ネズミは、エアコンの配管を通じて家に侵入できます。
屋根の隙間や壁のクラックなどから家に侵入してくるイメージが強いですが、エアコンは室内機と室外機が繋がっているため、ネズミの侵入経路として使われることも少なくありません。
当記事では、ネズミがエアコンから侵入できる理由や侵入が疑われるサイン、行うべき応急処置などについて解説します。
清潔で快適な空気だけを部屋に送り込めるよう、なるべく早く対策をしておきましょう。
- 対処方法
- 業者選び
- 害獣の特定

1. ネズミがエアコンから侵入できる理由

ネズミは室外機の配管を通り、室内機まで到達します。
ネズミがこうして家に侵入できてしまうのには、次の2つの理由があります。
- ドレンホースや配管の隙間があるから
- ネズミは10円玉程度の穴でも通れるから
それぞれの理由の背景について解説しましょう。
1-1. ドレンホースや配管の隙間があるから
エアコンは室内機と室外機、2つの機材を繋ぐ配管、排水ホース(ドレンホース)から構成されています。
エアコンからネズミが侵入してきた場合、配管やドレンホースを通ってくることが考えられます。
特に、ドレンホースは湿度の高い環境を好むネズミの格好の侵入口です。
また、配管は外壁を貫通して室内機と室外機を繋いでいますが、外壁と配管の継ぎ目には小さな隙間ができているケースも少なくありません。
ネズミは高いところからでも侵入できてしまうため、このような隙間からでも侵入が可能です。
1-2. ネズミは10円玉程度の穴でも通れるから
日本国内に生息するネズミの中で、家屋に侵入するのは「ドブネズミ」「クマネズミ」「ハツカネズミ」の3種類です。
これらをまとめて「家ネズミ」とも呼ばれます。
それぞれ体長が異なり、成体の大きさでまとめると次のようになります。
ネズミの種類 | 体長 |
---|---|
ドブネズミ | 約22〜26cm |
クマネズミ | 約18〜25cm |
ハツカネズミ | 約6〜10cm |
ドブネズミとハツカネズミでは体長が2〜3倍も異なりますが、ネズミは体が柔軟であるため、10円玉程度の穴でも通過が可能です。
一見通れないように見える狭い隙間でも、ネズミは難なく通過できる可能性があります。
エアコンに一度でもネズミが侵入すると、駆除に大変な手間を要します。
エアコン周辺の点検とメンテナンスは、なるべく定期的に行いましょう。
2. エアコン周辺で確認できるネズミのサイン

エアコンにネズミが侵入している可能性が高いのは、次のようなサインが見られたときです。
- エアコン内部からの異音
- フンや黒い汚れ
いずれも、エアコンが稼働しているときにのみ起こるものではありません。
エアコンを使用していないのにサインが出る場合もありますので、ネズミの侵入が疑われる際はよくチェックしておきましょう。
2-1. エアコン内部からの異音
エアコンから「カリカリ」「カラカラ」「ガサガサ」と聞こえてきたら、内部でネズミが何かをかじっていたり、動き回ったりしているかもしれません。
ネズミは夜行性のため、異音も夜に聞こえることが多いでしょう。
また、「キーキー」「ピーピー」といった鳴き声が聞こえる場合もあります。
実際のネズミの鳴き声は、以下の記事からご確認いただけます。
2-2. フンや黒い汚れ
エアコンの内部や周辺に小さく細長いフンを見つけたら、ネズミのものである可能性が高いです。
フンの量や新しさなどから、侵入しているネズミの数や侵入頻度はある程度推測できるでしょう。
また、不衛生な環境を好むネズミの体には汚れや脂が付着しているため、通過した場所には黒い汚れができます。
エアコンに侵入している場合、室外機の周辺や内部に黒い汚れが見られるでしょう。
ネズミには同じ場所を繰り返し通る習性があるため、チェックを重ねるうちに汚れがひどくなっていくのであれば、侵入を疑うべきです。
なお、フンや黒い汚れ、足跡、かじり跡などはラットサインと呼ばれます。
ラットサインはエアコン周辺だけでなく、ネズミの侵入口となる場所に残されていることが多いです。
ラットサインについての詳細は、以下の記事をご参考にしてください。
3. ネズミをエアコン周辺で見かけたら行うべき応急処置

