コウモリ対策必見!ベランダのコウモリ被害はどうしたらいいの?

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 コウモリと聞いて貴方はどんなイメージを浮かべますか?

暗い洞窟に住み着き、昼間はじっとしてる生き物というイメージがあるのではないでしょうか?いいえ、実はコウモリは私達の生活圏に侵入し、被害を出してしまう害獣でもあるのです。

 何とコウモリによる被害事例はとても多いのですよ。今回はそんなコウモリのベランダにおける被害と、その対策について解説していきます。

 

 

コウモリの生態

コウモリにも様々な種類がいますが、今回は日本に生息している中でも唯一家屋を住みかとしているアブラコウモリについて解説していきます。

全長約40cmのアブラコウモリは日本に生息しているコウモリ達の中で唯一住家性(家屋を住みかとしている)のコウモリです。

  つまり私達の屋根裏部屋にも住み着いてしまう可能性は十分にあり得ます。夜行性で昼間はじっとしている事が多いようですね。

   それではアブラコウモリが引き起こすベランダ被害として何故居付いてしまうのか、また一体どのようなものがあるのか解説していきます。

 

ベランダのどういう場所に住み着いてしまうのか

何故暗い場所を好むコウモリがベランダに来るの?と思いますよね、実はベランダというのはコウモリにとって以外と好ましい環境だったりするのです。

ぶら下がりやすい

コウモリは普段、木などにぶら下がって生活しています。

そんなコウモリにとって私達が日常で使っているベランダの物干し竿やハンガーはぶら下がるのにぴったりなのです。うっかり放置してしまうと様々なリスクが発生するので注意しましょう

 

雨風を凌げる

  屋根がついており、雨から守ってくれるベランダはまさに雨の日に飛ばないコウモリにとって最高の雨宿り場所です。

  物干しざおにぶら下がったり、ベランダの隙間などでじっとしている姿は可愛らしいですが、賃貸マンションなどの場合ベランダを汚されてしまうと後が大変な為極力避けたいですね。

 

暖かい

  ベランダに室外機を設置している場合、室外機が発する熱でコウモリが暖を取りに来る可能性もあります。

エアコンの配管工から侵入したり室外機に糞をしてしまうリスクが高いので放置せず、対策する事が重要です。

 

 

コウモリによる主なベランダの被害事例

まず、コウモリがベランダに居付いてしまうのには幾つか理由があります。

  雨風が防げる事や物干し竿にぶら下がりやすいからなどが理由にあげられます。また、室外機などの熱がコウモリにとって暖を取るのに最適というのも理由の一つです。

   次に実際にコウモリが引き起こす被害事例を見ていきましょう。

 

コウモリの出す音が騒音となり悩まされる

 まず、コウモリが引き起こす被害として挙げられるのが騒音被害です。

  コウモリの発する鳴き声は勿論、空を羽ばたくコウモリですから当然羽音もします。夜行性であるコウモリは深夜に行動する為、鳴き声や羽音によって睡眠障害を引き起こしてしまいます。

   これが悪化するとノイローゼを引き起こしたり免疫力低下によって風邪などの感染症を招いてしまう恐れもあるのです。

 またマンションなど集合住宅となると隣人トラブルの原因になってしまったり、小さいお子さんや乳幼児が居るご家庭だと騒音によってお子さんに悪影響が出てしまうケースもあります。

 

ベランダを糞尿で汚してしまう

コウモリの被害として次に挙げられるのが糞尿被害。コウモリの糞尿は悪臭を放ち、その匂いは強烈と言われています。

 また、コウモリは飛び回る為洗濯物などにも糞尿が付着してしまう可能性があります。更に居付いてしまえば何度も洗い直さないといけなくなり、ストレスの原因にもなってしまいますよね。

またコウモリの糞から検出されるウイルスとしてヒトプラズマ菌というものがあります。

 これは空気中に舞ったコウモリの糞から出る粉塵を吸い込む事で空気感染します。症状自体は重くないものの長く吸い続ければ後遺症が残る恐れもありますので注意が必要です。

 

洗濯物に雑菌や虫がついてしまう

 被害事例の最後に取り上げるのは、コウモリがベランダに居付く事で雑菌やノミ、ダニ等が洗濯物に付着してしまう被害です。

  ネズミ等と同じくコウモリも様々なウイルスや雑菌、ノミダニなどをまき散らしてしまう生き物です。コウモリがベランダに居付くことによって洗濯物にマダニが付着してしまうと恐ろしい感染症などのリスクも生まれてしまいます。

