害虫駆除にかかる料金はどのくらい?業者依頼時の費用相場や選定時の注意点を解説!

害獣・害虫別

ゴキブリ・シロアリ・ムカデなど、家屋内に潜む害虫は放置するほどに人や建物などに甚大な被害を与えてしまうため、事前の予防はもちろん発見次第早急に駆除する必要があります。

とはいえ、不慣れな方が対処するには限界があるため、いざというときには害虫駆除業者に相談することとなるでしょう。

害虫駆除業者に駆除を依頼した場合、どのくらいの費用がかかるのでしょうか?

また、業者に依頼する際に注意すべき点にはなにが挙げられるでしょうか?

本記事では、害虫駆除にかかる費用(費用相場)や、業者選定時の注意点についてご紹介します。

「害虫の被害に悩まされている方」や「害虫駆除業者に依頼しようか迷っている」という方は、ぜひ本記事を参考にしてください。

害虫駆除の「費用目安」について

本章では、害虫駆除業者に依頼した際の費用目安についてご紹介します。

料金目安は、大まかに以下の要素で大別されます。

  • 害虫の種類
  • 駆除の範囲
  • 駆除に要する期間

ここでご紹介する内容はあくまで参考程度にとどめておき、詳細は害虫駆除業者に相談したうえで進めていきましょう。

害虫の種類

ゴキブリ・蜂・シロアリなど、害虫にもさまざまな種類が存在する+それぞれで生息範囲や習性(人的な被害)が異なることから、駆除する際の作業内容にも大きな違いが見られます。

それぞれで対処法が異なるため、実際にかかる費用はお住いの住宅環境によって左右されるでしょう。

一例として、お住いの建物に発生しやすい害虫の費用相場をご紹介すると、以下の通りとなります。

【ゴキブリ】
※1回の場合※

  • 10,000円~35,000円(一般家庭)
  • 20,000円~50,000円(店舗など)

※定期契約の場合※

  • 40,000円~65,000円(一般家庭)
  • 40,000円~100,000円(店舗など)

【シロアリ】

  • 3,000円~15,000円(一坪につき)

【ハチ】

  • 10,000円~50,000円

※1つの巣除去
※巣の大きさ、巣がある位置によって変動する

【ダニ】

  • 20,000円~50,000円(畳1畳につき)

【ムカデ・ヤスデ】

  • 15,000~50,000円

駆除・予防にかかる費用はお住いの状況によって変わるため、詳細は害虫駆除業者による現地調査・見積もり時に確認してみましょう。

また、害虫は小さな隙間からでも侵入してくるケースがあるため、どれだけ家屋内に潜む害虫を駆除しても再発する可能性があります。

害虫・害獣駆除の場合、業者によっては一回限りではなく複数回の定期サービスをおこなっているケースもあるため、アフターフォローが充実している業者を選ぶのがよいといえるでしょう。

駆除の範囲

害虫を駆除する範囲によっても費用が変化する可能性があり、範囲が広いほど費用は増加する傾向にあります。

また、シロアリの被害など「建物に被害が発生している」場合は、修繕費用もかかるでしょう。

放置すれば建物の劣化が早まり、下手をすれば倒壊の危険性もあり得るため、修繕費用も考慮すべき点といえます。

駆除に要する期間

害虫駆除・予防をおこなう際は「どこに巣を作っているか?」「侵入経路はどこか?」などを徹底的に調べる必要もあって、状況によっては調査に時間がかかるケースもあるでしょう。

調査に時間がかかる(駆除に要する時間が長くなる)ほど費用が割高になる可能性があるため、この点にも注意しておきましょう。

害虫駆除は自身でも対処できますが「下手に対処すれば被害が広がる恐れがある」「被害が広がるほど、駆除・修繕・予防に費用がかかる」ため、自身の手に負えないと判断した場合は、できるだけ早期に害虫駆除業者に相談した方がよいといえるでしょう。

信頼できる業者を選ぶポイントとは?

