激臭!アライグマのフンの匂いの対策の仕方を徹底解説!

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食べ物を一生懸命洗う姿が可愛いアライグマ、実は害獣に指定されている事は御存じですか?
アライグマが私達の生活圏に侵入し住み着いてしまうと様々な悪影響が発生します。
特にアライグマが排泄する糞の匂いは強烈で、家屋に様々な被害をもたらします。
今回はアライグマの生態から、家屋にどのような被害をもたらすのかとその対策を解説していきます。



アライグマはどういう生き物?アライグマの生態について


アライグマ自体、皆さんも動物園などで一度は目にした事があるのではないでしょうか?
物を一生懸命洗い食べる仕草は大変魅力的ですが、凶暴な側面を持ち合わせているというのは有名かと思います。
此処ではそんなアライグマの基本的な生態について詳しく解説していきます。


アライグマは体長は約60cm~100cmと害獣に分類される動物の中では大型にあたります。
猫やハクビシンと間違えられる事が多く、見分ける特徴として目の周りに黒い帯状の模様があり、身体の色が暗めの赤褐色などが挙げられます。

性格は先述の通り非常に凶暴で攻撃性が高いとされているので、むやみに追い払おうとすると反撃に遭ってしまい大きな怪我を負ってしまいます。

アライグマが私達の生活圏に住み着いてしまう理由として、第一に餌になるものが放置されているからというのがあります。餌を求めてやってくるアライグマは床下や天井裏から侵入します。

また、今回の記事の大きなカギとなるのがアライグマの糞についてです。
アライグマには「ためフン」という、一か所に糞を溜めてしまう習性があります。この危険性について、次の項目で解説していきます。

アライグマが住み着くことで家屋にもたらされる被害について


さて。アライグマの生態について基本的な解説を終えたところで此処からはアライグマがもたらす被害とその原因について解説していきたいと思います。
まず、アライグマが住み着いてしまうと住宅内に酷い悪臭が漂うようになります。
この悪臭の原因はアライグマ…ではなくアライグマの糞にあるのです。

昆虫なども捕食するアライグマの糞尿は大変強烈です。更に上記でも解説した「ためフン」という習性によって、一か所に糞が集まり放置されてしまうと匂いも強烈となってしまいます。
更に事態が悪化すると床下や天井裏が腐り重量に耐え切れず落ちてしまう、シミが出来てしまうなどの被害も多く報告されています。

アライグマの糞に潜む危険性は匂いだけではありません。
皆さんは回虫という寄生虫をご存じでしょうか?回虫は人に寄生すると人間の身体の中を移動し発育障害や神経障害などを引き起こす可能性がある恐ろしい寄生虫です。
アライグマはこの回虫を小腸の中に保有しており、アライグマが糞を排泄した際に回虫の卵も一緒に出てくると言われています。
アライグマの糞を放置してしまうと匂いだけでなくこのような恐ろしい寄生虫までもが発生してしまうので糞の処理の際は十分な注意が必要です。

アライグマの糞の処理、どうしたらいい?


さて、床下や天井裏などでアライグマの糞を見つけた際はどうしたらいいのでしょうか?
アライグマの糞を処理する上でしっかりとした前準備が必要になります。

用意するもの

マスク
ゴーグル
使い捨ての長袖の服
使いきりのゴム手袋
長髪の場合髪ゴムなど

ホウキ
塵取り
可燃ごみ袋
雑巾
除菌スプレー
アルコール

どれも処理のみの道具となってしまうので準備の際は使い捨てて良いものか、手元になければ100円均一などで揃えましょう。
準備が出来たらいよいよ糞の処理です。

ホウキと塵取りと使ってアライグマの糞を集める


まず、ホウキと塵取りを使用してアライグマの糞を集めます。この時掃除機を使ったり素手で触ったりしないように注意してください。掃除機の中でアライグマが保有している病原菌や寄生虫が繁殖してしまい、掃除機が使用できなくなってしまう可能性があります。

可燃ごみ袋に入れて、二重に縛る


集めた糞は全て可燃ごみ袋の中に入れ、菌が表に舞わないようしっかり袋の口を縛りましょう。
集めたごみをすぐに出せるよう、自治体が定めるゴミの日に合わせて掃除することをお勧めします。

アライグマの糞が付着している箇所を漂白剤や強力除菌アルコールでしっかりと磨く
最後にアライグマの糞が付着していた箇所を漂白剤や強力な除菌アルコールでしっかり拭き取りましょう。しみなどが出来ている場合は必要に応じて修繕を検討してみてください。
この時使う除菌アルコールはエタノールや次亜塩素酸ナトリウムなど、強力な殺菌力を持つものをお勧めします。

最後にアライグマが戻ってきてしまわない様、しっかりと侵入経路を封鎖する事を忘れないでくださいね。

対策!アライグマを追い出して、匂いの元を取り除こう!


