シロアリの対策は自分で出来る?シロアリ対策を徹底解説

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家の耐震性などに悪影響を与えるシロアリ、一度湧いてしまうと非常に厄介な害獣です。

皆さんも一度は自分でシロアリの対策ができればと考えた事があるのではないでしょうか。

今回はそんなシロアリの対策に注目し、個人でできる対策について解説していきます。

是非最後まで読んでみて下さい。

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シロアリはどんな生態?

シロアリは名前だけ見るとアリの仲間と思われがちですが、実際にはゴキブリの中間に当たります。アリは女王アリを中心として活動しますがシロアリは王と女王のペアを中心として活動を行います。

現在日本には22種類のシロアリが確認されており、そのシロアリの中でも私達の生活圏に悪影響を与えるのは2種類と言われています。

ここでは2種類のシロアリの生態について解説していきます。

ヤマトシロアリ

ヤマトシロアリは体長3.5mm〜6mmのシロアリです。

主に山などの朽木、庭や家の土台など湿った木材などを中心に生活しています。餌場を巣として生活しているので餌場の環境が悪くなると、新しい餌場を求めて群れで移動します。

ヤマトシロアリはイエシロアリほどの大きなコロニーは作らず、分散型であり遊牧民とも呼ばれています。その為食害をしたまま移動してしまう場合もあります。

羽アリの時点でヤマトシロアリは黒色であり4月から5月頃の昼間に飛び立ちます。

イエシロアリ

イエシロアリは体長4mm〜6.5mmのシロアリです。主に屋根裏や床下などに大きな巣を形成します。巣を拠点にして地下道を形成し地中から家に侵入します。

その為、イエシロアリが家に住み着いている場合家の中だけでなくシロアリの巣を探して巣ごと駆除する必要があります。

発達したイエシロアリの巣が発見された場合、木造住宅であっても鉄筋コンクリート式の家であっても食べてしまうので大変危険なシロアリです。

水を運ぶ能力に長けているのでイエシロアリが住み着いてしまうと1年程度で家屋の耐震性を下げてしまいます。

羽アリの時点でイエシロアリは茶褐色であり、6月から7月頃の夜に飛び立ちます。

シロアリの被害状況

それではシロアリの被害は具体的にどういったものになるのでしょうか?