本章では、信頼できる害虫駆除業者を選ぶ際のポイントをご紹介します。

害虫駆除に関する業者も全国各地さまざまに存在し、なかには「悪徳業者」のような業者もいることから、業者選定は徹底しておこなうべきといえるでしょう。

多少時間がかかっても、できるだけ自身の希望に合った業者を選ぶことをおすすめします。

相見積もりを取る

相見積もりとは「複数の業者に見積もりを依頼する」ことです。

仮に一社からしか見積もりを依頼しなければ、費用用場やサービスの良し悪しを判断できず、後で「思っていたのと違った」と後悔する可能性もあるかもしれません。

業者に依頼する際は、かならず相見積もりを取り、複数社を比較するようにしましょう。

現地調査や見積もり依頼は無料で対応してくれる業者も多いため、相見積もりを取る際はこういった業者を率先して選ぶとよいでしょう。

料金設定が明確な業者を選ぶ

業者のなかには「見積もり内容が曖昧でよくわからない」「質問しても曖昧な返事をされる」という悪徳業者まがいな対応をされる可能性があります。

料金設定が不明確なほど「後から追加費用を請求される」可能性が高くなるため、詳細は見積もり時にできる限り明確にしておいた方がよいといえるでしょう。

もし「詳細は不明なままではぐらかされる場合」は、候補から外した方が賢明です。

特定の害虫駆除に特化した専門業者を選ぶ

害虫の駆除・予防は、対象となる害虫に精通しているほど的確な対処をしてくれる可能性があります。

そのため、幅広い害虫・害獣に対応している業者よりも「特定の害虫に特化したサービスを提供している業者」に依頼した方が、より効果を得られるかもしれません。

ただし「特定の害虫に特化している=かならずしも質が良い」とは限らないため、情報収集や見積もり時の対応などで依頼すべきかどうかを判断する必要はあるといえるでしょう。

ネット上のアピール(広告)は参考にしない

リアル・ネットを問わず「広告」はその業者がお金を払って「宣伝」してもらっています。

広告・宣伝は「自社のことを知ってもらう」ために必要な要素であり、これ自体が悪いこととはいえません。

仮に格安で依頼できたとしても、後から追加費用が請求されたり、被害が再発してはなんの意味もありません。

大切なのは「外見ではなく中身」です。

広告・宣伝内容はあくまで参考程度にとどめておき、現地調査や見積もり依頼時に業者の良し悪しを判断するとよいでしょう。

「ネームバリュー」だけで判断しない

害虫駆除業者は、大・中・小さまざまな業者が存在します。

なかには「大手の会社なら大丈夫だろう」と安易に決めてしまう方もいますが、ネームバリューだけで判断するのは早計といえます。

その理由は「大規模な業者(全国展開している業者)ほど、下請け・孫請けが作業することが多くなる」からです。

中間業者を介する=中間マージンが発生する可能性があり、かつ「情報が的確に伝わらない(作業が雑になる)」ケースもあるため、総じておすすめできません。

業者選定時に注意すべきは「ネームバリューや価格のみで決めずに、相見積もりを取り納得できる業者を選ぶこと」です。

  • 希望通りの作業をしてくれるか?
  • スタッフの対応はよいか?
  • 説明はわかりやすいか?
  • 施工後の追加料金は発生しないか?

上記のようなさまざまな角度から判断し、安心できる業者に依頼しましょう。

「自身で対処」と「業者に依頼」どちらがいい?

害虫の駆除・予防は、業者に依頼せずとも自身で対処することも可能です。

その場合は、ホームセンターやネット通販などで対象となる害虫に効果的な駆除剤を購入し、使用するとよいでしょう。

ただし、害虫は以下の点に注意が必要です。

  • 害虫は、生命力・繁殖力が強い
  • 侵入経路が豊富かつ人の目に付きづらい場所に巣を作る
  • 目に見える個体を駆除するだけでは効果が薄く、巣ごと根こそぎ駆除しなければ効果は薄い など

害虫駆除に精通している方が対応するならば問題はありませんが、不慣れな方が対処すれば返って被害が拡大する恐れもあるため、少しでも不安を感じる場合は専門の駆除業者に相談した方がよいといえるでしょう。

被害を放置するほど、駆除・修繕・予防に対する費用が増大していくため、できるだけ早期に相談することをおすすめします。

まとめ

害虫駆除は、市販のアイテムを購入して自身で対処することも可能です。

しかし、不慣れな方が完全に対処しきることは難しいため、少しでも不安がある方は害虫駆除のプロに相談した方がよいといえるでしょう。

費用・サービス内容・スタッフの質・アフターフォローなどは業者の大小に関係なく「業者によって異なる」ため、相見積もりを取り、より自身が安心・納得できる業者に依頼しましょう。

後になって後悔することがないよう、依頼前の事前の下調べが重要といえます。

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