最後にアライグマの再侵入防止の対策について解説していきます。
せっかく糞を処理したのに対策が甘いとまたアライグマに再侵入されてしまう可能性が高いのです。
そんな事にならない為にもしっかりと対策をしましょう。

侵入経路の特定と封鎖


アライグマは害獣の中でも大型に分類されますが、実は10㎝ほどの隙間があれば簡単に侵入できてしまう生き物です。その手口は換気扇や通気口など様々で手先も器用で学習能力も高いので、塞いだはずの経路を突破されてしまわない様にしっかりと対策しましょう

換気扇にはフィルターなどを設置し、シャッターが付いている場合は未使用時にシャッターを閉める
配管口などは目の細かい金網をはめ、しっかりと固定する。
壁の隙間などは隙間パテやモルタルなどで塞いで、アライグマが入ってこれない様にする。
可能であればベランダや屋根近くに生えている木は伐採してしまう。

上で挙げたアイテムは全てお近くのホームセンターなどで購入が可能です。
また自分だけでの封鎖が難しい場合は専門の業者へ依頼するのもいいでしょう。

アライグマのなり得るものを放置しない


アライグマは雑食で何でも食べてしまいます。
使った食材などをそのままにしておくと餌を求めたアライグマが寄ってきてしまう可能性があるので、使っていない食材などはしっかり冷蔵庫などに収納するように心がけましょう。
また生ごみを放置してしまうのも厳禁です。アライグマに荒らされてしまう可能性があるので、しっかり封をし、指定のゴミ回収の日に出すよう心がけてください。
アライグマは「そこに餌がある」という認識が無くならない限り住み続けてしまう可能性があります。

忌避剤を撒く


アライグマの対策として忌避剤が有効な場合も多いです。
アライグマを忌避剤で追い出したい場合、必ず出入口から真逆の方向に設置するようにしてください。出入口に近いとアライグマが出ていかなくなってしまう可能性があります。
下記にて対アライグマの忌避剤としてお勧めのタイプを3つ紹介いたします。

固形タイプ


アライグマを追い出す忌避剤としてお勧めなのが固形タイプです。どこにでも設置できる上に使い方も簡単なものが多いのでアライグマの対策に手を焼いている方は一度試してみてください。

くん煙タイプ


煙の匂いでアライグマを追い出すのも有効です。ものによってはアライグマに寄生しているダニやノミなども駆除できるので、まさに一石二鳥ですね。
ただし注意していただきたいのは、煙を使用しての対策の場合アライグマの子供などが親アライグマに置いて行かれてしまい家屋内で死んでしまう場合があります。そうなると病気の元になりやすいので使用する際は状況に合わせたものを選びましょう。

スプレータイプ


殺虫剤の要領で使用することが出来るスプレータイプもお勧めです。
スプレータイプは固形タイプを設置しにくかったり燻煙剤が扱えない状況でも非常に役に立ちます。
私用する際は成分表などをよく見て、ご自身の家族やペットに使用しても大丈夫なものかを確認してくださいね。

忌避剤を使用してアライグマを追い出せたことを確認したら素早く侵入経路を封鎖してアライグマの再発を防止しましょう。アライグマの侵入経路は主に屋根裏、住宅などの隙間、近くの樹木などです。場合によっては小さな穴も無理やり広げて入り込んでしまう事もあるので可能であれば隙間パテや金網を利用して対策を取りましょう。

業者に依頼して再発防止に繋げる


アライグマは非常に攻撃性が高く凶暴な害獣です。その上法律により保護されている為駆除をしてしまうと処罰の対象になる恐れがあります。こう考えるとアライグマの追い出しというのは加減がなかなか難しいと感じられる方が多いのではないかと思います。
そんな方は思い切って専門業者への依頼を検討してみる事をお勧め致します。

まとめ


アライグマの糞による匂い対策、いかがだったでしょうか?
アライグマ自体が住み着いてしまい、なかなか処理に踏み切れない場合は専門業者に依頼する事も検討してみましょう。
害獣駆除ガイドでは様々な害獣についての対策をわかりやすくまとめています。是非他の記事にも目を通してみてくださいね。

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