「無事にアライグマを退治できたけど、再発する可能性はある?」
「駆除業者に依頼してアライグマの被害は解決したけど、今後再発したらどうすればいいの?」
アライグマの駆除に成功しても、また再発しないか不安になることもあると思います。
基本的には、アライグマの侵入経路を全て塞いで屋外にアライグマのエサとなるものを放置しなければ、アライグマの被害に遭う可能性は低いです。
しかし、駆除が不十分だったり誤った方法で追い出したりしているケースでは、アライグマの駆除に成功して安堵したのもつかの間、再びアライグマの被害に遭ってしまうこともあります。
アライグマは学習能力が高く、一度覚えたうま味を忘れません。特に駆除してから1年以内は再発する可能性が高いと言われています。
この記事では、アライグマの被害が再発した方や再発したときの対応を知りたい方に向けて、以下のポイントを解説します。
- ・アライグマが再びやってくることはあるの?
- ・被害が再発してしまう原因
- ・被害が再発したときの対処法
アライグマの被害が再発してしまっても解決方法はあるので、再発してしまっても諦めずにアライグマを退治しましょう!
目次
アライグマが再びやってくることはあるの?
基本的に侵入経路の封鎖などの駆除が徹底して行われていれば、再発するリスクは低くできます。
しかし、プロの業者でも被害を再発させてしまうことがあるほど、アライグマの駆除は一筋縄ではいきません。特に駆除してから1年以内は再発しやすいと言われています。
そのために、良心的な害獣駆除業者は再発防止保証制度を設けて、依頼者が安心して過ごせるよう工夫しています。被害が再発していなくても、不安なことや今後の対応について相談することも可能なので、気軽に害獣駆除業者に連絡するとよいです。
被害が再発してしまう原因
アライグマによる被害が再び起きてしまったときは、以下の項目に当てはまっていないか確認してみてください。
- ・駆除グッズしか使っていなかった
- ・全てのスキマの封鎖ができていなかった
- ・アライグマのエサとなるものを屋外に放置していた
それぞれ解説していきます。
駆除グッズしか使っていなかった
忌避剤やくん煙剤にはアライグマを追い出す効果が見込めますが、一時的な効果しかないと言われています。
駆除グッズは、アライグマの嫌う音や匂い、光、煙、痛みなどを発してアライグマに心理的なダメージを負わせるものです。物理的に侵入を防ぐものではないので、アライグマが不快感に適応してしまうと戻って来る可能性があります。
アライグマを確実に追い出すには、侵入口を封鎖する必要があります。
全てのスキマの封鎖ができていなかった
アライグマは力が強く手先が器用です。そのため、ほんの僅かなスキマからでも侵入することができます。
下の動画では、一見スキマのないように見える箇所からアライグマが出入りする様子が見られます。
以前の封鎖作業が不十分だったり、経年変化により新たなスキマができてしまったりすると、アライグマの被害が再発しやすくなります。
アライグマのエサとなるものを屋外に放置していた
アライグマは、雑食です。ペットのエサや池の魚、生ごみなど何でも食べてしまいます。特に、キャラメル味のスナック菓子や柿など甘い食べ物が大好きです。
アライグマのエサとなるものを屋外に放置しておくと、アライグマが再度現れてしまうかもしれません。
家庭菜園で育てている野菜や果物などは仕方ありませんが、屋内に運べるものはできるだけ野外に放置しないようにしましょう。
家庭菜園などは電気柵などのアライグマ除けとなるものを活用するとよいです。生ごみは、ロック付きのゴミ箱に入れることもアライグマ除けとして効果が見込めますが、知能の高いアライグマが解除して開けてしまう事例が報告されています。
自分で対処するのが難しいと感じたら、害獣駆除業者などのプロに相談するとよいです。
被害が再発したときの対処法
アライグマの被害が再発したときは、以下の行動が大切です。
- 以前依頼した業者に相談して再発防止保証制度を利用する
- 再保証制度がない場合は、別の駆除業者に依頼してもよい
なお、害獣駆除にかかる費用が高いからと言って、自分で駆除(追い出し)を行うことはあまり得策ではありません。
アライグマの生態や駆除作業に慣れていない人が完璧に駆除を行うのは難しいからです。
上の動画で見たように、アライグマは人間の目の届かない屋根や小さなスキマから侵入してきます。こうしたスキマを隅々まで点検するには時間がかなりかかります。封鎖作業も、頑丈な金網を用意するところから行う必要があります。高所や床下付近の設置作業をこなした後に、巣の清掃・消毒まで全て自分で行うのは大変です。駆除の最中にアライグマと遭遇して襲われることもありますし、ダニやノミなどのアレルギーや感染症のリスクもあります。完璧に駆除したつもりでも、取り残されたアライグマの子どもが発見されたときなど、イレギュラーな対応も自分で処理しなければなりません。
アライグマは鳥獣保護法と外来生物法の対象です。運搬や捕獲など法律で禁じられている行為があるため、知識のない一般の方には法的なリスクもあります。
業者に依頼すればリスクを背負う必要がありませんし、徹底した駆除作業も行ってくれます。
以前依頼した業者に相談して再発防止保証制度を利用する
以前依頼した業者の連絡先が分かれば、アライグマの被害が再発したことを伝えてみましょう。
業者によっては、再発防止保証制度を設けています。
再発防止保証制度とは、一般的には被害が再発しても再度駆除してくれることを保証するものです。
保証内容や期間は、築年数や施工内容、業者などによって異なります。以前の見積もりのときに再発防止保証について話があれば、アフターサービスを利用できるかもしれません。
再保証制度がない場合は、別の駆除業者に依頼してもよい
もし再発防止保証制度がなければ、別の業者に依頼することも可能です。もちろん前回と同じ業者でも依頼することはできますが、その業者の作業が不十分で再発した可能性があります。同じ業者に依頼するよりも、他の実績豊富な業者を選んだ方が再発のリスクが減る場合があります。
もし他の害獣駆除業者に依頼する場合には、被害が再発した事実を伝えて、再発防止保証制度が充実しているか確認すると安心です。
アライグマの駆除業者の選び方については、以下の記事で詳しく紹介しているので参考にしてみてください。
まとめ
基本的に、きちんとした駆除がなされていれば再発の心配を過度にする必要はありません。
もし再発してしまうか心配な方は、屋外にお菓子やペットのエサなどアライグマのエサになりそうなものを置かないようにしましょう。被害が再発していなくても、害獣駆除業者に今後の対応や不安なことについて相談することは可能なので、気軽に連絡してみてください。
被害が再発してしまった方は、依頼した害獣駆除業者の再発防止保証制度を活用しましょう。契約のときに保証内容や期間などの話があれば、再発防止保証制度が使える可能性があります。
もしそのような制度が適用されない、もしくはない場合には、他の業者に依頼してみましょう。同じ業者でも依頼はできますが、その業者の駆除作業に不手際があったため再びアライグマの被害に遭ったという可能性があります。他の害獣駆除業者に依頼した方が、再発するリスクを減らせるかもしれません。
もし業者に頼らずに追い出しに成功したのなら、いざというときのためにかかりつけの害獣駆除業者を探しておくとよいです。アライグマの被害が再発したら、できるだけ早く業者に連絡をした方がよいからです。特に春の繁殖シーズンはアライグマの子どもが生まれやすく、頭数が増えることで糞尿などの被害や駆除の費用が増えてしまいます。
適切な害獣駆除の探し方の記事は、上にあるリンクから読むことができるので参考にしてみてください。
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