イタチのフンは臭い？フンの特徴や掃除方法をチェック

イタチは野菜や果物を食べるだけでなく、ネズミや虫なども食べる雑食の生き物です。駆除せず放置していると育てた野菜を食い散らかされたり、屋根裏に住まれるなど被害が出ます。特に厄介なのがイタチのフンです。なんでも食べるイタチのフンは匂いがキツく、放っておくと悪臭がします。そこで今回は、イタチのフンの特徴や掃除の方法について解説します。ぜひ、最後までチェックしてみてください。

イタチのフンと他の害獣のフンの特徴

まずはじめに、イタチのフンの特徴について解説します。イタチのフンと他の害獣のフンを比較しているので違いもチェックしてみましょう。

イタチのフンの特徴

イタチのフンの特徴は、それぞれの項目に分けると下記のような特徴があります。

イタチのフンは、黒っぽい色と細長い形状のものが多いです。サイズは約6mmのものが多いですが、まれに1㎝ほどのものもあります。見た目は捻れており、水分を含んでいます。イタチは雑食で虫やネズミ、野菜や果物関係なく食べるため、フンには動物の毛が混じっていたり、消化しきれなかった果物の種が排出されることがあります。

また、イタチのフンはとても臭いことで有名です。これは主に2つの理由が考えられます。一つは、イタチは雑食であることです。同じフンでも草を主食とする草食系の生き物ではあまり嫌なにおいがしません。しかし、雑食であるイタチは、様々な生き物を食べて消化します。タンパク質を含んでいる鳥や肉、魚を食べたイタチは、臭いが強烈になるのです。また、一見フンだけが臭いがあるように思いますが実際には尿も臭いです。

二つ目に原因は、肛門腺にある臭い分泌液をわざとフンに擦り付けているということです。イタチには、縄張りを作る習性があり、自分が住んでいる場所の一箇所にまとめてフンをする特性を持っています。また、イタチはフンに肛門腺にある臭い分泌液を擦り付けることによって、自分の縄張りを示しています。肛門腺の臭いの分泌液は臭いが強く、これが原因でイタチのフンは強烈な臭いになっています。

イタチは天敵に襲われず、雨風を凌げる屋根裏に住みつき、フンをする場所は屋根裏が多いです。また、床下や庭、畑にしている場合もあります。

イタチ以外の害獣のフン

ここではイタチ以外の害獣のフンについて解説します。テン・ハクビシン・タヌキ・アライグマ・ネズミを例に挙げます。イタチのフンと似ている箇所が多いので合わせてチェックしましょう。

テン

テンのフンは、イタチと同じく臭いが強く、黒っぽい色をしています。また、イタチと同様に雑食のため、フンに動物の毛や虫の死骸が混ざっていることがあるのが特徴です。また、水っぽい見た目をしており、イタチのフンと共通点が多いので見分けるのが難しいです。ただし、フンのサイズが1㎝で見た目が少し太い特徴があるので、イタチのフンとサイズを比較してみましょう。

ハクビシン

ハクビシンは、見た目はイタチとそっくりですがフンにはあまり共通点がありません。サイズは約5㎝〜15㎝ほどと大きく、茶色っぽい色をしています。見た目は細長いので、イタチのフンと似ている点がありますが、違いはサイズで判断できるでしょう。

また、ハクビシンは果物や野菜を好んで食べるため、イタチや他の害獣に比べてフンがあまり臭くないのが特徴です。ただし、ためフンの性質があるので、掃除せずに放置していると嫌な臭いがしたり、アンモニア臭がすることがあります。他の害獣のフンとハクビシンのフンを見分けるならフンの大きさをチェックすると良いでしょう。

タヌキ

タヌキのフンは、サイズが2〜3㎝ほどとやや大きいですが、見た目が黒っぽく、サイズが大きいのが特徴です。また、タヌキはイタチと同様に、雑食なのでフンの中に動物の毛や虫などが混ざっている可能性があります。また、フンの臭いもきつく、ためフンの習性をもっているのが特徴です。イタチと同様な特性もっているので、一見判断するのが難しそうですが、イタチのフンはサイズが6mmから最大でも1㎝のものが多く、タヌキのフンより小さいので、見分けるのはそこまで困難ではないでしょう。

