ネズミの巣はどんな特徴がある?見つけた時の対処法も解説

害獣・害虫別

ネズミが家に棲み着いているかもしれない、とお困りではありませんか。
ネズミの繁殖力は非常に高く、巣が作られているとあっという間に被害が拡大する恐れがあります。
とはいえ、巣の特徴が分からなければ、巣を見つけ出すのも難しいでしょう。
そこで当記事では、ネズミの巣の特徴や見つけたときの対処法などを解説します。
ネズミ駆除と再侵入予防の方法も併せてご紹介しますので、被害を根絶させるためにもぜひご一読ください。

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1. ネズミの巣の特徴

食料の保管のため、休息を取るため、寒さを凌ぐため…。
ネズミが巣を作る目的は様々ですが、中でも大きな理由は「繁殖するため」です。
繁殖が繰り返されれば、被害も自ずと拡大していきます。
つまり、巣を特定することは、ネズミ被害を根本的に解決するためのファーストステップなのです。

1-1. 巣に使われる材料

ネズミは、身近にあるものを何でも巣材として利用します。
具体的には、以下のような素材が使われます。

  • 新聞紙
  • 段ボール
  • 枯れ葉
  • 布類
  • 綿
  • ティッシュ
  • ビニール
  • 断熱材       など

特に紙類や段ボールは保温性が高いうえに加工がしやすく、ネズミに好まれる素材です。
また、家屋の断熱材を食い破って使用することもあれば、屋外にあった枯れ葉を持ち込んで巣材にすることもあります。

1-2. 巣の形状

鳥の巣に似ていますが、より乱雑でゴミ山のように巣材が積み上げられているのが特徴です。
次項にご紹介する場所で不自然に集められた巣材を見つけた場合、ネズミの巣である可能性が高いでしょう。
また、庭や床下で不自然に掘られた穴も、ネズミの巣かもしれません。
巣穴については、以下の記事から詳細を確認していただけます。

1-3. 巣が作られやすい場所

巣が作られやすい場所は、棲み着くネズミの種類によって異なります。
家屋に侵入する3種類のネズミの巣は、それぞれ次のような場所に作られやすいです。

種類性格・習性巣のある場所
クマネズミ・運動能力が高く警戒心も強い
・高所で乾燥した場所を好む
・人目につきにくく身を隠しやすい暗い場所に巣を作る
・天井裏や屋根裏
・押し入れの奥
・壁の中
・冷蔵庫の裏
ドブネズミ・獰猛な性格で泳ぎが得意
・高所が苦手で寒さに強い
・湿気のある風通しの悪い場所を好む
・床下
・水回りの死角
・家具や家電の裏
ハツカネズミ・大人しい
・植物性のエサを好む
・体が小さいため他のネズミが入れない狭い場所にも巣を作る
・倉庫や物置
・家具の隙間
・田畑

3種類の中でも特に厄介とされているのが、クマネズミです。
都市部で起こるネズミ被害のほとんどは、クマネズミによるものだと言われています。
警戒心が強い性格をしていて運動能力と学習能力に長けているため、駆除が難しいネズミです。
従来の毒餌が効かない「スーパーラット」というクマネズミもおり、徹底的な対策が求められます。

2. ネズミの巣を見つけたときに取るべき行動  

ネズミの巣を見つけたら、放置せずにできるだけ早く対処すべきです。
次の手順を踏み、適切な対応を心がけましょう。

2-1. ホウキやちりとりで撤去する 

ネズミの巣を見つけたら、ホウキとちりとりを使って丁寧に撤去します。
巣には数々の病原菌や寄生虫が含まれている可能性があるため、作業時にはマスクと手袋を必ず着用しましょう。
取り除いた巣はすぐにビニール袋などに入れて密閉し、捨ててください。

巣や糞尿があった場所は、清掃をして殺菌・消毒を行います。
作業中に着ていた服もすぐに洗濯をし、病原菌や寄生虫の拡散を防ぎましょう。

なお、ネズミが媒介する寄生虫についての詳細は、以下の記事でご覧いただけます。

2-2. 巣材となる紙・布・ビニールなどを片付ける

再びネズミに巣を作らせないよう、巣材になりうるものを片付けましょう。
普段何気なく放置しているものや日常的に出るゴミは、ネズミにとって格好の巣材になります。
段ボールや新聞紙、ビニール袋などは、不要であれば早急に処分してください。
衣類やタオルといった布製品も、蓋付きの収納ケースにしまうなどして整理整頓しましょう。

3. 巣を片付けたらネズミ駆除まで行うべき

巣や巣材を片付けてしまえば、ネズミの帰る場所は失われるでしょう。
しかし、家の中にはネズミがまだ残っている可能性があります。
被害の再発や新たな巣の発生を防ぐためにも、次の2つの対応を取りましょう。

