近年、アライグマは急速に数を増やし、生息域を拡大させています。
この記事を読んでいる方の中にも、アライグマを見かけたことがあるという方がいるのではないでしょうか。
ネットニュースでも、心斎橋でアライグマに遭遇したという記事が投稿され、話題になりました。
のんびり大都心でくつろぐ姿には癒されるかもしれませんが、実はアライグマは気性が荒く、害獣としての側面もあります。
農作物被害や、住居に住みついたアライグマによる騒音被害、糞尿の悪臭、ごみ漁り、生態系への影響など、さまざまな被害をもたらしています。
かわいいイメージがあるだけに、アライグマから被害を受けたと知ったらショックですよね。
この記事では、実際にアライグマの被害で困っている方向けに以下の4点を解説します。
- ・アライグマが大阪で増加している理由
- ・アライグマを見つけたときの対処法
- ・失敗しにくい業者選びポイント8選
- ・大阪でおすすめの業者3選
この記事を読めば、アライグマの対処法と適切な業者の選び方を知ることができるので、ぜひ読んでみてください。
アライグマが大阪で増加している理由
北アメリカ原産のアライグマは、テレビアニメをきっかけに1960年代に日本に輸入されてきました。しかし、アライグマは成長すると気性が荒くなるため、ペットには向かず、飼育放棄されました。その後野生化したアライグマは数を増やしていき、全国各地で農作物・家屋被害などさまざまな問題を引き起こすようになりました。2005年には外来生物法の対象となり、さまざまな工夫や取り組みが試みられましたが、現在に至るまで個体数管理方法や獣害対策などの問題は解決されていません。
アライグマがここまで問題化する背景には、アライグマの生態と大都会特有の問題が関係しています。
特に、アライグマが増加する理由として以下の5点が挙げられます。
- ・優れた繁殖能力
- ・天敵のいない環境
- ・適応能力の高さ
- ・生ごみや食べ残しなどの放棄問題
- ・アライグマにとって住み心地のよい空き家・住宅の増加
順番に解説していきます。
アライグマの優れた繁殖能力
アライグマは、生後10か月~1年で妊娠が可能になります。
1歳のアライグマの妊娠率は60%ですが、2歳以降になるとほぼ100%の確率で妊娠します。死ぬまで妊娠・出産することができ、高齢になっても妊娠率は変わりません。仮に流産や捕獲などで子どもを失っても、夏以降に再び発情期が訪れ、繁殖が可能になります。
アライグマの繁殖シーズンは春です。個体や状況などにより差はありますが、基本的に1~3月に交尾し、4月以降に出産シーズンを迎えます。一度に1~6頭、平均4頭の子どもが生まれ、生存率は52~65%程度あります。
生まれた子どもの半数は生き残り、繁殖し続けていくのです。
天敵のいない環境
北アメリカ原産のアライグマの天敵は、オオカミやコヨーテなどの肉食哺乳類です。
日本にはこうした動物があまり生息しておらず、アライグマは捕食されることなく増加していきました。
適応能力の高さ
アライグマは、北アメリカ大陸原産ですが、森林・湿地・水辺・農耕地・市街地など、寒暖に関係なく多様な環境で生きていくことができます。そのため、アライグマは大阪の都心部にも適応してしまいました。
生ごみや食べ残しなどの放棄問題
アライグマは雑食です。果物や野菜、木の実、爬虫類、水生生物、昆虫類、哺乳類の死骸など、何でも食べてしまいます。特に、キャラメル味のスナック菓子や熟れた柿などをよく好みます。
都心には、路上や公園に放置されたお菓子や不適切に処理された生ごみがたくさんあります。
こうしたものが、アライグマを大都会に呼び寄せてしまっているのです。
また、家庭菜園などの農作物や屋外に放置されたペットのエサも、アライグマが寄って来る原因になります。できるだけ屋外にアライグマのエサとなるものを放置しないようにしましょう。
アライグマにとって住み心地のよい空き家・住宅の増加
大阪では近年空き家の増加が問題になっています。
2018年に総務省統計局が行った調査によると、2018年における大阪府の空き家数は9万4200戸で、5年前の調査から2.1%増加しています。空き家率も15.2%で、空き家数・空き家率ともに過去最高でした。
アライグマにとって、空き家は恰好の住処になります。雨風をしのげ、年間を通して気温が安定しているからです。
空き家では人間に邪魔されることなく繁殖・子育てに専念することができるため、アライグマの繁栄に寄与しています。