アライグマ

アライグマのフンは、約5〜15㎝と大きく、庭や道路、屋根裏にすることが多いです。イタチやハクビシン、テンと同じように雑食ですが、噛んで食べないのでフンにそのまま残っている場合があります。そのため、フンのサイズが大きいというだけでなく、太さもあるのが特徴です。また、アライグマのフン独自の特徴として、食べたものによってアライグマのフンは、尿と混ざることでより臭いが強くなります。イタチとアライグマのフンを見分けるならサイズと太さをチェックしましょう。

ドブネズミ

ネズミの種類によってフンのサイズは異なりますが、ドブネズミの場合は約1〜2㎝くらいです。見た目は丸っこく、茶色や灰色のが多いです。クマネズミやハツカネズミは、穀物や米を食べるためフンにはそこまで臭いがありません。しかし、ドブネズミは肉食で肉や魚を食べるため、クマネズミやハツカネズミに比べてフンが臭いのが特徴です。イタチのフンとサイズが似ていますが、ドブネズミの場合ためフンの性質がないことや楕円形の形をしているので間違えにくいでしょう。

イタチのフンと他の害獣のフンを見極めるポイント

イタチのフンと他の害獣のフンを見極めるには「形」「色」をチェックするのがポイントです。ただし、雨が’降ったり、踏まれたりして見極めが難しい場合があります。イメージしにくい場合は、インターネットで「〇〇　フン　画像」と検索すると害獣のフンの画像が出てきます。もし、フンを見極めるのが不安な方は画像と照らし合わせながら調べてみてください。

イタチのフンと他の害獣のフンを見極めよう

イタチのフンで厄介なのが、ハクビシンやテンなどの他の害獣のフンと見た目が似ていることです。イタチのフンが落ちていたと思ったら、他の害獣のフンもあったというケースもあります。また、イタチに効果がある駆除方法を試したのに、実際には別の害獣がいて効果がなかった、という問題が起こることがあります。また、イタチのフンに対して正確な知識がなく、発見が遅れてしまったというリスクもあります。より正確にも害獣駆除するためにもイタチのフンと他の害獣のフンをしっかりと見極めることが大切です。

イタチのフンを放置すると起こる被害

イタチのフンを放置すると建物や環境、場合によっては人体に影響ができます。ここからは、イタチのフンを放置した時にどのような被害が起こるのが解説します。

屋根裏や天井が腐る

イタチのフンで厄介なのが、ためフンの習性です。一箇所にまとめてフンをするため、清掃しないと腐敗したり、シミがついてしまいます。また、イタチが屋根裏にいることがわからないと、屋根裏や天井が腐っていることに気づかず、最悪の場合天井に穴が空いてしまうなど取り返しのつかないことになります。そのため、早期発見が非常に重要です。

リフォーム代が高額になる

屋根裏や天井が腐敗する・シミができる場合、リフォームが必要になります。イタチのフンを早く発見できれば被害を最小限に抑えてリフォーム代も安く済みますが、腐敗やシミが深刻だと大規模なリフォームが必要になり、費用が高額になることがあります。

悪臭がする

イタチは雑食であることや、肛門腺の分泌液を擦り付けるので臭いがキツイのが特徴です。掃除されずに放置するとイタチが住みついている屋根裏から悪臭がしたり、最悪の場合部屋にも臭いが漏れ出てしまうことがあります。また、長時間放置することで屋根裏や天井に臭いが染み付いてしまうというリスクもあります。せっかくイタチを駆除して、フンを取り除いても臭いそのものは残ってしまっていると自分で対応できないので、家の壁紙を張り替える方法や駆除業者に依頼して臭いの対応をしてもらう必要があります。

ダニやハエが集まってくる

フンを掃除していないと、そこからダニやハエなどの虫が集まってきます。虫の死骸がイタチの餌になり、そこから繁殖したり、部屋の中にダニやハエが侵入してくることもあります。また、イタチの体にもダニやノミが付着しているので部屋にいるとダニに刺されたり、アレルギーを引き起こすことがあります。小さな子供がいたり、犬や猫を飼っている場合は、ダニやノミに刺されてしまうことがあるので注意が必要です。

