に寄り添って駆除できるかどうかが、業者の見極める際のポイントになります。
特に以下のポイントを確認することが重要です。
- ・アライグマの駆除経験はあるか?
- ・サービスの内容が明確か?
- ・アフターサービスが充実しているか?
- ・利用者の口コミや評判はどうか?
- ・地域に根付いた業者か?
- ・迅速かつ丁寧な対応をしているか?
- ・駆除にかかる費用は明確か?(追加請求する可能性はないか?)
- ・複数の業者を比較検討する
順に解説していきます。
アライグマの駆除経験があること
アライグマの駆除ができる業者の中から選びましょう。
特にアライグマの駆除実績が豊富な業者がおすすめです。
駆除の実績が豊富だと、被害状況に応じた柔軟な駆除を適切に行ってくれるでしょう。
害獣駆除業者と一口に言っても、対応できる害獣の範囲はさまざまです。
どれだけ魅力的な業者だとしても、自分が被害に遭っている動物の駆除ができなければ依頼はできません。
ホームページなどを確認してアライグマの駆除に対応しているかどうか確認しましょう。
中にはホームページなどで記載がなくても、相談内容によってはアライグマの駆除を行ってくれる業者も存在します。もしどうしてもその業者でないと駆除を依頼できないという場合には、一度相談してみるのもよいかもしれません。
ただ、そのような業者は少数なので、基本的にはホームページを参考にして業者を選ぶとスムーズです。
アライグマによる被害かどうか確信が持てないという場合には、できるだけ多くの種類の害獣駆除ができる業者を選ぶと適切に対応してくれるでしょう。
その他にも、アライグマ以外の害獣も侵入していたという事例があります。
下の動画は、アライグマの駆除が完了した後にネズミが侵入を試みているものです。
このように複数の害獣が出入りしていることもあります。
できるだけ幅広い害獣・害虫に対応している業者を選んだ方が、適切な駆除をスムーズに行うことができるでしょう。
サービスの内容が分かりやすいこと
害獣駆除の費用は、作業工数や範囲によって大きく変動します。
費用だけに目が行くと、肝心の作業内容が必要最低限で、作業項目を追加しないと自分で行うのと大差がない、なんてことにもなりかねません。作業項目を追加したら、トータルで見ると予算より高額な費用がかかってしまったということもあります。
駆除サービスの内容について理解しておくと、業者選びに失敗しにくくなります。
害獣駆除の主な作業内容は、以下のとおりです。
- ・害獣の追い出し
- ・捕獲用のカゴの設置
- ・侵入口の封鎖
- ・駆除後の殺菌・消毒や清掃
害獣駆除業者のサービスは似ていますが、業者によって少しずつその内容は異なっています。
複数の業者を比較検討しているうちに、業者ごとの違いが不鮮明になって混乱してしまう人もいます。
先にどんな駆除をしてほしいか決めておくと、業者の選定作業が楽になるでしょう。
アフターサービスが充実していること
アフターサービスとは、害獣による被害の再発防止に対する保証です。
ほとんどが、保証期間内に害獣による被害が再発場合には、無償で再度駆除してくれます。
アフターサービスがある業者の方が駆除の質が高く、中には最長10年の保証をしている業者もあり、万が一再発しても安心して駆除を依頼することができます。
一方でアフターサービスがない業者は、質が低いため再発しやすく、再発する度に駆除費用がかさんでいきます。
再発防止の保証については、以下のポイントが大切です。
- ・保証期間はどのくらいか?
- ・保証内容は手厚いか?
