イタチ対策にセンサーライトは効果がある?使い方や注意点を解説

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自宅からイタチの気配を感じ「センサーライトを使って自分で対策してみようかな」とお考えではありませんか?

センサーライトはイタチ駆除に効果的なアイテムです。ただし使い方や選び方を間違えると、思ったほど効果が上がらなかったり被害の再発につながったりする恐れもあります。

この記事では、イタチ駆除におけるセンサーライトの効果的な使い方や、あわせて行うべき対策などについて詳しく解説します。イタチ被害に悩まされない生活を取り戻すためにも、ぜひご一読ください。

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イタチ対策におけるセンサーライトの効果

センサーライトはイタチ対策に有効ですが、効果の範囲は限定的です。

ここでは、イタチの習性に基づいた効果の範囲や仕組みなどについて解説します。

追い出しに一定の効果はアリ

センサーライトを使った駆除は、イタチの追い出しに一定の効果があります。

イタチは夜行性で暗闇の中で活動することが多いため、突然の強い光を極端に嫌います。そのためセンサーライトの強い光で急に照らされると、強烈なストレスや恐怖を感じ逃げていき、しばらくは近寄ってこない可能性があります。

またセンサーライトによる追い出しは、「鳥獣保護管理法(鳥獣法)」という法律遵守の観点からもメリットの大きい追い出し方法です。鳥獣法に違反すると、罰金を伴う重い罪に問われる恐れもあるため、駆除の前には以下の記事で詳細を確認しておいてください。

参考:e-GOV法令検索「鳥獣の保護及び管理並びに狩猟の適正化に関する法律」

長期的な再発防止には不向き

センサーライトですが、長期的なイタチ被害の再発防止には向きません。

イタチには「帰巣本能」という、もといた場所に帰ってくる習性があります。最初はライトの強い光に驚いて逃げ出したとしても、多くの場合光に慣れてしまえば再び戻ってきてしまいます。

センサーライトはあくまで「一時的な追い出し手段」と捉え、イタチが出ていっている間に下の章で説明するような再侵入防止対策を進めることが大切です。

センサーライトの効果的な使い方

センサーライトを使ってイタチを駆除する場合、以下の3点に注意しましょう。

  • 屋根裏や床下などイタチの侵入経路を狙って設置する
  • LEDライトを使用する
  • 設置場所や光り方を定期的に変える

センサーライトの追い出し効果は、設置の工夫次第で大きく変わります。

屋根裏や床下などイタチの侵入経路を狙って設置する

センサーライトは、イタチが出ていきやすいように住処の奥から侵入経路に向かって設置しましょう。

家屋の中で特にイタチの侵入経路となりやすいのは、以下のような場所です。

  • 屋根の隙間
  • 通気口
  • 換気扇
  • 雨どい
  • 排水パイプ
  • エアコンの導入部や室外機付近

イタチはわずかな隙間から侵入し、屋根裏や床下などを住処にします。断熱材が荒らされている場所や、フンが落ちている場所は住処の可能性が高いので、重点的に照らすと効果的です。

LEDライトを使用する

イタチの駆除にはLEDライトを使用しましょう。

LEDライトは、熱を持ちにくく光量が強いのが特徴です。白熱電球などは高温になりやすく、乾燥した屋根裏などでは火災のリスクがあります。

特にクリスマスツリー用ライトのようにチカチカと点滅するイルミネーションライトを設置すると、イタチに強いストレスを与えられます。

なおコンセント式ではなく乾電池式の製品を選ぶのもポイントです。万が一イタチがコードをかじると漏電し、火災につながる恐れがあるためおすすめできません。

※参考:大阪市「イタチでお困りの方へ」

設置場所や光り方を定期的に変える

効果的な駆除のためには、イタチが慣れてしまわないようセンサーライトの設置場所や光り方を定期的に変えることも大切です。

具体的な対策としては、以下のような方法が挙げられます。

  • 設置場所をずらす
  • ライトの角度を変える
  • 点滅のパターンが違うライトに交換する

なお設置場所を変えたり、点滅ライトを使用したりする際は、近隣への配慮を忘れないようにしましょう。設置後は夜間に外から確認し、必要な場合は板や段ボールで目隠しをするなどの工夫が大切です。