資産価値が下がる

イタチのフンの被害を受けた場合、シミや汚れ、家の劣化によって家の資産価値が落ちてしまうケースもあります。自宅を売りたいと考えている方は、イタチのフンの被害にあう前に早めにイタチを発見して駆除するか、イタチが家や庭に近づかないようにするのが良いでしょう。

イタチにフンをさせないためには？

ここからは、イタチにフンをさせない方法を解説します。

イタチが嫌がるもので対策する

イタチが嫌がるものは「匂い」「超音波」「光」です。アロマやお酢などの刺激が強い匂いを苦手としているので、これらの匂いを染み込ませた布やタオルを置いておくと、イタチは近寄りにくくなります。また、超音波も苦手なため、害獣に使える超音波の機械を庭に置いて、家におびき寄せないようにする方法があります。光はセンサーがついており、人や動物の動きに合わせてつくようなタイプがおすすめめです。ただし、これらの方法は、イタチが匂いや音、光に慣れてしまうと効果がなく、あくまで一時的な方法として覚えておきましょう。また、イタチの個体差によっては効果がない可能性もあります。

そのため、より確実にイタチを近づけさせないようにしたいなら、忌避剤を使いましょう。忌避剤は、置き型・スプレータイプ・粒子・固形など様々な種類があり、イタチが現れそうな場所に設置したりスプレーして使います。置き型は使用期限が長いですが、スプレータイプは早く効果が切れてしまうこともあるので注意が必要です。

イタチを侵入させないようにする

自宅の屋根裏や庭にイタチがフンをさせないようにするには、イタチを屋根裏や庭に侵入させないようにすることが重要です。イタチは、食べ物を探しに畑に来るだけでなく、庭に置いてある生ごみを漁るために庭にくることがあります。そのため、庭にイタチを近づけないようにするためには、生ごみを外に置かないようにするか、袋を二重にして匂いが漏れないようにした後、フタつきのボックスで管理するなどの工夫が必要です。

また、イタチは排水溝や床下などの小さな隙間から屋根裏に侵入します。そのため、イタチを侵入させないようにするには、イタチが入ってきやすい場所を全て金網で塞ぎましょう。イタチは歯も発達しており、木の板を使ってしまうと齧られて中に侵入される恐れがあるので、使用しないようにしましょう。

定期的に掃除する

イタチにフンをされないようにするには、屋根裏を定期的に掃除しましょう。特に屋根裏にフンが落ちていれば、イタチや他の害獣が侵入していることがすぐにわかります。庭や畑のも隠れ家になるような場所を作るとイタチが住みつく可能性があるので、できるだけイタチの隠れ家を作らないようにすることが大切です。

イタチのフンの掃除方法

イタチのフンを発見した際の掃除方法について解説します。

イタチのフンを掃除する時に必要なもの

イタチのフンを掃除する際に必要な道具は下記の通りです。掃除中にイタチのフンについている病原菌を吸いこんだり、服に付着しないように、捨てても良い服装と保護メガネとマスクは必ず装着しましょう。また、道具も一度使ったら、そこから菌が付着している可能性があるので、掃除が終わったら全て処分します。そのため、ほうきやちりとりなどは、捨てても大丈夫なものや100均など安いものを使ってイタチのフンを掃除してください。

• ほうき
• ちりとり
• マスク
• 雑巾
• 手袋
• ビニール袋
• 保護メガネ
• 消毒液
• ペット用消臭剤
• 捨てても大丈夫な服（カッパなど作業中に汚れないようにするものを用意）

イタチのフンを掃除する手順

まず、ほうきとちりとりを使い、イタチのフンを集めてビニール袋に入れます。この時、フンが入った袋は匂いや病原菌が舞わないようにしっかりと結んでおきます。もし、虫がいる場合は殺虫剤で殺して、フンと一緒にゴミ袋に入れてください。フンがあった場所が綺麗になったら、消毒液やペット消臭剤を撒いてください。