保証期間
アライグマの被害が再発する場合は、おおよそ1年以内に起こることが多いです。
そのため1~5年程度の保証期間があれば充分な保証期間と判断できます。
保証内容
保証内容は、大きく分けて2パターンあります。
ここでは、わかりやすく「部分保証」と「侵入保証」という名前で区別します。
- 「部分保証」・・・駆除を行った場所で被害が再発したときのみ保証が適用される
- 「侵入保証」・・・建物内であれば駆除処理した場所かどうかに関係なく、また同一の害獣でない場合の再発に対しても保証が適用される
侵入保証の方が、部分保証よりも手厚い内容ですね。
いつ再発してもいいように保証期間に目を向けがちですが、期間よりも内容の方が再発した時の対応に大きく影響します。
害獣による被害が再発したときに困ったことにならないように、保証内容について事前に駆除業者に確認しましょう。
利用者の口コミや評判が高いこと
基本的にホームページや公式SNSからは、業者の良い面しか見えません。
サービス内容や料金がよくても、実際に「信頼できるかどうか」は別の問題ですよね。
ですから、気になる業者の口コミは確認するようにしましょう。
Googleの口コミや『みん評』、SNSで実際に依頼した人の率直な感想を見ることができます。
口コミの件数が極端に少ない業者の場合、情報量が少ないため、依頼してよいか判断が難しいです。また、依頼者が少なく実績が薄いということが考えられるため、依頼した後にトラブルが起きるかもしれません。
できるかぎり、口コミの件数が多い業者の中から評価が高いところを選ぶのが無難です。
地域に根付いた業者であること
地域に根付いた駆除業者の方が土地勘があり、その地域特有のアライグマの被害に対する知見が豊富です。
また、地域密着タイプだと、継続して仕事を受注できるよう丁寧で誠実な駆除サービスを心掛けているところが多いです。
害獣駆除をしていると伝わらないようにするなど、周辺住民への配慮が細やかだったり、作業の時間帯の融通が利きやすかったりします。また、距離が近いため数十分で駆け付けてくれることもあります。
できるだけ居住地エリアで駆除を行っている業者を選ぶと、気持ちよく駆除の依頼ができるでしょう。
迅速かつ丁寧な対応をしていること
害獣駆除業者の対応は、業者選びで最も大切な部分と言っても過言ではありません。
対応が雑な業者は、駆除処理も雑に行う可能性が高く、アライグマの被害で困っている依頼者に寄り添えているとは言いがたいです。
害獣駆除業者の対応については特に以下のポイントを見るとよいです。
- ・説明が的確でわかりやすいか?
- ・周辺住民への配慮が行き届いているか?
- ・清潔感を大切にしているか?
- ・安全性の高い薬品を使用しているか?
説明が的確でわかりやすい
依頼者に対して誠実に向き合っているかどうかは、説明の内容から伝わってきます。
詳細な見積もり書などを提出して明確に説明し、依頼者からの質問にも的確かつ丁寧に答えられる業者は優良と言えるでしょう。
周辺住民への配慮が行き届いている
害獣駆除をしていると周辺住民に知られると、依頼者のイメージが低下したり自分の家も被害に遭うのではないかと不安に思う人が出てきます。
周辺住民に害獣駆除を知られないように配慮できている業者は、依頼者の心情に寄り添っていると言えるでしょう。
- ・近隣住民にバレにくい時間帯に訪問し、作業を行う
- ・業者名のロゴがない社用車や作業服で施工する
特に上の点は優良な業者かどうか見極めるポイントになるので、よく確認するようにしましょう。
清潔感を大切にしている
野生動物を取り扱っているため、駆除作業中はどうしても不衛生になりがちです。
アライグマの場合、「アライグマ回虫」という人体に深刻なダメージを及ぼす寄生虫がフンに紛れていたり、ノミやダニを付着させていたりします。また、雑食のアライグマのフンは強烈な悪臭がするため、そのような臭いをまき散らされたら不快ですよね。
見積もり調査の際も、屋根裏や床下などホコリっぽいところに入るため汚れます。
そのため、以下の点を見過ごさないようにするとよいです。
- ・作業前に養生作業をしている
- ・敷物を敷いてから脚立を置く
- ・訪問時の服装のまま調査しない
周囲を汚さないよう徹底し、駆除処理した場所を清潔な状態に戻すよう最善を尽くせる業者は好ましいですね。