また、空き家でなくても、老朽化した家屋はスキマが多く、アライグマの侵入を簡単に許します。
この動画では、アライグマがわずかなスキマから出入りしている様子が見られます。
特に侵入されやすい箇所は以下の4か所です。
- 軒下のすきま
- 通風口
- 床下通気口
- 基礎のすきま
その他に、剪定されていない樹木を伝ってアライグマが侵入してくることがあります。
空き家であっても、定期的に樹木の剪定やスキマの封鎖などのメンテナンスを実施しないといけません。
アライグマが住みつくと、近隣でごみ漁りなどの被害が起きたり、近づいてきた子どもやペットを襲ったりして、非常に危険です。周辺の生態系への影響も懸念されます。
アライグマの問題を放置しておいてよいことはありませんし、自然減少に期待することもできません。
アライグマの数を減らすには、地道な駆除活動や繁殖場所とエサを与えないなどの行動が欠かせないのです。
アライグマを見つけたら
この記事を読んでいる方の中には、すでにアライグマを見かけたことがある方がいるかもしれません。
しかし、アライグマと遭遇する機会は日常においてあまりない方がほとんどのため、正しい対処法について解説します。
アライグマを見つけたときは、以下のポイントを守りましょう。
- ・アライグマに近づかない
- ・アライグマに襲われたらすぐに傷口を洗って病院に行く
- ・市役所など自治体にアライグマ発見の連絡をする
- ・アライグマを駆除する
アライグマに近づかない
アライグマは好戦的な性格をしているわけではないので、すぐに人を襲うことはありません。
しかし、成長したアライグマは気性が激しいです。珍しい、かわいいと思って安易に近づくと襲われてしまいます。
そのため、アライグマを見つけたら静かにその場を立ち去りましょう。
間違っても野生動物にエサをあげてはいけません。
アライグマに襲われたらすぐに傷口を洗って病院に行く
万が一アライグマに襲われたら、一刻も早く病院を受診してください。
アライグマは狂犬病の主要媒介者です。狂犬病は、一度発症するとほぼ100%の確率で死んでしまいます。野生動物に咬まれたり、引っ掛かれたりしてできた傷口から狂犬病ウイルスが侵入することで発症します。
傷口を多量の石鹸と水でよく洗い流したら、医療機関を受診し、傷の様子によっては狂犬病ワクチンと抗狂犬病ガンマグロブリンを投与してもらいましょう。
市役所など自治体にアライグマ発見の連絡をする
大阪府では、外来生物法に基づいた防除実施計画を行っています。これは、大阪市を除いた市町村と大阪府が、アライグマによる被害、捕獲状況などを管理するものです。アライグマの被害を防止する目的で作られました。
市町村にアライグマの目撃情報を寄せることで、自治体は被害の実態を把握できたり地域への注意喚起ができたりします。
報告者側にもメリットがある場合があります。自治体によっては、被害相談やアドバイスをする他、アライグマの駆除業者を派遣したり、捕獲機を貸し出したりしています。
アライグマを見つけたら、お住まいの自治体に一報を寄せるとよいでしょう。
アライグマを駆除する
アライグマを見つけた周囲では、アライグマによる被害が発生している可能性が高いです。アライグマによる被害は、農作物の食い荒らしや住宅被害、騒音被害、ごみ荒らし、生態系への影響など多岐にわたります。
特に自宅や農地などで被害が起きていたら、アライグマを駆除してください。
かわいそうに感じるかもしれませんが、アライグマの被害を放置しておくと家の天井が水漏れしたり、フン尿の悪臭が漂ってきたりします。残念ながら、事態は悪くなっても良くなることはありません。そして、リフォーム代など負担を負うのは人間です。
アライグマを駆除するといっても、必ずしも殺処分するというわけではありません。追い出すだけにしたいなどの要望があれば、業者に相談するとよいでしょう。
失敗しにくい業者選びポイント8選
アライグマから被害を受けているときは、害獣駆除業者に連絡するとよいです。
業者を選ぶ際のポイントは、以下の8つです。
- ・アライグマの駆除経験はあるか?
- ・アフターサービスが充実しているか?
- ・利用者の口コミや評判はどうか?
- ・地域密着型の業者か?
- ・サービスの内容が明確か?
- ・丁寧な対応をしているか?
- ・駆除にかかる費用は明確か?(追加請求する可能性はないか?)