イタチのフンに悩んだら専門の駆除業者に相談しよう！

イタチのフンに悩んだら駆除業者に依頼するのがおすすめめです。記事内でも解説しましたが、イタチのフンは他の害獣のフンと似ている点が多く、初心者では見抜けないケースも多いです。そのため、イタチの生態に詳しい駆除業者に相談するのがおすすめです。また、イタチを駆除してくれるだけでなく、フンの清掃や除菌、壊れた屋根の修理を丸ごと依頼できる業者もあります。下記では、おすすめの駆除業者を3件紹介するので、これから業者を選ぶ方はぜひ参考にしてみてください。

駆除エキスパート

駆除エキスパートは、日本有害鳥獣駆除・防除管理協会基準の施行をしてくれる駆除業者です。日本有害鳥獣駆除・防除管理協会が開発した人体に無害な薬剤を使用するので、小さな子供やいる方でも依頼しやすいのが魅力です。

また、在籍している全員が協会の研修を修了しているので知識が豊富で高い駆除技術をもっています。イタチを徹底駆除はもちろんですが、家の資産価値を落とさないように丁寧に作業してもらえます。明瞭会計で費用もわかりやすいので、初めて駆除業者を依頼する方にもおすすめです。

＜こんな人におすすめ＞

• 駆除する際に使用する薬剤は相談したい
• 家の資産価値を落とさないように作業してほしい
• 高い技術や知識をもっているスタッフに依頼したい
• 日本有害鳥獣駆除・防除管理協会基準の施行を受けたい
• 初めて害獣駆除を依頼する

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害獣BUZZ

害獣BUZZは、イタチ、ハクビシン、ネズミ、アライグマなどの幅広い害獣の駆除に対応してくれます。そのため、万が一、調査した結果イタチの他にも害獣がいたという場合でも駆除の依頼ができます。また、害獣が出没しや箇所の清掃や消毒をしてもらえるので清潔に保てます。また、リフォーム工事も依頼できるので、イタチのフンで腐敗してしまった屋根裏やシミができた天井なども相談にのってくれます。

ホームページで実績や駆除した際の画像とテキストでわかりやすく紹介しており、依頼する前からどんな駆除業者なのかイメージすることができます。また、駆除の際に中間業者を入れず、自社で一貫して行っているので、価格が抑えられています。

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• 駆除だけでなく、清掃や消毒まで全て任せたい
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ハウスプロテクト

ハウスプロテクトは、イタチの徹底駆除と再発防止対策に特化した駆除業者です。イタチが侵入する経路を探し、塞いでくれるので、イタチが屋根裏や床下に住み着いて困っている方におすすめめです。また、アフターサポートも充実しており、10年間の保証期間が設けらています。この期間であれば、費用がかからず点検や補習作業をしてもらえるので、駆除が終わった後も無料でサポートを受けたい人におすすめです。ただし、保証期は駆除内容によって変動するので、あらかじめ何年間保証されるか問い合わせておきましょう。

また、ハウスプロテクトは、誇大広告を一切行わず過度に安すぎる金額で駆除をひきうけません。追加料金やマージンもないため、シンプルでわかりやすい料金形態です。

＜こんな人におすすめ＞

• 駆除だけでなく、イタチの侵入経路を全て見つけて塞いでほしい
• イタチの被害を受けた家の修繕も依頼したい
• 保証期間が長い業者を探している
• アフターサポートを無償でやってもらいたい

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• 電話（0120-987-282）
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まとめ

今回は、イタチとその他の害獣のフンの特徴やフンの掃除方法を解説しました。イタチのフンは匂いがキツく、掃除しても匂いが取れないこともあります。また、テンやハクビシンなどフンの特徴が似ている害獣もいます。そのため、初心者が自分で対処しようとすると難しいケースも多いです。フンは悪臭がするだけでなく、放っておくと屋根裏が腐敗したり、天井にシミができます。判断に迷ったらイタチの駆除業者に依頼して駆除と掃除、消臭を依頼するのがおすすめです。