安全性の高い薬品を使用している
使用する薬剤の安全性や危険性について、根拠を持って説明できる業者は優良です。
害獣駆除は住宅地など人間の身近なところで行われます。害獣も人間も生き物ですから、害獣に害があるのは人間にも少なからず悪影響が出る可能性があります。
特に小さなお子さんやペットのいる家庭は、安全が保たれているのか心配になる方が多いのではないでしょうか。
資産である家屋が痛まない成分かどうかも、気になる点ですよね。
こうした依頼者の心情を理解して、安全性の確認された薬剤で駆除を実施する業者には、信頼を置くことができますね。
駆除の費用が明確であること
多くの害獣駆除業者は無料で見積もり調査を行っています。
見積もり調査を行ったら、見積書の内訳を確認しましょう。
一般的に、駆除の費用は以下の項目によって算定されます。
- ・施工内容
- ・数量
施工内容
駆除の具体的な作業内容が書かれています。
よくある項目としては、以下のものが挙げられます。
- ・追い出し
- ・捕獲用カゴ設置
- ・再侵入防止工事
- ・清掃・消毒作業
- ・損壊箇所修繕工事
各項目ごとに単価が設定されています。
複数の業者を比較するときは、単価が1つの目安になるのでよく確認しましょう。
数量
数量は、主に作業の面積や駆除する頭数、設置する捕獲用のカゴなどを表します。
業者によって作業の面積が異なることがあるので、必要な範囲を見積もりに入れているか確認するとよいです。
複数の業者を比較検討するときは、数量を統一して費用を見るようにしましょう。
あいまいな見積もり書を提示された場合、追加で費用を請求されるかもしれません。
また、見積もり額を安く見せたいために必要な施工項目を省いている業者は、適切かつ誠実な駆除を行わない可能性が高いです。
こうした業者は避けるようにしましょう。
複数の業者を比較検討する
悪質な駆除業者に依頼しないようにするには、複数の業者を比較検討するとよいです。
複数の業者から見積もりを取ることで、適正価格や標準的な作業内容が判断できます。
相見積もりは、以下の点に留意して取るようにしましょう。
- ・最低でも3社に相見積もりを依頼する
- ・保証内容を比較する
また、良い業者は、必要な作業を無駄なく迅速にこなすことができます。
- ・電話での応対は親切だったか?
- ・訪問調査は丁寧に行っていたか?
- ・見積書の内容は他の業者より具体的かつ妥当か?
以上の項目を比較することで、優良な業者とそうでない業者が見分けられます。
複数人が暮らすところで被害が起きたら?
複数の同居人が暮らす家の場合、できるだけ同じ人が立ち会ったほうがスムーズに業者選びができます。
家のトラブルなので全員で対処したい気持ちもわかりますが、訪問調査や電話対応などの評価は主観的に判断されます。
複数人が個別に業者に対応すると、比較検討がむずかしくなり、業者選びに時間がかかってしまいます。
もし複数人で検討したい場合には、できるだけ全員が揃っている日程に訪問調査を依頼するとよいでしょう。
ぜひ上の項目を参考にしながら、適切な害獣駆除業者にアライグマの駆除を依頼してみてください。
悪質な業者の特徴6選
あまり考えたくないことですが、事実として悪質な害獣駆除業者は存在します。
アライグマではないですが、悪徳業者の事例として国民生活センターに寄せられたケースを紹介します。
【事例内容】
コウモリを駆除するために、「見積もり無料」「5年保証」を謡う業者に電話をした。被害状況を伝えたところ、事業者からは「実際に見ないことにはわからない。見積もり後に断ることも可能だ」と言われた。契約するかどうかは見積もりを見てから判断するつもりで、見積もりを依頼した。翌日に作業担当者が訪問し、コウモリの発生を確認した。見積もりは約10万円だったが、確認作業の際に大量のコウモリのフンを床に落とされたため、作業が断れなくなってしまった。
そのため、契約を結んでしまった。作業終了後、事業者が帰ってから作業箇所を確認してみると、コウモリの再侵入ができそうな雑な処理しかされていなかった。汚れた箇所の清掃もなく、苦慮の電話を業者にかけたが対応してもらえない。契約から8日以内にクーリング・オフを申し出ても応じてくれなかった。
このような悪徳業者に引っ掛からないために、悪徳業者の特徴6選を紹介します。
- ・誇大な表現を使用したり釣り広告を出す