3-1. ネズミを家から追い出す

ネズミを追い出すには、忌避剤がおすすめです。
殺鼠(さっそ)成分を含まない忌避剤は、ネズミの嫌いなニオイや成分を利用して家から追い出します。
ネズミの死骸を処理する必要がなく、感染リスクや精神的な負担を軽減できます。
スプレータイプやくん煙タイプ、設置タイプなどの種類によって特徴が異なるため、家庭環境や使用する部屋に応じて使い分けましょう。

種類特徴
スプレータイプ狭い隙間への噴射やネズミへの直接噴射が可能。気になったときにいつでも使えて即効性があるが、効果の持続期間は短め
くん煙タイプ広範囲にニオイと煙を拡散できるため、隠れているネズミにも有効。ただし、養生や物品の移動、ペットへの配慮など注意すべき点が多い
設置タイプ設置が簡単で、持続効果が比較的長い。個体によってはニオイに慣れてしまうこともある

なお、くん煙タイプでは、逃げ出したネズミが他のエリアに行ってしまわないよう、住居全体での同時使用が推奨されます。
くん煙タイプの忌避剤を使用するにあたっての詳細は、以下の記事でご紹介しています。

3-2. 侵入経路を封鎖する

家の中にネズミがいない状況になったら、再度侵入されないように侵入経路を塞ぎましょう。
次のネズミの侵入経路になりやすい場所をくまなく確認し、パテや金網で封鎖してください。

  • 壁の割れ目
  • 換気扇
  • 通気口
  • エアコン
  • 配管の隙間
  • 屋根の隙間      など

体が小さいネズミは、わずか2.5cm程度の隙間からでも家屋に侵入できます。
よって、上記以外の隙間から侵入してくることも大いに考えられるのです。
ネズミの侵入経路は多岐にわたりますので、自分で探すのには無理があると感じた場合は速やかに業者への依頼をおすすめします。

4. ネズミ駆除はプロに任せるのがおすすめ

ネズミそのものや巣はご自身でも駆除・撤去ができますが、総合的に考えると専門業者に一任するのがベストです。

専門業者は、ネズミの生態や生息場所に関する豊富な知識と経験を持ち合わせています。
個人では見つけにくい侵入経路もすべて特定したうえで、迅速に駆除や封鎖をしてくれます。
そのため、ネズミの再侵入・再被害を確実に予防するには、業者への依頼が最適です。

また、ネズミの巣や糞尿の処理には病気の感染リスクも伴います。
業者に依頼すれば撤去や清掃、消毒までも請け負ってもらえるため、作業後はすぐに安全な住まいを取り戻せるでしょう。

ご自身でネズミ対策を行うと、巣の撤去や清掃、ネズミの駆除、侵入経路の確認・封鎖など、多くの手間と時間が必要です。
「業者による駆除はお金がかかる」というイメージがあるかもしれませんが、費用対効果と時間対効果を考えれば、かえって費用が安く済むこともあります。
冒頭でもお伝えしたように、繁殖力の高いネズミの侵入は一刻を争う問題です。
個人でできるネズミ対策に限界を感じたら、速やかに業者へ相談しましょう。

5. ネズミ被害でお悩みなら協会の無料相談をご活用ください

ネズミの巣はゴミ山のようで、一見巣とは思えないかもしれません。
しかし、むやみに素手で触ったり動かしたりするのは衛生上のリスクがあり、大変危険です。
また、ネズミの巣だと特定できたとしても、個人での駆除・再侵入予防は非常に難しく、時間と手間ひいては精神的な負担がかかるでしょう。

一般の方がネズミ被害に直面すると、どうしていいか分からなくなりがちで、様々な不安や心配事が生まれるものです。
「ネズミの巣かどうか分からない」「そもそも侵入している害獣が特定できない」「実績のある駆除業者に依頼したい」などのお悩みは、ぜひ日本有害鳥獣駆除・防除管理協会の無料相談をご活用ください。
知識豊富なスタッフが揃う当協会では、ネズミ被害の確認方法やすぐにできる対策、優良駆除業者の選び方など、状況に応じたアドバイスをお伝えできます。
勧誘や営業は一切ありませんので、お気軽にお問い合わせください。

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まとめ

ネズミの巣は新聞紙や段ボール、布類などの身近にある材料から構成され、鳥の巣のような見た目をしています。
巣の場所は棲み着いているネズミの種類によっても変わりますが、都市部の住宅に出やすいクマネズミの巣は天井裏や壁の中などで作られていることが多いです。
巣を見つけたら、速やかに撤去して周辺の清掃・消毒を行ってください。
また、被害の再発を防ぐために、家の中に残ったネズミの追い出しと侵入経路の封鎖も欠かさずに行いましょう。
ただし、個人でこれらの作業を完璧にこなすことは難しいため、お早めの専門駆除業者への依頼をおすすめします。

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