ハチの巣をみつけたらどうする?ハチの特徴と駆除のポイントについて

害獣・害虫別

このブログでは、ハチの巣に遭遇した際の正しい対処法に焦点を当て、プロの視点から導き出された害獣駆除のポイントを共有します。読み進めることで、ハチの巣との出会いが不安ではなくなり、どのようにして対処できるか考えるきっかけになるといいです!

ハチの巣をみつけたらやること!

ハチの巣をみつけると、ヒヤリとしますよね。
ハチの巣を発見した瞬間、冷静で正確な対処が必要となります。

最初のステップとは?

冷静な観察と距離の確保をしましょう

ハチの巣を見つけたら、まずは冷静に立ち止まり、巣から安全な距離を取ります。
できるだけ静かに行動し、ハチに注意を引かれないようにします

巣の種類の確認をしましょう

ハチの種類によって攻撃性や巣の危険度が異なります
そのため、適切な距離を取ったら、ハチの巣の種類を確認します。
アシナガバチ、ハナバチ、ミツバチなど、種類によって対処法が変わることを考慮しましょう。

危険なエリアの封鎖をしましょう

発見した巣の周囲を危険なエリアとし、他の家族やペットが巣に近づかないようにしましょう。
おすすめの対策としては、視覚的に危険とわかるように配慮するといいでしょう。
例えば、ロープなどを使用し、【入ったら危険】と思わせるのも手です。

専門業者への連絡

巣の種類や巣の位置によっては、素人が対処することには難しい場合があります。
専門の害虫駆除業者に早急に連絡し、専門家に助けを求めることもいいでしょう。

駆除を自ら試みる場合の注意

自ら駆除を試みる場合は、巣の種類や大きさに応じて、装備や方法は違います。
防護具や専門の駆除剤を使用する際は、取扱い説明書をしっかり読むことが重要です。
また、安全対策を確認し、慎重に行いましょう。

他の住民への警告

巣がアパート、マンションなど共有の住環境にある場合、近隣住民に巣の存在を知らせましょう。
連絡手段や掲示板を通じて情報共有し、共同で対処するための協力を得るといいでしょう。

これらのステップを踏むことで、ハチの巣との遭遇に冷静に対処し、安全な環境を保つことができます。ただし、巣の種類や場所によってはプロの助けが不可欠な場合もあります。

ハチの巣の種類と危険度について知りましょう

ハチは多様な種類が存在し、それぞれの種によって攻撃性や巣の危険度が異なります。
主なハチの種類とそれに伴う危険度について詳しく説明します。

アシナガバチ

外見と特徴について

体長18~26mmほどで、黄色と黒色の体色をしています。
後足が長く、だらりと下げてフラフラと飛びます。

よく見かける場所

雨風や直射日光を避けられる乾燥した場所に巣を作る傾向があります。そのため、民家の軒下やベランダ、庭の木などに巣を作ることが多いのがアシナガバチ。
また、街路樹やガレージ、室外機にも巣を作ることがあります。

巣の特徴

逆さまのお椀やシャワーヘッドのような形をしていて、巣は外皮に覆われていません。六角形の穴がたくさんあり、ところどころ穴が白い繭でふさがっています。

危険度:非常に高い

アシナガバチは攻撃的で、刺されると非常に痛みを伴います。
頭に長くて鋭い角を持っていることが特徴的で、特に巣の近くでの行動に注意が必要です。

スズメバチ

外見と特徴について

体長約2~4cmの大型のハチです。ほかのハチに比べると体が大きめで、全体的にオレンジがかっています。攻撃性が非常に高いこともスズメバチの特徴です。

よく見かける場所

本来の生息場所は森林や雑木林ですが、近年は都市部でも頻繁に見られるようになってきました。自宅の天井裏や換気扇のダクト、戸袋、土の中や木の根元などを確認しましょう!

巣の特徴

ボール型の形をしていて、表面はマーブル模様と特徴的です。

危険度:非常に高い

ハチの中でも特に荒っぽい性格をしており、巣を守るために集団で人を襲ったりします。興奮すると「カチカチ」という音を鳴らしながら攻撃し、毒針で刺すだけでなく毒液をまき散らしたりする危険もあります。

ミツスズメバチ

外見と特徴について

丸みを帯びた体で、胸部の側面に毛が生えています。脚が黒色で胴体がオレンジ色をしています。

よく見かける場所

閉鎖的な空間に営巣することが多く、床下や戸袋、天井裏などの家屋に巣をつくることが多いです。また、樹洞や水道メーターの中、庭など屋外に放置された家具の中などにも営巣します!