- ・作業内容や費用の説明が不明確
- ・調査がすぐに終わる
- ・契約を断れないような状況を作る
- ・不必要なリフォーム工事をすすめる
- ・対応が横柄で粗野
合わせて対処法も解説するので、順に見ていきましょう。
誇大な表現を使用したり釣り広告を出す
「業界安値」や極端に低い金額の広告を張り出していたら悪徳業者の可能性を疑いましょう。
実際のサービス内容や金額とは著しく異なる内容で広告を出すことは、景品表示法に違反します。
景品表示法とは、事業者の売上増大のためにしかならないような不当な表示や過大な景品類を付けないよう規制するものです。公正な競争の中で、消費者が適正に商品やサービスを選択できることを目的に制定されました。
適正な害獣駆除は、追い出しなどの駆除作業の他に、再発防止や清掃、リフォームなどさまざまな工程を含みます。
異様に価格が安い業者は、必要な工程を削ったり、簡素な対策しか施してくれなかったりします。
業者のホームページや広告で怪しい表現を見つけたら、その業者は避けたほうが無難です。
作業内容や費用の説明が不明確
悪質な業者は、具体的な作業内容や費用を明らかにしません。
作業内容や費用をあいまいにするのは、正確な調査を行っていないか、後で高額な料金を請求しやすいようにするためと考えられます。
見積もり書の内容や質問に対する返答が適切かどうかよく確認するようにしましょう。
調査がすぐに終わる
悪徳業者は、被害状況の正確な把握をする前に作業を始める傾向があります。
事前の調査を行わないため、作業ミスや施工箇所の漏れが発生しやすくなります。
良心的な業者は、きちんと綿密な調査を行って依頼者に説明してから作業にとりかかります。
訪問調査が15分以内に終わったり、見積もり書の提示が早い場合には、悪徳業者の可能性があるので断るようにしましょう。
契約を断れないような状況を作る
上で紹介したコウモリの事例でも、契約を断れない状況に依頼者を追い込んでいましたね。
他のケースでは、
- ・調査の名目で長時間滞在する
- ・危機感をあおって駆除するよう急かしてくる
- ・契約書へのサインをすぐに求める
などが見られます。
被害の拡大を防ぐという意味で早めの駆除をすすめる業者はいますが、上記のように契約を強要する業者は自分勝手な利益を優先していると言えます。
威圧的な業者を断るには勇気が要るかもしれませんが、後のことを考えるときっぱりと断ることが賢明です。
断っても強引な勧誘が続くといったトラブルに遭ったら、迷わず消費者ホットライン「118」などに電話して相談しましょう。
消費者ホットライン「118」について
「118」に電話すれば、トラブル解決の支援を受けることができます。
状況に応じて消費生活センターで詳しく話を聞いてもらえ、業者との交渉をサポートしてもらえます。また、弁護士や福祉関連などの相談が適しているときには窓口を紹介してもらうこともできます。
不必要なリフォーム工事をすすめる
害獣駆除のときに必要なリフォームの内容はどういうものか、害獣の被害に不慣れな人には判断が難しいと思います。
複数の業者から相見積もりを取れば、適正なリフォームの場所や範囲、作業内容がわかります。
手練れな悪徳業者は、あの手この手でお金を搾取しようとしてきます。
費用が高いなどの疑問を感じたら、別の駆除業者に見積もりの依頼をするとよいです。
対応が横柄で粗野
対応が粗野な業者には、以下の特徴があります。
- ・適切な敬語が使えない
- ・威圧的な態度を取る
- ・依頼者の話を最後まで聞かない
- ・業者側の意見を押し通そうとする
電話応対のときに違和感を感じたら、その場で話を切り上げて他の業者に見積もりの依頼をするようにしましょう。
見積もり調査のときに高圧的な態度で迫られて断りづらい状況になったら、消費者ホットライン「118」などに相談するのも手です。
慣れない害獣のトラブル発生で冷静になるのは難しいですよね。
しかし焦って判断を誤ると、高額な駆除費用を請求されるかもしれません。駆除の措置も雑でアライグマの被害が収まらなかったら、どんどん状況は悪化していきます。
費用を抑えたり被害を拡大させないために早めに依頼することも大切です。
しかし、アライグマと悪徳業者という二重の被害トラブルに発展しないよう、業者選びは慎重に行ったほうが賢明です。
万が一依頼した業者とトラブルが発生したら?