ライトと併せて行うべきイタチ対策

より効果的にイタチを追い出すためには、センサーライトと並行して以下のような対策をとるのがおすすめです。

  • イタチの苦手なニオイで嗅覚を刺激する
  • 追い出しに成功したら金網で侵入経路を塞ぐ

イタチ被害の早期解決と再発防止のためにも、徹底した対策を心がけましょう。

イタチの苦手なニオイで嗅覚を刺激する

イタチの嫌いなニオイを利用した撃退グッズの使用は、イタチの追い出し対策としておすすめです。

イタチの嗅覚は非常に優れています。センサーライトと同時に以下のような撃退グッズを使用し、イタチを追い出しましょう。

種類特徴主な使用場所注意点
木酢液焦げたようなニオイが火を連想させる庭や家の外周・床下・屋根裏独特の酸っぱいニオイが周囲に広がるため、液漏れや容器の転倒に注意
クレゾール石鹸液独特な強い薬品臭があり、忌避効果が高い。床下・屋外の侵入経路ニオイが強烈なので、換気の悪い場所で使うと家族や隣人に悪影響が及ぶ恐れがある
市販のイタチ用忌避剤固形、ジェル、スプレーなどさまざまな形状。ハッカなどイタチが嫌がる成分が配合されている。・スプレー:侵入口の隙間、壁面
・ジェル・置き型:屋根裏の平らな場所
・固形・錠剤:床下の奥、ベランダ など
使用するスペースによって使い分ける必要がある

ニオイを利用した撃退グッズは、ホームセンターやドラッグストアなどで手軽に手に入ります。視覚と嗅覚の両方に刺激を与えることで、より効果的な追い出しを目指しましょう。

なおイタチ対策で忌避剤やクレゾール石鹸の効果的な使い方や選び方については、以下の記事でも紹介しています。ぜひあわせてご覧ください。

追い出しに成功したら金網で侵入経路を塞ぐ

イタチの追い出しに成功したら、必ず侵入経路を封鎖しましょう。一度成功したからといって放置すれば、イタチが戻ってきて被害が再発する恐れもあります。

イタチは身体が柔らかいため、直径3cm(500円玉大)程度の隙間があれば簡単に通り抜けてしまいます。またガムテープや薄い板では食い破られる恐れがあるため、目の細かい金網(パンチングメタル)やコーキング剤などを使用しましょう。

本格的なイタチ対策はプロへの依頼をおすすめする理由

センサーライトはイタチの手軽な追い出し方法の一つではありますが、被害の根本的な解決のためには、以下の理由からプロへの依頼がおすすめです。

  • 完全な侵入経路の封鎖は難易度が高いから
  • ケガ・感染症のリスクがあるから

駆除作業に少しでも不安を感じたら、専門業者へ相談してみましょう。

完全な侵入経路の封鎖は難易度が高いから

イタチの侵入経路を確実に特定・封鎖することは一般の方にとってハードルの高い作業です。

イタチの侵入口は一箇所とは限りません。床下の通風口や屋根の重なり部分、エアコンの導入部など、高所も含めて家屋のさまざまな場所から出入りしている可能性があります。

もし一箇所でも塞ぎ忘れがあれば再侵入され、せっかくの作業が台無しになりかねません。

プロの業者は、一般の方では気づかないようなわずかな隙間や死角も、徹底的に特定します。さらに専用資材を使って頑丈に封鎖してくれるため、再発リスクを格段に減らすことが可能です。

ケガ・感染症のリスクがあるから

イタチの駆除作業には、常にケガや感染のリスクが伴います。

屋根裏や雨どいといった高所での作業は、転落などによる思わぬ怪我につながる恐れがあるため、注意が必要です。またイタチは非常に凶暴なため、追い詰められると噛み付いてくることも少なくありません。

さらにイタチの糞尿には、細菌やウイルス、寄生虫が含まれています。イタチの糞尿を清掃する際、乾燥して舞い上がった粒子を吸い込むだけでも健康被害につながりかねません。

プロに依頼すれば、危険な捕獲作業から糞尿の清掃、殺菌・消毒作業まで、すべて任せることができます。

参考:厚生労働省「動物由来感染症を知っていますか?」

イタチ被害でお悩みなら協会の無料相談をご活用ください

「イタチがどこから侵入しているのか分からない」「自分だけの対策に不安がある」このような悩みを抱えている方は、ぜひ「日本有害鳥獣駆除・防除管理協会」の無料相談をご活用ください。

当協会は、イタチをはじめとした鳥類・害獣による家屋被害に対し、安全で安心な生活環境を守るための防除・管理を専門とする団体です。

経験豊富な担当者が状況を聞き、効果的な対策のアドバイスや専門業者探しをお手伝いします。全国の信頼できる登録業者を紹介してもらえるため、悪質な業者トラブルを避けられます。

「こんなことを聞いても良いのかな?」と思うような内容でも、もちろん大丈夫です。ぜひお気軽にご相談ください。

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まとめ

イタチ対策において、センサーライトの使用は初期対応としての追い出しには有効ですが、それだけで根本解決できるわけではありません。

もし自力での対策に限界を感じたり不安がある場合は、プロの手を借りることをおすすめします。

日本有害鳥獣駆除・防除管理協会では、無料相談を行っているため、イタチの被害でお困りの際はぜひ一度ご相談ください。

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