エアコンから侵入したネズミを放置していると、そのままエアコンの中で巣を作ったり、キッチン・天井裏・壁の中などに移動したりする恐れがあります。
ネズミの体表はかなり不衛生で、エアコンの風や巣、通路などから空気中・家中に病原菌や寄生虫をばら撒きかねません。
エアコン周辺でネズミを見かけたら、以下の応急処置が必要です。
3-1. 忌避剤や粘着シートで追い出しor捕獲
まずは、侵入しているネズミをエアコンから追い出さなくてはなりません。
ネズミが苦手な成分を含む忌避剤や設置が簡単な粘着シートを使用して、追い出しまたは捕獲ができます。
ただし、忌避剤は耐性のある個体がいたり、粘着シートは捕獲したネズミを自分で処理しなければいけなかったりと、どちらもデメリットはあります。
安全かつ確実にネズミをシャットアウトするのであれば、専門業者への相談がおすすめです。
市販の忌避剤や粘着シートによる駆除の詳細は、以下の記事でご紹介しています。
3-2. ドレンキャップやパテ埋めで侵入経路を塞ぐ
ネズミを追放したら、再侵入を防ぐために侵入経路を塞ぎましょう。
ドレンホースには市販のキャップをつけることで、ネズミだけでなく害虫の侵入も防げます。
キャップは100円ショップやホームセンター、ネットショップなどで簡単に入手できますので、エアコンにネズミがいない状況で取り付けましょう。
4. エアコン以外に注意すべきネズミの侵入経路

ネズミが家に侵入してくる経路は、エアコンだけではありません。
家中の至るところに、ネズミの侵入口となりやすい箇所があります。
注意すべき侵入経路は、以下の通りです。
- キッチンやトイレなど水回り
- 換気口・床下・屋根の隙間
4-1. キッチンやトイレなど水回り
水回りには配管・配線が集中していて、それらの隙間からネズミに侵入されやすくなります。
キッチンでは水道管やガス管、電気配線周辺が該当し、トイレや洗面所では水道管周辺が該当します。
湿度の高い水回りはネズミが好む環境であり、特に注意が必要なエリアです。
4-2. 換気口・床下・屋根の隙間
各部屋や床下に設置された換気口は、ネズミが侵入しやすい場所です。
特に金網が劣化していたり、破損していたりすると、ネズミはいとも簡単に入り込んでしまいます。
また、高所にある屋根の隙間もネズミの侵入経路の1つです。
中でもトタン屋根は基礎との間に隙間ができやすく、そこからネズミが侵入することがあります。
5. 根本的に解決するには専門業者への依頼が必須

ネズミが家に侵入した場合、ご自身で対処するのではなく、専門駆除業者への依頼を強くおすすめします。
個人での対策もある程度効果はありますが、プロの目から見ると不完全です。
そのため、高確率で再侵入されてしまうでしょう。
5-1. 個人対策での再発対策が難しい理由
個人での再発防止が難しいのは、「侵入経路を全て見つけること」と「漏れなく隙間を塞ぐこと」が難しいからです。
ネズミの侵入経路は、上記に挙げたエアコンや水回り、換気口、屋根などの隙間だけではありません。
玄関や窓といった開口部、壁にできた割れ目などからも入り込んでしまいます。
侵入経路となり得る場所は非常に多く、高所や解体が必要な場所での確認は危険も伴います。
全ての侵入経路を個人で見つけきるのには、骨が折れるでしょう。
侵入経路が全て見つからなければ、当然「漏れなく」隙間を埋めることも不可能です。
たとえ全ての侵入経路を封鎖できても、ネズミ対策用の金網やパテが万能なわけではありません。
執着心の強いネズミは、塞がれた侵入口を突破しようと試みます。
何度もネズミからの猛攻を受けた金網やパテが、意味をなさなくなることも容易に考えられるのです。
5-2. 専門業者への依頼がおすすめ
専門業者はネズミの生態や侵入経路を熟知していて、根本的な解決のために最も効果的な方法を提案・実施します。
ご自身での対策は不完全になりやすいことに加え、ネズミと巣の処理、駆除用の薬品や罠の誤使用には衛生的なリスクがあるため、専門業者に依頼することで清潔かつ安全な家屋を取り戻せるでしょう。
ただし、専門業者ならどこでもいいわけではありません。
業者によって技術や価格、実績は異なり、吟味せずに選んでしまうとネズミ被害の再発や高額請求の恐れがあります。
確実にネズミ被害を解決するためには、専門業者の選び方も重要です。
6. ネズミ被害でお悩みなら協会の無料相談をご活用ください!

「ネズミをすぐに駆除したいけど専門業者の正しい選び方がわからない」とお悩みでしたら、ぜひ日本有害鳥獣駆除・防除管理協会にご相談ください。
当協会では、優良業者の選び方や費用相場など、ネズミ被害に関するあらゆるご相談を無料でお受けいたします。
ネズミ被害だけでなく悪徳業者の被害にも遭わないよう、まずはお気軽にお問い合わせください。
- 対処方法
- 業者選び
- 害獣の特定

まとめ
ネズミはエアコンから家に侵入することがあります。
小さく柔軟な体を持つネズミは、ドレンホースや配管の隙間から侵入できてしまうのです。
エアコンにネズミが侵入している場合、内部または周辺に異音やフン、黒い汚れが見られるでしょう。
ご自身で応急処置はできますが、完全にネズミをシャットアウトすることは困難です。
エアコンへのネズミの侵入が確認できた際は、専門業者へ相談しましょう。
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