業者との間でトラブルが起きたときには、以下の窓口が相談に乗ってくれます。
- ・消費者ホットライン(188)
- ・国民生活センター
- ・都道府県の消費者相談窓口
消費者ホットラインの受付時間は、平日の10時~12時、13時~16時です。
土日祝日など消費者ホットラインが開所していない日は、国民生活センターが消費者ホットライン(188)にて相談対応を行っています。
ただ、建物点検日などで休所しているときもあるため、ホームページで確認するとよいでしょう。
消費者ホットラインや国民生活センターの他に、各都道府県の消費生活センターに相談することも可能です。
各センターごとに受付時間などが異なるため、詳細は下記のリンクを参照してください。
手練れな悪質業者に個人で立ち向かうには、体力と時間が膨大にかかります。
我慢したり相手の言いなりになって泣き寝入りせずに、気になることがあったら迷わず相談窓口に連絡しましょう。
おすすめの業者とその理由
たくさんある害獣駆除の業者を調べて比較するのは、根気の要る作業です。忙しい日々で害獣駆除に割ける時間を作るのは大変ですよね。
そこで、数あるアライグマの駆除ができる業者の中でも、特におすすめな業者を3社ピックアップしました。
- ハウスプロテクト
- 害獣BUZZ
- 駆除エキスパート
この3社が特におすすめな理由は、一般社団法人日本有害鳥獣駆除協会・防除管理協会に加盟しているからです。
日本有害害獣駆除協会・防除管理協会について
日本有害害獣駆除協会・防除管理協会とは、害獣の被害が及ぶ環境や社会に誠実に向き合い、害獣駆除を適切に行う業者が加盟する組織です。
2023年現在、株式会社ACMEE、株式会社ZERO、株式会社ONE、株式会社RISEが理事に属している他、株式会社リブシーも正会員として加盟しています。
協会の主な事業内容は、下記の5つです。
- ・害獣駆除技術の支援
- ・害獣に関する情報提供
- ・害獣に関する教育や研究
- ・害獣に関する法律提案の推進
- ・環境の保全
特に、安全性の高い薬剤の開発に力を入れており、食品にも使用されている天然の成分を使った駆除剤を独自に製作しました。
この薬剤は、匂いによって追い出すのではなく、動物の粘膜を刺激することで追い出す仕組みになっており、非常に効果があります。
広範囲に噴射するスプレー型を採用しているため、人間の手の届かないようなスキマの駆除も行っています。
また、この協会には、既に専門的な知識を豊富に持ち、顧客の要望に誠実に向き合ってきた業者しか加盟することができません。
実績が豊富な害獣駆除業者のみ加盟できる協会に属している業者なら、安心して駆除の依頼をすることができますね。
以下で各社の特徴を詳しく解説します。
ハウスプロテクト|追加料金0&丁寧な見積もり
ハウスプロテクトは、株式会社GROWTHが運営する害獣駆除業者です。
基本的な特徴は以下のとおりです。
- ・アライグマの駆除が可能
- ・関東・関西・東海・中四国・九州エリア(沖縄は除く)
- ・現地調査・見積もり・出張費用0円(条件あり)
- ・最長10年の再発防止保証
- ・駆除後の清掃・消毒・リフォームなどにも対応
- ・日本有害害獣駆除協会・防除管理協会加盟店
アライグマの駆除が可能
アライグマの他に、ネズミ・イタチ・ハクビシン・コウモリ・ムササビ・アナグマ・シロアリ・ハチなどの害獣・害虫駆除に対応しています。
できるだけ幅広い害獣・害虫に対応できるところの方が、アライグマではない害獣だった場合や複数の種類の害獣が出入りしていた場合でも、スムーズに駆除を行うことができるのでおすすめです。
関東・関西・東海・中四国・九州エリア(沖縄は除く)
広域に拠点を置いているので、経験と実績が豊富です。
また、地域密着型の特徴もあります。
24時間365日相談受け付けているだけではなく、最短即日30分に駆けつけることができます。
アライグマの被害が増加している関東や関西にも対応しているので、アライグマの駆除経験は豊富と言えるでしょう。
現地調査・見積もり・出張費用0円(条件あり)
例外を除いて、基本的に調査費や見積もり費などはかかりません。
無料で相談できるので、複数の業者を比較したいときでも気軽に依頼できますね。
また、ハウスプロテクトには、追加料金が一切ありません。綿密な調査に基づいた見積もり書に提示された金額だけなので、明確でわかりやすいです。
安すぎる誇大広告も行わないと宣言しているため、信頼感が持てますね。
最長10年の再発防止保証
再発させない徹底駆除をモットーにしているため、業界トップクラスの最長10年の再発防止保証を付けています。