巣の特徴

作り始めはとっくり型。ですが、巣が大きくなるとボール状に変化します。ボール状になると、中央に出入り口の穴があり、表面はマーブル状の綺麗な模様をしています!

危険度:非常に高い

ミツスズメバチは非常に攻撃的で、刺されると非常に強い痛みを感じます。
特に、巣に近づかないように注意が必要です。

ハナバチ

外見と特徴について

マルハナバチはお腹が毛でモフモフなのが特徴で、見分けやすいです。ハナバチの中には、クマバチやマルハナバチなど大型のハナバチがいます。クマバチは胸が黄色くてお腹は真っ黒。
穏やかな性質で、積極的に人を刺すことはありません。

よく見かける場所

花によく訪れます。

巣の特徴

茶碗をひっくり返したような半球状な形で、色は全体的に黒色で、赤褐色と黄色の斑紋が特徴的。巣はあまり高い所に作らず、木の枝の他、板塀や石垣などに作っていることが多数。

危険度:中程度から高い

ハナバチは巣に対して攻撃的であり、刺されると痛みやアレルギー反応を引き起こすことがあります。餌を求めて周辺を飛ぶこともあるため、注意が必要です。

ミツバチ

外見と特徴について

ミツバチは丸っこい見た目。黒の胴体に黄色のしま模様があるのが特徴です。
性格は穏やかで、自ら攻撃することがあまりありません。

よく見かける場所

一般家屋の屋根裏や床下など閉鎖的な場所に営巣します。まれに軒下や樹木の枝などにも営巣することがあります。ほかにも家の壁の中や換気扇の中、民家の床下や、お墓などに巣を作ることも多いです。気づきにくいところに巣を作る傾向があるため、私たちはうっかり巣に近づいていることもしばしば。

巣の特徴

表面に六角形の巣穴があり、平らな板が何枚も垂れ下がったような形をしています。ミツバチの巣はハニカム構造と呼ばれ、衝撃が加わっても力が分散するためかなり頑丈です!

危険度:低い

ミツバチは一般的に温和で攻撃的ではありません。巣が近くにあっても、人を襲うことはまれです。ただし、ミツバチにも刺されるとアレルギー反応が出る場合があるため、慎重に接触する必要があります。

ハチの巣に遭遇した場合、種類を正確に識別することが重要です。
高い危険度を持つハチにはプロの駆除業者に依頼することが安全です!場合によっては死に至ることもあるハチもいるためです。慎重に行動し、危険な状況から遠ざかることが巣の種類に関わらず大切です。

DIYアプローチ!自分でできる対処法

ハチの巣を自分で対処する方法をお伝えします。
ハチにさされると危険のため、しっかり準備をしてから行いましょう。

自分でできるハチの駆除Stepをご紹介します

①ハチの種類や、巣を確認してみよう!

  • 巣の種類によって対処法が異なるため、まずは巣の種類を確認します。
  • スズメバチ、アシナガバチやミツスズメバチなど攻撃的な種類には特に注意が必要です。

適切な防護具の着用

  • 重要なのは自身の安全です。
    厚手の衣服や手袋、保護メガネ、帽子を着用し、全身を保護します。
  • 専用のハチスーツやフェイスシールドを使用すると尚良いでしょう。

夜間または早朝の対処

ハチは夜間や早朝に巣にいることが一般的です。
この時間帯に対処すると、ハチが巣にいる確率が高まり、確実に駆除ができます。

巣への接近と駆除

  • 慎重に巣に近づき、駆除剤やハチ取りスプレーを使って巣に向かって噴霧します。
  • 駆除剤やハチ取りスプレーのラベルを使用前によく読み、安全な距離から使用します。

巣の入口を封鎖

  • ハチが巣に戻れないように、巣の入口を密閉することが重要です。
    これにより新たなハチの侵入を防ぎます。
  • 巣の入口を封鎖する際は、十分な注意を払って行いましょう。