- ・複数の業者を比較検討する
一見多いように感じるかもしれませんが、「安い」「速い」などの安易な謳い文句に騙されると後で痛い目を見るかもしれません。
アライグマではないですが、悪質な害獣駆除業者の被害に遭った例を紹介します。
一人暮らしのアパートで 深夜にゴキブリが出た。パニックになり、スマホの広告に「ゴキブリ退治○百円~」とあった事業者に連絡した。「最短約 1 時間で到着」と書かれていたのに、事業者が来たのは 3 時間後だった。家に入りゴキブリを1匹退治してくれたが、その後、基本料金、燻煙剤、産卵抑制剤など合計約 8万円の請求を受けた。 高額な契約を後悔している。 ( 当事者:学生)
広告の料金と違う! ゴキブリ駆除サービスのトラブルに注意
害獣・害虫駆除などの緊急対応の際は、誰でも焦ってしまうものです。ですが、一度冷静になって業者選びをしないと、上の事例のようなトラブルに遭ってしまうかもしれません。
1つずつ業者選びのポイントを解説をしていくので、目を通してみてください。
アライグマの駆除経験はあるか?
アライグマの駆除実績が豊富にある業者は、被害現場に応じた柔軟な駆除対応を行うことができます。
業者のホームページなどでアライグマの駆除に対応しているかどうか確認しましょう。
また、アライグマ以外の害獣駆除の実績もあるとなおよいです。
なぜなら、アライグマによる被害ではない可能性があるからです。
アライグマはタヌキと見た目が非常に似ており、素人目には見分けはつきません。「クルクルクル」という鳴き声が聞こえたり、人間の手に近い形の足跡を見つければアライグマの可能性がありますが、絶対にアライグマであるとは限りません。複数の動物による被害の可能性もあります。
そのようなとき、幅広い害獣の駆除実績がある業者の方が適切に対処してくれます。
アフターサービスが充実しているか?
再発防止保証など、アフターサービスが充実しているかどうかも大切です。
駆除対応後も責任を持って相談や再発した際の対応を行う業者の方が良心的だからです。
再発防止保証は、期間や内容が業者によって異なります。
最長10年とホームページに書いてあっても、必ず10年保証してくれるわけではないので、注意しましょう。
見積もりを取るときに、再発防止保証の期間や内容について質問するとよいです。
利用者の口コミや評判はどうか?
ホームページからは、業者の都合のよい面しか見られません。
SNSや口コミサイトで実際に駆除を依頼した人の評価を見ることで、よりどのような駆除対応をしているかわかります。
地域密着型の業者か?
全国展開型と地域密着型にはメリットとデメリットの両方がありますが、地域密着型のほうがサービスがよいと言われています。
地域密着型は、そのエリア内での評判が落ちると駆除の依頼が来なくなります。そのため、継続的に案件をもらえるよう誠実な対応を心がけています。難点としては、業者の規模が小さいためホームページを設けていないことや、口コミの数が少ないことなどが挙げられます。
一方で全国展開型は、地域密着型よりも実績が豊富で依頼数も多く、信頼性があります。ただ、地域密着型に比べると、そのエリア内で評判が落ちても案件は他で得られるため、対応面で不安が残るでしょう。
サービスの内容が明確か?
駆除の作業内容は、見積もり調査のときにおおよそ決まります。
提示された見積もり書には、以下の点が書かれていることが通常です。
- 作業内容
- 作業範囲
- 費用
見積書の各項目があいまいでないか確認してください。
適切な内容や範囲の判断がつかないときには、複数の業者から相見積もりを取るとよいです。
丁寧な対応をしているか?
電話やメールでの応対や、訪問調査のときの対応を確認することはとても大切です。
良心的な業者であれば、依頼者の話に耳を傾けたり、質問に的確に答えたりします。依頼者が納得できるよう、駆除の説明も丁寧に行います。
一方で悪質な害獣駆除業者は、自分の利益を第一優先にするため依頼者の話を聞きません。自分の話を押し通そうと威圧的な態度を取り、質問に対する返答や説明を雑に行います。
「早く駆除しないと手遅れになる」「周囲に迷惑がかかっている」「今なら安く駆除してあげる」などと依頼者を焦らせるようなフレーズを何度も言ってくれば、悪質的な業者の可能性が高いです。
悪徳業者は、追加で費用を請求したり駆除対応にも問題があったりします。そのような業者には、絶対に依頼しないようにしましょう。
駆除にかかる費用は明確か?(追加請求する可能性はないか?)