保障期間は、築年数や施工内容によって変動します。実際の保証期間については、現地調査のときに詳しく説明してくれます。
今後アライグマが再侵入してくる可能性を考えると、トータルで見れば駆除料金を安く抑えられるのではないでしょうか。
駆除後の清掃・消毒・リフォームなどにも対応
ハウスプロテクトの母体は、実はリフォーム会社です。
そのため害獣駆除だけではなく、施工技術の知見も豊富に持っています。
実際のアライグマ駆除実績
ハウスプロテクトによるアライグマ駆除の最新の事例を紹介します。
- ・エリア・・・関東
- ・相談内容・・・天井から垂れて落ちてくる尿の悪臭
- 【作業内容】
- ⑴侵入経路の確認
- ⑵くん煙剤を使用したアライグマの追い出し
- ⑶侵入経路の封鎖
- ⑷フンの清掃・殺菌・消毒・消臭・ノミとダニの駆除、忌避剤散布・破損した断熱材の撤去と新設
- 出典:木更津市T様邸 アライグマ対策施工(2023年8月25日)
学習能力の高いアライグマは、手先が器用です。さらに、壁をよじ登れる程の力を持っています。そのため侵入経路をふさいでも、アライグマがゲートを破壊してしまうこともあります。
しかしハウスプロテクトは、パンチングメタルや金網など頑丈な素材で侵入経路をふさいでいます。物理的に侵入経路を封鎖することによって、ネズミなど他の害獣の侵入を防ぐこともできます。
単なる駆除ではなく、徹底した再発防止策が実施されていることがうかがえますね。
封鎖作業後の作業工程も徹底的に行われていて、必要な作業を省略せずに行っていますね。
その他のアライグマの駆除実績はこちらから読むことができます。
ぜひ業者選びの参考にしてみてください。
口コミ紹介
ハウスプロテクトのアライグマの駆除に関する最新の口コミを紹介します。
各支店・事業所ごとに紹介していきます。
関東本社の口コミ
関西支社の口コミ
東海支社の口コミ
九州営業所の口コミ
南関東営業所の口コミ
中四国営業所の口コミ
駆除エキスパート|再発防止に全力&高い実績を誇る
駆除エキスパートは、株式会社ACMEEの運営する害獣駆除業者です。
駆除エキスパートには、以下の特徴があります。
- ・アライグマの駆除の実績がある
- ・関東・関西・東海・中国・四国・九州(沖縄は除く)
- ・相談・現地調査・見積もり0円(条件あり)
- ・最長10年の再発防止保証あり
- ・駆除後のきめ細かな清掃、消毒、リフォームを実施
- ・日本有害害獣駆除協会・防除管理協会加盟店
順に解説していきます。
アライグマの駆除の実績がある
駆除エキスパートも、アライグマの駆除や追い出しを実施しています。
その他の害獣駆除も請け負っているため、他の害獣による被害が判明しても、適切に処理してくれるでしょう。
関東・関西・東海・中国・四国・九州(沖縄は除く)
広範囲の地域に拠点を置き、安心の実績を備えています。
対応件数は5万件を超えています。
豊富な経験に基づいて、被害状況に応じた柔軟な駆除を行うことができるので、スムーズに作業が進むでしょう。
相談・現地調査・見積もり0円(条件あり)
基本的に相談から見積もりまでお金は発生しません。
また、簡易的な見積もりではなく、すみずみまで調査した内容に基づいて作成するため、追加費用が発生しにくい利点があります。
料金形態も明朗で、料金表と自動計算見積もりによって駆除費用を算定します。
最長10年の再発防止保証
再発防止の施工技術に自信があり、再発防止の保証は業界トップクラスの最長10年です。
これだけ長期間の保証があると、かなりの安心感がありますね。
さらに、保証期間中に再発したときは全て0円で対応するとのことなので、駆除技術の高さもうかがえます。
具体的な保証内容や期間は、被害状況によって異なります。見積もりを取るときに担当者に確認してみましょう。
駆除後のきめ細かな清掃、消毒、リフォームを実施
駆除エキスパートの駆除工程は、おおよそ下記のようになります。
- ⑴追い出し処理
- ⑵外部侵入口をふさぐ
- ⑶殺菌剤散布
- ⑷消臭剤散布
- ⑸ノミ・ダニ駆除剤散布
- ⑹忌避剤散布
他の業者と同様に、健康被害などの二次被害が発生しないよう、徹底的な駆除が作業がなされています。
アライグマの被害再発という悪夢が現実のものとならないようにするため、依頼者の心情に寄り添う姿勢が見受けられます。
実際のアライグマの駆除実績
残念ながら、ホームページにはアライグマの駆除実績が掲載されていません。
しかし、公式のYouTubeチャンネルに駆除の様子などがわかる動画が投稿されています。
下の動画では、協会で認定されている安全性の高い薬剤を散布している様子が紹介されています。