自分でのハチの巣駆除は慎重に行い、巣の種類や個体数によってはプロの駆除業者に相談することをお勧めします。安全第一の原則を守りながら、効果的な対処を心がけましょう

駆除後の対策3つ

①残っているハチの確認と処理

  • 駆除後、巣の周辺でまだ生きているハチがいるか確認し、必要ならば追加の処置を行いましょう。
    追加の処置としては、【スプレー駆除】をするといいでしょう。
    駆除作業で使用したハチ取りスプレーや駆除剤を再度利用し、巣の周辺や入口付近など、ハチがいる可能性のある箇所にスプレーを向け、駆除します。
  • ハチが残っている場合は、再び巣が形成される可能性があるため、徹底的に駆除します。

巣の残骸の除去

  • 駆除したハチの巣や残骸は完全に取り除きます。
    駆除したハチやハチの巣は、密閉容器に入れ、その後適切に廃棄物処理します。
    地元の廃棄物管理のガイドラインに従って廃棄してください。
  • 巣の残骸が残っていると、他のハチが新たな巣を作りやすくなります。
    そのため、駆除したエリア周辺を徹底的に清掃し、巣の周りや地面に落ちた残骸や死骸を片付け、環境を清潔に保ちましょう。

ハチの巣を残しておくことはやめましょう!
ほかのハチが同じ場所に新しい巣をつくるのを防ぐためです。

防護対策の強化

  • 巣があった場所周辺には、ハチの再侵入を防ぐための防護対策を強化します。
  • 特に窓やドア、通気口など、ハチが入りやすい箇所に注意を払います。
    ハチの侵入を防ぐために、窓や通気口には防護ネットなどを設置しましょう。

危険な駆除はプロにお任せ!

ハチの巣の駆除は危険!
特に攻撃的なハチや難しい場所にある場合はプロの助けを借りることが賢明です。

専門業者の選び方ってある?

・地元の害虫駆除業者やハチの専門業者をリサーチし、信頼性や実績を確認します。
 インターネットのレビューや口コミを参考にし、信用できるか考えましょう。

無料見積もりをしましょう!

・その際に注意することは、1社だけで終えるということ。
 1社のみだと、その業者が高いのか安いのかもわかりません。
 そのため、複数の業者から無料見積もりを取得し、価格やサービス内容を比較しましょう!
・見積もりを通じて、業者の信頼性はどうか、対応力はどうかを評価しましょう。

プロの診断と提案について

・選定した業者に現地調査を依頼し、巣の状態や種類を正確に診断してもらいます。
 巣の大きさや、ハチの種類など。
・プロからの提案やアドバイスを受け、最適な駆除方法や費用の見積もりを得ます。

安全性の確認はどうか?

・安全対策がきちんと整っていることは、プロとして信頼に値します。

駆除作業の予定と実施

・選定した業者と駆除作業のスケジュールを確定し、作業が進行する際の具体的なプランを確認します。
・駆除作業が進行中も、安全対策が遵守されているかを確認します。

駆除後の処理はどうか確認してください!

・駆除が完了した後、残留しているハチや巣の残骸をプロによって適切に処理してもらいます。
・周囲の清掃もプロによって行われ、再発防止の対策も含まれることが一般的です。

アフターサービスと保証

・駆除後に問題が発生した場合や再発があった場合、業者がアフターサービスや保証を提供しているか確認します。
・万が一の際にも迅速に対応できる業者が望ましいです。

プロにハチを駆除をしてもらったらそれでおしまい?

ハチが巣をつくった場所は、何度も巣をつくる可能性があります。
ハチの巣を駆除してもらったらそれでおしまい…というわけではありません。

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専門家のアドバイスをよく聞きましょう!

  • 駆除業者から提供されたアドバイスや指示に従います。
  • プロの意見や助言を利用することで、再発を未然に防ぐことができます。

定期的な点検とメンテナンス

  • 駆除後は、定期的な点検を行い、新しい巣ができる前に早期に対処していきましょう。
  • 巣の再発を防ぐため、季節ごとや不定期に点検を行うことが重要です。

まとめ

【ハチの巣をみつけたらどうする?ハチの特徴と駆除のポイント】についていかがでしたか?
ハチの巣に遭遇した際の正しい対処法をプロの視点から解説しています。巣の種類や危険度についてご紹介しました。ハチの巣との遭遇に冷静に対処し、安全な環境を確保しましょう。

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