駆除の費用をあいまいにする業者も、悪徳業者の可能性が高いです。
提示された見積もり書の金額が明確かどうか確認しましょう。
また、相場よりも極端に安いまたは高い場合も、悪徳業者の可能性を疑ってください。
アライグマの駆除の相場は、5万~30万円、被害状況が深刻なケースではリフォーム代などがかかり50万円かかると言われています。
被害状況によって金額は全く異なるため、妥当な金額を知るために複数の業者から相見積もりを取る必要があります。
複数の業者を比較検討する
複数の業者を比較検討することで、良心的な業者かどうかの判断がつきやすくなります。
比較検討する際は、少なくとも3社から相見積もりを取るようにしましょう。
2社ですと、どちらかが悪徳業者の場合に適切な判断が下せない可能性があります。
比較検討する内容は以下のとおりです。
- アライグマの駆除経験
- 作業内容
- 作業範囲
- 費用
- アフターサービスの内容
- 業者の対応
複数人が住む家などで被害を受けた場合、業者の対応を複数人がバラバラに行うと比較検討に時間がかかる場合があります。特に春先はアライグマの繁殖シーズンのため、子どもが生まれると費用がかさみやすくなります。スムーズに業者選びをするためには、1人でも複数人でもいいので業者の対応をする人を固定させたほうがよいです。
万が一悪徳業者に依頼してしまったら?
害獣駆除などの緊急対応のときは、冷静な判断が難しくなります。
あまり考えたくないことですが、万が一悪徳業者に依頼してしまったら以下の相談窓口を利用しましょう。
- ・消費者ホットライン「188」
- ・国民生活センター
- ・各自治体の消費生活相談窓口
消費者ホットライン「188」に連絡すると、身近な消費生活センターや消費生活相談窓内の案内を受けられます。
消費者ホットラインが話中の際は、国民生活センターの「平日バックアップ相談」を利用することができます。
また、各自治体の消費生活相談窓口でも相談は可能です。
受付時間などの詳細は、下にある消費者庁のリンクを確認してください。
アライグマを自分で退治することはできるの?
忌避剤や有刺鉄線などを使用して自分でアライグマを追い出すこともできますが、効果は一時的と言われています。アライグマは学習能力が高く、一度味わったうま味は忘れません。時間が経過すると、抜け道を見つけるなどして戻って来る可能性があります。また、追い出しグッズはあくまでも心理的な効果を狙ったものなので、個体差のある生き物に一律同じ程度の効果は見込めません。匂いに鈍感なアライグマには忌避剤の効果は薄いでしょうし、痛みに鈍感な個体に有刺鉄線は効かないです。
また、アライグマを追い出すことに成功しても、全ての侵入経路の封鎖や住処の片づけなどを不慣れな人が行うには手間がかかりますし、リスクもあります。
アライグマは身体能力が高く、ジャンプしたり壁を登ったりできます。わずかなスキマからでも侵入することもできるので、隅から隅まで点検しなければならず、侵入経路を見つけることは至難の業です。
また、アライグマのフンには「アライグマ回虫」という寄生虫が紛れ込んでいることがあります。この寄生虫は致死的な中枢神経障害の原因になります。国内では野生のアライグマからアライグマ回虫は見つかっていませんが、とある観光施設のウサギ群の生き物がアライグマ回虫による脳幼虫移行症に罹患したという事例があります。
以上のことから、アライグマの駆除はプロに任せた方がよいと言えます。
大阪でおすすめの業者3選
大阪府内でアライグマの駆除を行う業者はたくさんあります。その中から理想の業者を探し出すには、時間がかかる上、労力も必要です。業者選びは慎重に行うべきですが、時間をかけすぎると被害が悪化するのも事実です。
そこで、この記事では大阪府内でおすすめの業者を紹介し、みなさんの業者選びが成功するよう手助けします。
おすすめの業者は、以下の3社です。
各業者の特徴を表にまとめました。
特徴 | ハウスプロテクト | 害獣BUZZ | 駆除エキスパート |
アライグマの駆除経験 | ◎ | ◎ | ◎ |
大阪府での駆除経験 | 〇 | 〇 | 〇 |
口コミ評価 | Google口コミ評価4.5以上 | Google口コミ評価4.5以上 | Google口コミ評価4.5以上 |
見積もり調査費 | 原則無料 (条件あり) | 原則無料 (条件あり) | 原則無料 (条件あり) |
アフターサービス | 最長10年 (施工内容による) | 最長10年 (施工内容による) | 最長10年 (施工内容による) |
対応 | ◎ | ◎ | ◎ |
3社ともに、大阪府内での害獣駆除の実績が豊富です。アフターサービスや口コミ評価も良く、対応も良心的です。
また、誇大広告や根拠のない数字は使用しないとホームページで宣言しており、とても誠実な駆除業者です。