  今回紹介したアブラコウモリが持つウイルスが直接人間に感染したという実例はまだ挙がっていませんが、まだ解明されていない未知のウイルスが付着しているというリスクもありますので注意が必要です。

 

対策

  さて、ここまでコウモリが引き起こすベランダの被害事例やリスクについて解説してきました。ここからはどうすればコウモリが寄り付かないか、また居付いてしまった場合どのような対策が最善なのかを解説していきます。

 

侵入経路の封鎖

 まず、対策として挙げられるのが侵入経路の封鎖です。その際にお勧めなのが防虫ネットです。

 ベランダのような広範囲でも大き目の防虫ネットと貼り付ける為の補修テープがあればコウモリの侵入を防ぐ事が可能です。防虫ネットと補修テープは通販サイトを始め、お近くのホームセンターでも購入する事が出来ます。

 コウモリ被害が気になる方は是非一度検討してみてください。

 

忌避剤を使用して、コウモリを寄せ付けないようにする

コウモリを寄せ付けない対策として有効なのが忌避剤です。

 ネズミなどとは違いコウモリの忌避剤と聞いてもパッとイメージしにくいのではないでしょうか?ここで、コウモリの忌避剤として有効な製品、成分を紹介していきます。

・ハッカ油

清涼感があるハッカ油。虫よけ対策などで使用されるご家庭も多いのではないでしょうか?薬局でも購入可能なこのハッカ油、実はコウモリが苦手な匂いなのです。

同じく通販サイトやドラッグストアでも販売している精製水、無水エタノールを混ぜればあっという間にコウモリ忌避剤の完成です。ハッカ油は虫よけにもなりますし、何かと便利ですね!

 以下、ハッカ油の作り方について簡単に解説致します。

 

材料

ハッカ油…20滴~30滴

精製水…90ml

無水エタノール…10ml

 

道具

計量カップ

スプレーボトル

 

無水エタノール10mlを計量カップに注ぎ、ハッカ油を分量通りの回数垂らす。

精製水を注ぎ、計量カップからスプレーボトルに移してよく振れば完成です!

 

市販の忌避剤の使用

ご自宅で猫を飼われておりハッカ油や無水エタノールを準備するのが難しい…という方には市販の忌避剤がお勧めです。

 コウモリの忌避剤は現在ホームセンターや通販サイトで入手可能ですので、「ベランダのコウモリに困っている…」「今からコウモリ対策をしたいけど忌避剤の自作は難しそう…」という方にお勧めなのがジェルタイプの忌避剤です。

 専用トレーに注ぎ等間隔にベランダに吊るしたり、壁に直接塗る事でも効果を発揮します。1か月効果が続くので何度も取り換える手間も少なくて簡単ですね

 

業者に駆除を依頼する

既にコウモリがベランダに住み着いてしまっており、駆除したいけど怖い!という方には専門の業者に依頼するのがお勧めです。

 ここからは駆除業者の選び方について解説していきます。

 

ホームページに掲載している実績が豊富

 「このコウモリ駆除業者、評判も良くて気になるけど実際どうなんだろう…?」と悩んだ時にはまず、業者のホームページにて実績を確認するのがお勧めです。

 成功の実績が多い会社というのはそれだけ経験や知識も豊富なので、より的確な駆除作業が期待できます。

現地調査を行ってくれる会社を探す

 コウモリ駆除を依頼する際には必ず現地調査に赴いてくれるかを尋ねましょう。

 実際の現場を確認する事で確実な駆除作業の予定や予算を組むことが可能です。現地調査の際にはなるべく詳しく作業内容や現状等を聞きましょう。

 此方が作業内容を把握しておく事によって、思わぬ追加費用のリスクなどを減らす事が出来ます。

 

見積もり無料の複数の会社から見積もりを出してもらう

 見積もりは一社のみでなく、複数の候補会社から出してもらうようにしましょう。

 同じ作業内容と言えど、それぞれの会社によって料金も異なります。なるべく費用を抑え、コウモリ被害も抑えたいですよね。

 

まとめ

 コウモリによるベランダ被害対策、いかがだったでしょうか?

 実はウイルスなどを持つコウモリ、大事な家族やペットを守る為にもしっかりと対策しておきたいですね!コウモリによる被害は他の記事でも解説しておりますので、気になる方は是非一度ご覧ください!

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