業者選びの参考として見てもよいでしょう。
口コミ紹介
駆除エキスパートのアライグマの駆除に関する最新の口コミを紹介します。
害獣BUZZ|協会規準の薬剤とGoogle口コミが☆4.5以上
害獣BUZZは、株式会社リブシーの運営する害獣・害虫駆除業者です。
害獣BUZZの特徴は以下の6つです。
- ・アライグマの駆除が可能
- ・関東・関西・東海・中国・四国・九州エリア(沖縄は除く)
- ・相談・現地調査・見積もり・出張費用0円(条件あり)
- ・最長10年の再発防止保証付き
- ・駆除後は徹底的な清掃・消毒・リフォームを実施
- ・Googleの口コミ評価が高い
- ・日本有害害獣駆除協会・防除管理協会加盟店
順に解説していきます。
アライグマの駆除が可能
アライグマの他にも、ネズミ・コウモリ・ハクビシン・アライグマ・イタチ・ムササビ・アナグマ・シロアリ・ハチの駆除の実績があります。
アライグマのような中型動物が一度侵入すると、他の小・中型の害獣も侵入しやすくなります。
他の害獣駆除の実績経験が豊富な害獣BUZZなら、適切に処置を施してくれるでしょう。
関東・関西・東海・中国・四国・九州エリア(沖縄は除く)
多くのエリアで駆除を請け負っているため、実績面は申し分ありません。
最短で即日30分で現場に急行することもできるため、いざというときに安心です。
相談・現地調査・見積もり・出張費用0円(条件あり)
基本的に相談から見積もりまで無料です。
複数の業者を検討したいときでも、気軽に相談できるので嬉しいですね。
ただ、場合によっては費用がかかるときもあるため、電話相談の際に確認しましょう。
害獣BUZZは作業工程をすべて自社のスタッフが担当しています。そのため中間コストが発生せず、比較的リーズナブルなのも魅力的です。
最長10年の再発防止保証
期間や内容は施工内容によって異なりますが、業界トップクラスの最長10年保証を用意しています。
最長10年は、再発防止策の技術にかなりの自信がないと実現できません。害獣BUZZなら、被害の再発という最悪の事態を防ぐことができそうですね。
駆除後は徹底的な清掃・消毒・リフォームを実施
施工技術に関する講習会を定期的に実施しているため、高い技術力を誇っています。
施工スタッフの中にはリフォーム会社出身の人も在籍しています。大切な家の修理を安心して依頼できますね。
実際のアライグマ駆除実績
害獣BUZZの公式サイトから、アライグマ駆除の実績を見ることができます。
種類・地域ごとに検索できるので、自分の家の近くで実際にあった事例を見ることができます。
豊富な写真で被害状況や駆除の内容を記録しているので、業者選びの参考にしてみるとよいでしょう。
口コミ紹介
害獣BUZZのアライグマの駆除に関する最新の口コミを紹介します。
まとめ
最後に、アライグマの駆除業者を選ぶときのポイントをまとめます。
- ・アライグマの駆除経験の有無
- ・サービスの内容があいまいでないこと
- ・アフターサービスが充実していること
- ・利用者の口コミや評判がよいこと
- ・地域に根付いた業者であること
- ・迅速かつ丁寧な対応をしていること
- ・駆除にかかる費用は明確であること
- ・複数の業者を比較してから選ぶこと
特に業者の対応はよく見るようにしましょう。
害獣の排除が基本的な業務ですが、その中心にいるのは依頼者であるべきです。
害獣駆除は1つのサービス業であり、依頼主とトラブルなく駆除作業を終えようとするのが普通です。
少しでも違和感を感じたら、冷静に断って他の業者を選ぶようにしましょう。
相見積もりを取る際の注意点は以下のとおりです。
- ・最低でも3社から見積もりを取る
- ・見積書の内容を比較する
- ・誠実な対応だったか確認する
現地調査や見積もりを無料で行っている業者は今回紹介した業者以外にもたくさんいます。できるかぎり多くの業者から相見積もりを取るほうが賢明です。
インターネットの他にも、信頼できる周囲の人に相談して業者を探すのもよいです。
ただ、害獣駆除業者が多すぎて比較検討の候補すら挙げるのがままならないという方には、日本有害害獣駆除協会・防除管理協会に加盟している業者がおすすめです。
日本有害害獣駆除協会・防除管理協会は、高い駆除と施工技術を持ち、使用する薬剤の安全性に配慮している業者しか加盟することができません。
加盟する段階でふるいにかけられているわけですから、安心して相談することができますね。
おまけ:害獣駆除Q&A
害獣のトラブルでよくある意見や質問をまとめました。
- ・アライグマを見つけたらどうすればいい?