ここでは大きく2つに分けてシロアリの被害の実態について解説していきます。

家の耐震性に悪影響を与える

シロアリの被害として最も大きいのが家の耐震性です。

シロアリは木材の柔らかい部分を食べていく習性があり、シロアリの被害に遭っている場合繊維に沿って掘り取られたような形になります。

こういった被害を放置してしまうと柱や壁の中がスカスカになってしまう危険生があります。

シロアリの食害に遭った柱や壁は強度が弱まる為、家屋全体の耐震性が低下してしまう恐れがあります。

シロアリの被害に遭いやすい箇所は様々ですが中でも以下の箇所が狙われやすくなります。

断熱材

柱や壁

屋根裏

床下

経済的に打撃を与える

シロアリの被害として最も問題とされているのが経済被害です。

シロアリの被害に遭った場合、補修などに莫大な費用がかかる場合があります。

シロアリの駆除費用は平均12万〜25万とされており被害の範囲に応じて費用が高くなると言われています。

先ほども解説した通りシロアリの被害を受けると家屋の強度や耐震性が低下する為補修や交換が必要となります。

リフォームが必要となる規模となれば数百万の費用が必要となってくる場合もあるのです。

またシロアリの被害に遭ったまま放置してしまうと家屋の大きく下がってしまうなどの問題もあります。

シロアリ発生のサインとは

それではシロアリの発生を見逃さない為の目印はあるのか気になりますよね。

実はシロアリが住み着いているかある程度判別ができる目印が存在します。

ここではシロアリのサインについて解説していきます。

蟻道がある

床下の近くなどにアリ道を見つけた場合、シロアリが住み着いている可能性が高いです。

ヤマトシロアリやイエシロアリは土壌性のシロアリである為、土の中に巣を作ります。

床下を調べた際に蟻道を見つけたらシロアリが住み着いている可能性があります。

家屋内や周囲で羽アリが発見される

シロアリが発生している目印として羽アリの存在も挙げられます。

家の近くや周辺でシロアリが発生している場合、既に大きく成長したシロアリの巣がある可能性があります。

これは巣の中のシロアリが多くなってきた証拠であり、羽アリは繁殖の役割を担っています。

壁を叩いた際に空洞音がする

シロアリが住み着いているかを確かめる方法として壁を叩くのも効果的です。

本来壁を叩くと重い音が返ってきますがシロアリの食害に遭っている場合、軽い音が返ってきます。

軽い音が返ってきた場合、既にシロアリの食害に遭っている可能性が高い為早急の対応を行って下さい。

床の一部が軋んだりふかふかする

室内を歩いた際に床が軋んだりふかふかする感覚がある場合、既にシロアリの食害に遭っている可能性があります。

床板が古くなって軋んでいる可能性もある為、このサインは一概にシロアリが住み着いているとは言いにくいですが床板の一部だけが軋んでいる場合シロアリが住み着いている可能性があります。

自分でもできる!シロアリ対策

最後にいよいよ個人でもできるシロアリの対策について解説していきます。

シロアリの被害が気になる場合や不安がある場合に実践してみてください。

家の日当たりや風通しを良くする

自分でできるシロアリ対策の方法として家の風通しや日当たりを良くするというものがあります。

特に湿気が多くなる床下や屋根裏、押入れなどの風通しを良くすることを意識して下さい。

ヤマトシロアリやイエシロアリは湿気を好んで住み着きます。

その為普段から家屋の湿気を減らす事でシロアリを対策することが可能なのです。

シロアリ専用の防除剤を使用する

自分で出来るシロアリの対策としてシロアリ専用の防除剤を散布する事も挙げられます。

シロアリ専用の防除剤は通販などでも購入でき、様々なタイプが販売されています。

シロアリの予防や駆除として有効ですが、やはり専門業者が取り扱う薬剤に比べると塗布できる範囲も限られてしまいます。

餌となる木材などを家の周りに置かない

シロアリは木材や断熱材を餌としている為、家の近くに餌となる木材を置かない事もシロアリの対策として有効です。

家の周りに木材を置いてしまうとシロアリを寄せ付けてしまいます。シロアリは最初一匹で現れ住処に最適と判断すると仲間を連れてやってきます。

そうならない為にもシロアリの餌を家の周りに配置しないようにしましょう。

雨漏りした箇所は早めに修理する

万が一家屋内で雨漏りが見つかった場合は早めの修繕を行うようにしましょう。

シロアリは湿気を好む為、雨漏りした箇所を放置してしまうとシロアリを呼び寄せてしまう可能性が高いです。

その為、雨漏りを見つけた場合は早めの対処が必要になります。

どうしても難しい場合は専門業者に依頼しよう

シロアリは一度発生してしまうと、再発防止がなかなか難しい厄介な害虫です。

再発防止を徹底したい場合は専門業者に依頼する事を検討してみましょう。

でも専門業者に依頼することに不安を覚える方は多いかと思います。

そんな方に向けて簡単な業者選びの基準をここでは紹介していきます。

シロアリの専門業者を選ぶ上で確認する事は以下のようになります。

シロアリ対策協会に加盟している

シロアリ駆除の資格を保有している

ホームページに掲載されている成功事例や実績が豊富

アフターフォローや保証期間が充実している

見積もりに明確な価格が記載されている

複数社から見積もりを貰う

まとめ

自分でもできるシロアリ対策、いかがでしたでしょうか?シロアリの食害は早いものだと一年程度で家屋の耐震性を低下させてしまいます。シロアリ発生のサインを見逃さず、しっかり対策を行っていきましょう。

害獣駆除ガイドではシロアリを始め様々な害獣や害虫の対策について解説しています。

ぜひ一度他の記事も読んでみて下さい。

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