なお、ホームページ上では見積もり調査費は原則無料と書かれていますが、例外もあるようなので事前に確認しておくとよいです。
しかし、似たような条件の害獣駆除業者は他にもいます。ではなぜこの3社をおすすめとして挙げたのかというと、一般社団法人日本有害鳥獣駆除・防除管理協会に加盟しているからです。
一般社団法人日本有害鳥獣駆除・防除管理協会について
一般社団法人日本有害鳥獣駆除・防除管理協会は、自然と共存し、害獣駆除を社会貢献に結びつける目的で設立された団体です。2023年11月現在、株式会社ACMEE、株式会社RISE、株式会社ZERO、株式会社ONE、株式会社リブシーが所属・加盟しています。
この協会には、以下の条件を満たした業者のみが加盟できます。
- ・害獣の被害を受ける生態系の保護
- ・健康や家屋に悪影響の出ない安全性の高い薬剤の使用
- ・高いコンプライアンス意識
害獣の被害を受ける生態系の保護
日本には、外来生物であるアライグマの天敵となる肉食哺乳類が少ないです。力の強いアライグマは、在来種のタヌキやキツネなどの寝床や生活圏を奪ってしまいます。また、アライグマは雑食なので、在来種のカエルや野鳥の卵などを捕食します。繁殖力にも優れているため、どんどんアライグマが増殖していった結果、希少な動物が減少し、生態系のバランスが崩れてしまいました。
日本有害鳥獣駆除・防除管理協会は、生態系への問題意識を強く持っています。
生態系を保護するには、アライグマの個体数を減らして管理することが大切です。この協会に属している駆除業者は、適切にアライグマを駆除して生態系を保護するための知見があります。
健康や家屋に悪影響の出ない安全性の高い薬剤の使用
一般的な駆除グッズは、人間も不快感を覚える匂いや音、光などを発します。化学物質をたくさん使用した薬剤を、駆除の際に使用する業者もいます。健康面を気にする方が増えている中で、そのような薬剤を使用する業者には信頼を置くのは難しいですよね。大切な資産である家屋への影響も心配です。
しかし、日本有害鳥獣駆除・防除管理協会では独自に開発した安全性の高い薬品を使用しています。
「HWCパンジェント」という駆除スプレーは、ワサビなどに含まれる天然の辛み成分AITを原材料にしています。食品にも使用されている成分なので、安全性の高いものです。
アライグマはトウガラシなどの激辛臭が苦手ですが、一般の忌避剤では匂い慣れして効果が出ないこともあります。しかし、HWCパンジェントは動物の粘膜への刺激を狙ったものなので、高い効果が見込めます。また、広範囲に噴射できるよう設計されているので、入り組んだスキマへの対策もバッチリです。
高いコンプライアンス意識
日本有害鳥獣駆除・防除管理協会では、以下のコンプライアンス基本方針を定めています。
- 法令の遵守
- 人権・多様性の尊重
- 社会の発展
- 環境の保全
- 適正な情報管理
- 反社会的勢力との断絶
- コンプライアンスの徹底
この7つのコンプライアンスに則った害獣駆除を実現するために、定期的に講習会やセミナーを開催し、従業員に対するコンプライアンス教育を徹底して行っています。
まとめ
この記事では、大阪府でアライグマの被害を受けた方に対して、以下の内容を解説しました。
近年増加しているアライグマは、人間社会や生態系にさまざまな悪影響を及ぼしています。アライグマの被害を根絶させるためには、アライグマの個体数の管理やアライグマを人間の生活圏に近づかせないための工夫が欠かせません。
アライグマを見つけたときは、以下の行動が大切です。
- ・近づかない
- ・けがをしたら病院に行く
- ・市町村の自治体に発見の報告をする
アライグマの被害に遭ったら、できるだけ早く対処した方がよいです。被害を放置しておくと、健康被害や家屋被害が深刻化していきます。状況が悪化してもよい方向に自然と向かうことは、残念ながらありません。
適切な業者を選ぶには、複数の業者から相見積もりを取るとよいです。
比較検討する際は、以下のポイントを見るとよいです。
- ・アライグマの駆除経験
- ・作業内容
- ・作業範囲
- ・費用
- ・アフターサービスの内容
- ・業者の対応
もし悪徳業者の可能性が疑われるときは、冷静にその場で断るようにしましょう。
もし業者選びが大変だと感じたら、日本有害鳥獣駆除・防除管理協会に加盟している業者を選ぶとよいです。
誠実な対応ができて実績のある業者しか加盟できない協会なので、安心して駆除の依頼をすることができます。
この記事がみなさんの役に立って、無事にアライグマの被害を解決できると幸いです。
ここまで読んでいただきありがとうございました。
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