- ・アライグマを駆除するなんてかわいそう
- ・業者以外に相談して解決することはできる?
順に回答していきます。
アライグマを見つけたらどうすればいい?
アライグマを見つけたら、静かにその場から離れましょう。
アライグマに限らず野生動物にはさまざまな病原菌が潜んでいる可能性があります。アライグマの場合、「アライグマ回虫」という寄生虫がフンに紛れ込んでいることがあります。この寄生虫は、人体に寄生すると幼虫移行症を引き起こし、中枢神経に深刻なダメージを及ぼします。
その他にノミやダニも付着しているため、非常に不衛生です。
また、繁殖シーズンの1~6月になるとアライグマは気性が荒くなる傾向があります。
狂犬病に罹患している個体も凶暴化しているため、非常に危険です。
アライグマは好戦的な性格はしていませんが、凶暴化したアライグマに近づくと襲われる可能性があります。特に小さなお子さんが近づこうとしたときはすぐに引き留めてその場から離れるようにしましょう。
間違ってもえさをあげてはいけません。
必ず、静かにその場を去り、被害状況を確認しましょう。
アライグマの駆除の作業中に遭遇したときも、静かにその場から離れてください。数時間後に様子を見て、アライグマがいる気配がなければ作業を続けても大丈夫ですが、周囲への警戒は怠らないようにしてください。
もしアライグマと頻繁に出くわすようなら、危険なので害獣駆除業者などのプロに相談してください。
アライグマを駆除することはかわいそう?
アライグマは確かに罪はありません。
しかし、「かわいそうだから」、「面倒だから」という理由でアライグマの被害を放置してしまうと、どんどん状況は悪化していきます。
被害範囲が広がって駆除の費用がかかるだけではなく、そこをねぐらにしたアライグマが周辺に頻繁に出没することで、家庭菜園を荒らしたり、生態系に深刻な影響を及ぼしたりします。
アライグマの被害を放置しておくメリットはありません。
被害を発見したら、速やかに駆除の相談をすることが大切です。
殺処分したくないなどの駆除方法に関する要望があれば、業者に相談してみるとよいです。
業者以外に相談して解決することはできる?
根本的な解決を目指すなら、業者以外に相談しても実現は難しいでしょう。
市役所など各自治体に、害獣の被害相談窓口が設置されていることもありますが、市役所は害獣駆除の事業を行っていません。
市役所ができることは、以下のことだけです。
- ・害獣の被害に関する相談とアドバイス
- ・捕獲機の貸し出しや助成金の交付
- ・捕獲の申請の受理
- ・害獣駆除業者の紹介
地域によっては、捕獲道具の貸し出しや業者の紹介を行っていないこともあります。
ただ、捕獲機の貸し出しがあるからと言って、誰でもすぐに捕獲作業に取り掛かれるわけではありません。
アライグマは鳥獣保護法と外来生物法の対象になっています。
アライグマを捕獲するには、狩猟免許が必要となります。また、捕獲の際には申請書の提出が義務付けられており、簡単ではありません。
自分で追い出すことは可能?
アライグマを捕獲するには免許と許可が必要ですが、駆除グッズなどを活用して自分で追い出すことは可能です。
ただ、駆除グッズには一時的な効果しかなく、アライグマの被害が再発しやすいです。
侵入口を完璧にふさげれば、被害の再発防止には繋がるかもしれませんが、アライグマはわずかなスキマからでも侵入することができます。
この動画では、ほんの少しのスキマからアライグマが出入りしている様子がわかります。
害獣駆除の経験がない人は、こうしたわずかなスキマの侵入経路を見つけてふさぐことは簡単ではありません。
また、被害場所の清掃やリフォームなどを自分で行うのはかなりの手間です。
ですから、業者に依頼して早期解決を図ることが一番確実と言われています。
この記事がみなさんのお役に立てたなら幸いです。
みなさんの業者選びが成功して、アライグマによる被害の解決ができるよう応援してます!
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